幸福偏執雑記帳

あざらしこと青波零也のメモ的なものです。

全年全月9日(時系列順)67件]

2021年7月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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笹垣五月については後で虚構作劇会としてまとめるけど雑多な設定メモをこちらに。
ちょこちょこ加筆していって、後でぎゅっと圧縮する予定。

▼笹垣五月(ささがき・いつき)
病で声を失った若き舞台俳優。年齢は多分30前後。
声を失ってから芸能界を退いて腐っていたが、何だかよくわからない異世界で色々あって、ちょっと元気と勇気が出た。
今は声が出なくてもできることはあるはずだ、と再び舞台に立とうと足掻いている真っ最中。
演技にはストイックだがそれ以外のことにはあまり頓着しない。理想の芝居のために色々と削り落としすぎてしまったっぽい。
普段は携えている電気式人工咽頭で喋る。

五月、経歴はぼんやりしてるんだけど、そもそも役者として有名になったきっかけは、仮面ライダー的な特撮のいわゆる2号ライダー役だったという謎の設定があり、そのあとは本格的に舞台に活躍の場所を移したというおはなし。
役柄としては主役よりもその脇を固める役柄が多い印象。
舞台でやっと安定して仕事ができるようになってきたころに病気で声を失ってしまって、芸能界を一度は去り、そして色々あって再び戻ってきた感じ。

性格……性格……???(桟敷城を読み返しながら)
頭の中ではよく喋ってるしどちらかというとツッコミ気質だと思うんだけど、実際にツッコミに移す勇気はないかもしれない。
元々素はシャイというか、あまり自分を表に出すのが得意ではないところはある。
ただ、気を許した相手を前にすると突然大胆になったりするのでよくわからないんだよな……わからない……。
自分でもその突然の大胆さを制御できなくなったりして慌ててるので多分天然なんだと思う。
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IFTTTを使ってDiscordにてがろぐの更新情報を流すことに成功した。ありがとう偉大なる先人たちよ。
こういうガジェット使いこなせるようになりたいな~というのは心から思うところ!
もっとなんかいろいろ遊べるといいなあ。今はぜんぜん思いつかないけど……。
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●幕間:パロット発電

パロット:やっぱり、城の主であるササゴイ様がしゃべれねーってちょっと不便だよな? 
ササゴイ:『それなりに不便』
パロット:だよなー。紙に書く以外にいい方法ねーかなー?
ヒワ:あっ、パロットって、確か電気びりびりーってできなかったっけ?
パロット:おう、そのくらいなら朝飯前だぜ!
ササゴイ:(そんなトンチキ能力あるのか、という顔)
ヒワ:それで、ササゴイのスマホを充電したら、アプリ経由で読み上げできるんじゃない?
パロット:スマホ? アプリ? 何だそれ?
ササゴイ:(既に充電の切れたスマホを示す)
パロット:あー、その、ちっちゃい端末?
ササゴイ:(頷く)
パロット:よーし、俺様のパワーを見せちゃるぜ! よいしょー!

 電撃を受けて、ばちん、と音を立てるスマートフォン。
 続けて漂ってくる、焦げ臭い香り。

パロット:……………………。
ヒワ:…………………………。
ササゴイ:……………………。
パロット:ごめん。
ササゴイ:『素直でよろしい』
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#桟敷城ショウ・マスト・ゴー・オン!
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●Scene:04 ちぐはぐなエチュード

 あれから一週間が経った。
 桟敷城の公演に対して、僕の感想を一言で述べよう。
 
 とんだ学芸会だ。
 
 いや、うん、それを言葉にしないだけの理性も僕にはある。というか、声が出なくてよかったと本気で思っている。もし好きに喋れたなら、絶対に余計な口を挟んでいたと思うし、うちと姉妹提携を結んでいる少々浮世離れしたカフェの店主二人は果たして楽しんでくれただろうか、という心配ばかりが頭をよぎって仕方ない。
 ヒワはやたらと元気がいいだけで台詞はほとんど棒読み。というより、台詞を覚えているだけでいっぱいいっぱいなのかもしれない。パロットはやたら歌は上手いし声もよく通るが、台詞なんて全く覚えてないし、覚えてないのだから台本通りには動かない。だからただでさえオーバーフロー気味のヒワが、頭が真っ白になって舞台の上で立ちつくすことも多々ある。
 そんなわけで、素人の、練習不足にもほどがある学芸会だという感想しか出てこない。
 そんな僕の不機嫌に、ヒワはとっくのとうに気づいていたらしい。勇者相手の公演の幕が下りた後、舞台袖で彼女を迎えた僕に歩み寄ってきて、こう言ったのだ。
「その、えっと、やっぱり、下手だよな。ごめん、ササゴイ」
 普段は明るく煌く瞳も、張りのある声も重たく沈んでいて、僕の顔色を伺っているらしいことはすぐにわかった。ヒワ自身も自分の演技が見られたものではないということは自覚しているのだ。自覚しながら、それでも胸を張って舞台の上に立とうとする彼女に――率直な感想なんて、言えるわけないだろう。
 それに、一度公演が始まってしまえば、不思議な「影」の演者たちを引き連れて立ち回るヒワとパロットを桟敷の上から眺めているだけの僕に口を挟む権利などない。舞台は、あくまでそこに立つ演者たちのものだ。僕のものではない。
 だから、どれだけ下手くそな、学芸会の延長線でしかない舞台であろうとも、僕は何も言わない。言ってはいけないし、口を挟みたいという気持ちの一方で「言いたくない」とも思う。
 そうだ、ヒワたちの好きにやらせておけばいいのだ。僕は桟敷城の魔王であり、一応この劇団――ヒワ曰く『黄昏劇団』の「座長」らしいが、あくまで裏方に徹していればいい。桟敷城を本当の意味で潰さないように頭を使えば、それで十分。舞台のことは、全部ヒワに任せておけばいい。脚本を握ってるのだって、ヒワなのだから。
 ヒワは、明らかに落ち込んだ、そして僅かにおびえた様子で僕を見上げて続ける。
「あの、その……、お、怒ってるか?」
 ……どうも、ヒワは舞台の上でこそ堂々と振舞ってみせるが、一度舞台を降りてしまうと意外と人見知りする性質であるし、実は人と喋るのもあまり得意ではないのかもしれない。言葉遣いこそ偉そうな雰囲気ではあるが、これは「お姫様」という役柄を通した虚勢なのかもしれない。彼女なりの、精一杯の。
 ヒワの言葉に対し、僕は、ゆっくりと首を横に振る。
 そうだ、別に怒っているわけじゃない。ただただ、もどかしいだけだ。
 舞台に立つヒワとパロットを見ているのが。それでいて、ヒワたちのために未だ何をする気にもなれずにいる僕自身が。
 まあ、何をする必要もないのだ。僕は単に巻き込まれて、勝手に「魔王」という役割を振られているだけで、ヒワのために何かをしてやる義理もない……、はずだ。
 はず、というのは、この城で目を覚ましてから、ヒワと言葉を交わしてから、ずっと何かが胸に引っかかり続けているからなのだが、それが何なのかわからない以上は考えても仕方ない。きっといつか、思い出す時が来るかもしれないし、来ないかもしれない。その程度の話。
 ヒワはきょときょとと落ち着きなく視線を彷徨わせながら、僕にもう一度問いかける。
「怒ってない? 本当か?」
 本当だよ、と頷く。そんなところで嘘をつく理由がない。
「……でも、さ、ササゴイは不機嫌そうだ」
 不機嫌なのはどうしようもなく、僕の問題だ。ヒワの問題じゃない。そう言ってしまえれば楽なのに、僕にその言葉をかける声は、ない。
 代わりに、持っていたスケッチブックに文字を書き記す。
『大丈夫。ヒワは頑張ってる』
 頑張ってる。それだけではどうしようもないのだけれども。頑張るだけでどうにかなると言い切れるなら、僕らの世界はとっくに平和になっている。きっと、僕自身だってもう少しいい方向に向かっていけたはずだ。
 そして、ヒワも馬鹿じゃないから、こんなありきたりな言葉に誤魔化されてくれやしない。うつむいて、ぽつりと落とされた声が、
「……頑張っても、どうしようもないことだって、あるよ」
 いやに、僕の耳に響いた。
「空回り、してるのがわかるんだ。あたしの脚本だって、面白いかどうかわからない。ほんとは、何をしていいのかも、どうすればいいのかも、わかんない」
 わかんないよ、と。ヒワはもう一度繰り返す。
 それに対し、僕は何も「言え」なくなる。
 そんな風に思っているなんて、思いもしなかったんだ。ヒワには、全て、とは言わなくとも、少なくとも桟敷城と学芸会じみた劇の行方はわかってて、舞台の上に立っているのだとばかり思っていた。
 けれど、今、この場でぽつぽつと落とされた言葉が、僕を誤魔化すための嘘や方便とも思えなかった。
 ヒワはどうして舞台に立っている? そもそもこの「桟敷城」は何なんだ? 今まで後回しにしてきた疑問が、頭をちらつく。
 支離滅裂なのは夢の中だから。そう己に言い聞かせながら、ヒワのこの言葉も僕の頭が生み出した戯言なのかと思うと、すぐには首を縦に振れない僕がいる。
 わからない。わからないのは僕も同じというか、ヒワ以上であるはずだというのに。ヒワの「わかんない」という言葉が酷く頭の中をかき乱す。
「ササゴイ」
 ササゴイ。本当の名ではないのだけれど、いやにしっくり来る――どこかで僕をそう呼んだ誰かがいたかのような――僕の名前。
 見れば、ヒワが顔を上げて僕を見ている。どうしようもなく冴えない顔をしているだろう、僕を。
「あたし、その、ササゴイにも、舞台に立ってほしいんだ。そうしたら、きっと、何かが……、わかる、気がして」
 舞台に。僕が。
 舞台袖から、スポットライトを浴びる安っぽい舞台がちらりと見える。そこに立つ僕自身を思い描く。思い描くことはそう難しくない。けれど。けれど。
 震えだしそうな手を押さえ込んで、唇を噛み締めて。僕は、スケッチブックにかろうじて文字を書き記す。
『私には無理だ』
 その言葉を見たヒワは、「そうだよね。ごめん」と言ってほんの少しだけ笑ってみせる。このやり取りも、初めてじゃない。ただ、引きつるような笑みを浮かべるヒワを見るのは、ぐだぐだな学芸会を見せつけられるよりも、ずっと、ずっと、嫌な気分になる。
 ヒワのことが嫌なのではない。――僕が。僕のことが、嫌になるのだ。
 それがどうしてもたまらなくて、僕はほとんど無意識に、『でも』と続きをスケッチブックに書き記していた。
『練習なら付き合う。練習は、大事だ』
 そう書いた瞬間、あれだけ落ち込んだ顔をしていたヒワがぱっと顔を輝かせて、ふわり、と僕に飛びついてきた。
「ありがとう、ササゴイ!」
 その腕の柔らかさが、かかる体重の軽さが、こうして確かに触れているはずなのに酷く遠く感じる。それは、彼女が常にそのちいさな羽で浮かんでいるからだろうか。それとも……、それとも?
 ――ヒワ。
 声にならない声で、僕の肩に手を回す彼女の名を呼ぶ。
 彼女に触れるたびに、僕の胸のどこかに、何かが燻るのを感じる。言葉を交わすたびに、燻りは深く深く僕の内で広がっていく。
 こんなもの、夢なんだから、早く覚めて欲しい。
 僕は、ちぐはぐな即興劇(エチュード)を、いつまで続けていなきゃならないんだ?
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#桟敷城ショウ・マスト・ゴー・オン!
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●Scene:05 或る戦闘機乗りの生涯

「ササゴイー! これどこに運べばいいー?」
 マーケットから購入してきた資材を運ぶパロットの声に、僕は手の動きだけで指示を飛ばす。最初の数日こそお互いの意思疎通もおぼつかなかったのが、意外や意外、この鳥頭は僕の意図をすぐに飲み込んでくれるようになった。
 どうやらこの男、「もの」を覚えるのは苦手だが、人の意図というか、空気を読むのは得意らしい。空気を読んだ上でそれに合わせた動きをしてくれるかどうかは別として。
『お疲れ様』
 舞台から降りてきたパロットに、あらかじめ用意しておいた麦茶を渡す。この前冷蔵庫を仕入れたから――どういう仕組みで冷えているのかは考えないことにしている。どうせ夢だし――姉妹提携しているカフェからの差し入れも含め、食生活は随分と充実してきている。
 特によく冷えた麦茶はパロットのお気に入りらしく、毎日がぶがぶ飲んでいる。まあ、紅茶もコーヒーもがぶがぶ飲むので、もしかすると味がわかってないのかもしれない――という疑念はそっと横に置いて、美味しそうに麦茶を飲み干したパロットが盆にコップを戻すのを見やる。
「んー、ササゴイもお疲れ。結構動いたもんな、大丈夫か?」
 大丈夫。そう頷いて返す。真面目に二人の練習に付き合うようになった初日は、オーバーワーク気味でふらふらしていたが、一週間もすれば慣れる。一方で、体力の衰えは取り戻していかないといけないと真面目に思うが。
 そんなことを考えていると、不意に視界に何か黄色いものが舞いおりてきた。それがヒワだと気づくまでに、数秒ほど必要だった。今日も黄色い髪を結い、黄色い羽をぱたぱたさせているお姫様は、琥珀色の目をきらきらさせて言う。
「麦茶! あたしにも麦茶ちょーだい!」
 はいはい、と、もう一つ用意しておいた――本当は僕が飲む予定だったコップに麦茶を注いでやる。ヒワは満面の笑みを浮かべてコップを受け取ると、ちびちびと飲み始めた。うん、ヒワが嬉しそうなところを見るのは悪くない。練習ではちょっときついことを言ってしょげさせてしまうことも多いから、尚更。
「あー、仕事の後の一杯はしみるなぁー」
 そのお姫様のなりでおっさんみたいな台詞を言うのは止めていただきたい。
 ヒワは劇場内を飛べるという利点を生かして、桟敷城の照明を弄っていた。本当は影の劇団員に頼めばいい仕事ではあるのだが、僕やパロットが色々と作業をしている中で、自分だけ何もしていない、というのも落ち着かないらしかった。
 まあ、舞台の上で三人で座り込んで茶を喫するのも悪くない。何だかんだ、朝食と練習の時以外はてんでばらばらに動いていることが多かったから、こうして三人で一緒に息をつく瞬間は、意外と貴重だった。
「あ、そうだ。パロット」
「あ?」
「前にも聞いたけど、ちゃんと答えてくれてなかったよな? パロットがここにいる理由」
「あれ、答えてなかったっけか?」
 ヒワの問いかけに、パロットはぐーっと首をかしげてみせる。派手な頭も相まって、その挙動は本当に鳥のようにも見える。
「つっても、特に深い理由はねーよ? ふらふらーっと世界を渡ってたら、何か面白そうなとこ見かけて飛び込んだだけ! そしたら、何か人手が足りなさそうだしー? ってそのままお邪魔してる!」
 世界を渡る。そういえば、この世界の住人は、元よりこの場にいた者もいるにはいるが、どちらかというと「他の世界からやってきた」住人が多いように見える。かく言う僕も周りからはそう見えているだろうし、この世界の仕組みをよく知らないというヒワもそうなんだと思う。
「自由に世界を渡れるんだ?」
「そうだぜ! 何せ俺様ハイスペック幽霊だからな!」
「……幽霊?」
 幽霊。そういえば、他の魔王たちとの話でも、ちょこちょこそんなことを言っていた気がする。
 だが、パロットはどこからどう見ても生身の人間だ。足はあるし、今まさにそうしていたように、ものを運ぶこともすれば、人並み以上に飲み食いする。人より少し肌の色が薄いのは気になるが、それ以外に人間とかけ離れたところはない。というか、他の魔王の方がよっぽど人間離れしている。
「電霊、っつーのが正しいのかな? 電気の信号でできてる幽霊。で、色んな世界を旅してる。つっても、ここじゃ他の連中と変わらないな? 何か、行く世界によって実体作れたり作れなかったりすんだよな、なんでだろ」
 パロット自身、自分のことをよくわかっていない、ということだけはよくわかった。
 ただ、幽霊であることだけはパロットの認識では確実なことであるらしい。ぽん、と手を打って、こう付け加えたから。
「ま、どうにせよ、俺様は一度死んでるからな!」
「死んでるんだ……?」
「そう! 空から落っこちて死んじまったんだ。俺様、戦闘機乗りだったからさ」
 死んだ話をしているにもかかわらず、パロットはにっと白い歯を見せて笑ってみせる。
 ただ、そうか、戦闘機乗り。軍人だか傭兵だか、立場こそわからないが「そういう訓練を受けた人間」ってことか。それなら、このマッチョ具合もわからなくはない。どうやら、僕とはありとあらゆる意味で住む世界の違う人間、というか幽霊らしい。
 そして、ヒワは幽霊だというパロットに怯えるようなことはなく、それどころかいつもきらきらしている目をさらに輝かせて食いついていく。
「戦闘機乗りなんだ! ねえ、生前どんなことしてたの? っていうか死ぬときってどんな感じだったの?」
「あー、死んだときのことはよく覚えてねーんだ。っつーか生前のことはほとんど忘れちまってる。何か、幽霊ってそういうもんらしくてな。だから、俺様の話は全部、後から聞きかじった話になっちまうんだけど」
「それでもいいぞ、聞かせて聞かせて!」
 食いついていくなー、ヒワ。ヒワは人見知りする性質のようだから、もしかすると、本当はもっと色んな人の話を聞いてみたくて、やっと、僕やパロットにそういう面を見せられるようになった、のかもしれない。
 パロットは少しだけ身を動かして、姿勢を正して。それから、よく響く声で語り始める。
「俺様が生まれたのは、ここからずっとずっと遠い世界。全てが霧で出来てる世界だった。っても、覚えてることといえば、見上げた空が真っ白で、でもそれが『本当の空』じゃねーってことだけだった」
「本当の空じゃない?」
「本当の空は青いんだって、不思議と俺様は信じてた。俺様にそう教えてくれた友達がいた。で、本当の空を見るために、俺様と友達は一緒に戦闘機乗りになった。いつか、空を覆う白い天井を飛び越えて、その向こうを見るために」
 ――けれど、その前に、落ちて死んじまった。
 そう言ったパロットは、けれど、楽しげに笑っていた。
「死んじまった俺様は、相当無念だったんだろうなー。無念の中身も忘れるくらい長い間、めちゃくちゃしつこくその世界に幽霊として留まってたんだけど、俺様が幽霊になってるって気づいてくれた友達が、消えそうになってた俺様に今の器を与えてくれて――青い空を、見せてくれたってわけ」
「その友達は?」
「今も遠くで元気にしてるぜ? たまに遊びに行って、色んな話をするのが楽しみなんだ」
 けらけら笑ったパロットは、それから、ふ、と頭上を見上げる。ぎらぎらと舞台を照らすライトは、パロットの横顔も明るく照らし出す。本当に、その横顔は、幽霊とは思えないほどに生き生きとして。
 それでいて、確かに、人間とは異なる「何か」であることを、感じさせる。
「生きてる間に青い空を見られなかったのは残念だけど、まあ、そりゃ仕方ねーんだ。戦闘機乗りっつーのはそういうもんだ。だから、その代わりに、今の俺様は色んな世界を見て回ろうって決めてる。生きてた間の俺様が出来なかった分、知らない世界の空の色を見るために旅をしてるんだ」
 パロットの表情に陰影はほとんど見えない。死を経験していながら、この男はどこまでも、どこまでも、それこそ太陽のように笑ってる。
「この世界も面白いよな、ダンジョンなのに雨は降るし風も吹く! 色んな魔王の城があって、みんな違う色の空を持ってる!」
 空の色。それは――パロットにとっては単に「頭上に広がるもの」を意味するのではなくて、その世界そのものの色を意味しているのだと、何となくわかる。ヒワも、「ほう」と息をついて、どこか感心したようにパロットを見やる。
「パロットって、意外と詩人だよな」
「おうよ、何せ俺様は吟遊詩人だからな!」
 ふふーん、とパロットは鼻歌を歌う。やたらと上手い鼻歌を。
 僕とヒワは、そんなパロットを前に、顔を見合わせて……、それから、少しだけ笑った。
 まあ、パロットというのはそういう奴だ。悪い奴じゃないと、思っている。
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#桟敷城ショウ・マスト・ゴー・オン!
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●Scene:06 迷子の白鴉

「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい! 桟敷城の公演、はっじまるぜー!」
 今日もパロットの声が高らかに響く。
 僕ら桟敷城の面々が売るのは、物体としての商品ではなく舞台上の「公演」だ。もちろん、それに付随してものを売ることもあるが、何せ、舞台とその客席という、劇場の形をした城なのだから当然目玉は公演になる。
 何故、この城が他のほとんどの魔王の「ものを売るための」城と違ってこんな形状なのかは知らない。桟敷城の魔王である僕自身が何一つとしてこの城のことを理解できていない。何かを知るらしいヒワも未だ口を閉ざしたまま、よくわからない「魔王」と「姫」の劇だけが進んでいる。
 とはいえ、元よりこれは僕の夢の中、わけのわからない世界の、わけのわからない日々の出来事なのだ。理解よりも先に慣れが来て、僕は今日も朝にはヒワとパロットの練習を見て、昼にはパロットの声に合わせて舞台のチラシを配るという「普段通り」の日を送ろうとしていた――、が。
 突然、パロットが呼び込みの声を止めて、不意にある一点を凝視した。
「あ、」
 パロットの視線の先に立っていたその何者かが、「勇者」でなく、僕と同じ「魔王」でもないらしい、ということはすぐにわかった。
 それにしても、パロットもそれなりに大きいが、パロットが見つめる男はもっと大きかった。大きい、というよりは「ひょろ長い」と言った方が正しいか。背丈があるのに加えてやたらと手足の長い、どこか人間離れした体つきをした、ハンチング帽を目深に被った男だった。
 そんな、桟敷城には珍しい純粋な「お客様」は、片手に荷物を抱え、片手の杖と靴をかつかつ鳴らして、「あ」の形に口を開いたまま硬直しているパロットに近寄ってきたかと思うと――手にした杖を足元に投げ捨て、無造作に、その胸ぐらを掴んでぐいと引き寄せたのだった。
「パロット」
 男の薄い唇から放たれた声は押し殺されてはいるが、それでも、パロットから少し離れていた僕の耳に届く程度にはよく響いた。
 男の顔は、パロットの陰になって僕からはよく見えないが、
「ボクはね? 地図だけ渡されたって、読めないんだよ? わかる?」
 ――苛立ってるんだろうな、ってことくらいは、声音から明らかだった。
 どうやら、パロットとこの男は知り合いらしい。パロットは胸ぐらを掴まれながら、特に抵抗する様子もなく、ただ「あっ」と間抜けな声をあげる。
「悪い、忘れてた!」
 その、あまりにもあっけらかんとした答えに、男は鼻白んだに違いない。一拍置いて、パロットの胸を掴む手を緩めた。
「……君はそういう奴だよね。うん、わかっていた。わかっていたとも」
 ああ、何か、既視感がある。これは、僕が常々パロットに抱いている感想だ。そう、パロットの鳥頭は「そういうもの」としか言えないし、諦めるしかないのだ。怒るだけ無駄、と言い換えてもいい。
 パロットから手を離した知らない男は、杖を拾い上げてから、つい、とこちらを向く。よくよく見れば、帽子の鍔の下にはサングラスまでかけていて、胡散臭いことこの上ない。
「パロット、そちらの方は?」
「この城の魔王のササゴイ!」
「魔王のミスター・ササゴイ……。魔王って、この世界においては『城主』ということだよね。ご挨拶させていただかないと」
 僕の前に歩み寄ってきた男は――近くで見ると、更にでかかった。僕と頭一つくらい違うんじゃなかろうか。パロットとはまた違う凄みにすくみ上がる僕の前で、男は、どこか芝居がかった所作で杖を己の正面に立て、よくできた動きで一礼した。
「初めまして、『桟敷城』の城主ササゴイ。同郷のパロットの招待を受けて参りました、コルヴス・コラクスと申します」
 招待云々とか全く聞いてないんだが、それでも、正面からやってきて挨拶をしてくれるだけでも、窓から飛び込んできたというパロットとは雲泥の差だ。
「パロットがお世話になっております。うるさくてお困りでしょう、ミスター? こちらの花は、先ほど立ち寄ったお店で包んでいただいたものです。もしお気に召しましたら、どこかに飾っていただけるときっと花も喜ぶと思います。あと、こちらのお茶菓子もどうぞ、皆様のお口に合えばよいのですが」
 うん、胡散臭いなんて思って悪かった、この男はひとまず真っ当だ。
 最低限、人を突然魔王呼ばわりした挙句誘拐犯に仕立て上げるお姫様とか、話が通じてるように見せかけて三歩で忘れる鸚鵡以上の鳥頭、それに勝手に城を荒らしていく根本的に話の通じない勇者どもより、よっぽどマシだ。
 花束と、袋に入った茶菓子を受け取って、それから慌てて頭を下げる。ただ、頭を下げただけでこちらの意図が伝わっているかどうかは定かではなかったし、パロットから招待されたとはいえ、本当にここまで足を運んで、かつ差し入れまで用意してくた「お客様」にはきちんとお礼を言うべきだろう。
 ひとまずパロットに貰ったものを預けて、いつも携えているメモ帳を取り出す。そういえばペンは何処にしまったんだったか。
「……? パロット、彼は何を?」
「ああ、ササゴイは喋れねーんだ……、あっ」
 そっか、これめんどくせーな、とパロットがぶつぶつ呟く。ポケットからやっとペンを探り当てながら、何が面倒くさいんだ、と思っていると。
「ん? 誰か来てる?」
 桟敷城の外では俄然人見知りのヒワが、ひょこりと入り口から顔を覗かせる。パロットが荷物を両手に抱えたまま、ヒワに笑いかけてみせる。
「おう、前に言っただろ、俺様の友達も招待したって」
「あたしは聞いてないぞ」
「あれ、言ってなかったっけ? もしかしたら言い忘れてたかも」
 さすがパロット、自分の言葉に全く責任を取れない男。こいつ、既に死んでるらしいけど、生前もよっぽどはた迷惑な奴だったに違いない。横のコルヴスとかいうお兄さんがとても迷惑そうな顔をしているから、多分大体僕の想像は間違っていないと思う。
 ヒワはパロットより背の高いコルヴスに一瞬気圧されたようだったが、それでも何とか胸を張って、コルヴスを見上げる。
「は、初めましてっ。あたしはヒワ。よろしく!」
「ヒワ。かわいらしいお名前ですね。ボクはコルヴス・コラクスと申します。よろしくお願いしますね、レディ」
 気障な台詞をさらっと言えてしまう――しかも舞台の上ではなくごくごく一般的なシチュエーションで――のは、この男の特徴なのだろうか。微かな違和感を覚えつつも、実行に移す胆力には正直感服する。
「コルヴス……、えーっと、確かラテン語かなんかで鴉、だっけか?」
 ヒワは妙に言葉を知っているところがある。そして、どうやらその知識は間違ってはいなかったようで、男は口元の笑みを深めて、胸元に手を当てる。
「ええ、よくご存知ですね。コルヴス・コラクスはワタリガラスの学名です。ボクらの故郷ではレイヴンと称されますね」
 ワタリガラス、と言われてもぴんとこない。とはいえ、ワタリガラスを見たことはなくとも、流石に鴉がどんな鳥かはわかる。全身真っ黒のアレだ。
 わかるからこそ、違和感しかない。
 目の前に立つ男は――肌の色から帽子から覗く髪の色まで白いのだ。服装も別段黒尽くめというわけではなく、ぴしっとアイロンのかかった白いシャツにベストを羽織り、サスペンダーで少し古い型のスラックスを吊るしている。暑かろうが寒かろうがクソ筆文字Tシャツにハーフパンツのパロットとは服のセンスから何からまるで違う。本当に友達なのか、君ら。
 ヒワも僕と同じ感想を抱いたのだろう。小首をかしげて言う。
「鴉には見えないな?」
「よく言われます」
 まあ、あまり気にせず、とコルヴスは穏やかに笑う。パロットとはまた違う意味で表情豊かな男だと思う。どこか「作り物じみている」とも思うのだけれど。
 そんなことを思いながら、メモ帳に僕なりの感謝の言葉を書き記す。
『来てくれてありがとう、コルヴス。花束もお菓子も嬉しい。どうか、楽しんでいってほしい』
 そして、その紙をコルヴスに渡そうとして――今更ながらに、気づいた。
 ほとんど気にならないレベルではあるが、時折手指が空をかくような動きをすること、「地図が読めなかった」という言葉と、パロットの「面倒くさい」という感想。それに、片手に握った杖。
 ――この男は。
「……もしかして、コルヴス、目が悪いのか?」
「ええ、両目共に盲でして」
 さらりと、コルヴスは言い切った。
「ですから、お渡しした花の色も種類もわからなくて、お恥ずかしいことです。それに」
 と、コルヴスの顔が――実際にはそのサングラスの下の眼は、僕の姿を見てはいないのだろうが――こちらに向けられる。
「こればかりはパロットの言うとおり、ミスターにはご面倒をおかけすることになってしまいますね」
 そうだ。
 僕の「言葉」は、コルヴスには届かない。
 当然のことだ。あくまで、お互いに少しだけ不便なだけに過ぎない。
 けれど、僕は、体がぶるりと震えるのを抑えられなかった。今まで目を背けてきた「何か」が、一人の男の形を借りてやってきたような、気がして。
 思わず立ちすくむ僕の手から、ヒワがメモを奪い取る。そして、コルヴスを見上げて声を上げる。
「ササゴイが、ありがとうってさ! お花もお茶菓子も嬉しいって。劇も、見えないところは仕方ないとしても、楽しんでってほしいな」
「ええ。楽しみにしておりますね」
 にこりと微笑んだコルヴスは、僕に向かって大きな手を差し出す。
「改めまして。よろしくお願いします、ミスター・ササゴイ?」
 頷きを返して、恐る恐る掴んだ手は――、妙に、冷たかった。
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#桟敷城ショウ・マスト・ゴー・オン!

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アンナチュラル感想:7話(初見)。
つら……つらすぎて上手く感想が書けそうにないよ……。
なんというか、これに関してはなんとも言えないというか、どれだけ言ってもどうにもならない(本当に告発したかったひとには届かないであろう)というところがね……。でもどこまでもそれは……罪なんだよ……。
なんで罪として裁かれないのかなあ。いじめ、なんて言葉で称されてるそれは侮辱罪であり暴行罪なのに。ただしく裁いて、そして、正して未来に向けられるようにならないのかなあ。
被害者はもちろん憂いのない未来を得るべきだし、加害者だってまた正しく教育を受けて未来に向けて正されるべき、なのではないかな……と思うよ……。その機会すら与えられないってのが、本当につらい。
それはそれとして中堂さんのあれこれにめちゃめちゃ笑った。未だかつてなく機敏に動く中堂さん。クソって言ったことに対してすみませんって言わされちゃう中堂さん。かわいいね。
かわいいし、ラストね……。ラスト……三澄さんに協力を要請した中堂さんの心境の変化。
なんというか、白井くんと対面して、中堂さんにもめちゃくちゃ思うことがあったんだろうなと……思う。殺すこと、殺されることにそういう哲学を持っている危うい心理のひとだけど、中堂さんという人自身は、実際には白井くんに対して投げかけたような言葉を思う人なんだなっていう……ね……。あれがただその場を切り抜けるための方便だったとは、やっぱり、思えないわけでね。
いやほんと今回の中堂さんめちゃめちゃ癒しだよ……。随分態度も軟化したというか、あのメンバーの空気に溶け込めるようになってる中堂さんとてもよかった。ありがとう中堂さん。畳む

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12時間寝たら少し元気になったので、やはり睡眠が足りていなかった。
睡眠時間は大事。あざらし覚えました。
お酒ほどほどにして今日も早めに寝ようと思う。
今週も平日はあと一日、これが終わればセッションよ!
たのしみだなあ~!!
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早めに寝ると言ったな、あれは嘘だ。

というわけで錆戦次回の日記を4000文字近く書いたからあざらしはえらーい。
文章はグダグダだけどまあいいや。
まあ、本更新は明日なので更新内容によってはまるまる書き換える可能性も無きにしもあらずだけれども!
文章を書くのはやっぱり楽しい。
書けなくなっちゃってぐぬぬぬしてるけど、アイデアが出ないだけで書きたいという気持ちはあるんだよなあ!
そんなわけでしばらくは錆戦のことを考えて生きていくと思う。たのしい。
そんなわけで今度こそほんとに寝るぜ寝るぜ。おやすみなさーい!

2021年10月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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本日分のリングフィットアドベンチャー終了!!

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運動負荷は10。
今日は朝、昼、夜と三回に分けてやって、ワールド5を踏破し一気にワールド6のドラゴ戦前まで。レベルは52。
心拍数は結構幅があったな……130くらいから160くらいの回もあった。

ワールド6の特徴として、とにかくバトルがメインなんだね!
なので全然走行距離が稼げていないんだけれどもバトルでかなり動いた気分……。
今のところ攻撃力が高いのが腰とヨガなのでそっちに偏りがちではあるのだけど。
この調子でドラゴ戦も行ければよいのだけどどうかな~今のところレベルは余裕ありそうだけれども。

バトルジムがかなり経験値稼げるので通おうかな~。
あと、昨日から、ながらモードも導入されて暇な時間にリングコンをもにもにしている。
500回って普通に押してると案外すぐなので、バンザイプッシュとかにしておいた方がいいのかもしれない。
バンザイプッシュ、最初はともかく、ずっと続けていると俄然厳しくなってくるので……。

今のところ筋力がついたり痩せたりっていう自覚はあんまりないのだけど、そういえば本を読んでてあんまり体が疲れなくなってるので、もしかすると少しだけ筋力がついてきた……のかもしれない。
それはつまり、本を同じ姿勢で読み続けるだけの筋力も失っていたということなのだけれど……。
せめて人並みの筋力は欲しいところ。ゆるゆるがんばっていくぞー!

2021年12月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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ね むい
ねむいよ~ねむねむだよ~!
おつとめしないといけないので、眠くても頑張らねばならぬ。頑張らねばならぬのじゃ。

とりあえずコミティアには申し込んだし、印刷所の予約もしたので、出られるといいな~。
イベント出られなくても本は作るつもりなのですが、イベントがあると俄然やる気が出るからな~!
イベントのために生きていた感覚を取り戻していきたくはあるな。
もちろん無理は利かないのでそんなにガンガン動くことはできないけど……。
昔のように徹夜して入稿〆切ぎりぎりで書き上げたりはできないな~。
ひと、真似してはいけない。
その日飲んだレッドブルで眠気は吹っ飛んだけど心臓がやばい感じにばくばくし出したのは忘れない……(以来レッドブルは怖くて飲めていない)。

ともあれ新刊は無名夜行のべるばーまとめ本の予定。タイトルまじめに考えなきゃな……。
表紙のデザインがぜんぜん決まらないので困っているのであるな~。なんかよい案が浮かべばよいのだけど。

2022年1月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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『ばいばい、アース』、読み返す元気は全くないけど、なんかすごくあの世界は好きだったなあ……。というのを深夜のついったーで思い出していた。
いや、ぶっちゃけていうと話の筋は何一つ覚えてない。あざらしの記憶力は完全にダメなんだ。
世界設定のあらましをおぼろげに覚えている程度~!
ただオズの能力名が「ノーウェア」の名を冠してるのはこの話が遠因なのだよなあ!
今読んだらもうちょっとわかるのかな~と思うのだけど、とにかく長い話だからパワーがいるのだ。
しばらくはおすすめされた短編集を読んで読書パワーをためる所存である。
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レイ・ブラッドベリ『太陽の黄金の林檎』
https://www.hayakawa-online.co.jp/produc...

読んだ手ごたえを忘れないうちに記すことにする。
こうやって書いておくと、少しは記憶の摩耗が抑えられる気がするから……。
読み進めたら随時追記していきたい。途中で挫折するかもしれないけど。


▼霧笛 The Fog Horn
これはタイトルだけは知ってた! こういう話だったんだ~。
状況としてははちゃめちゃなことになってしまうんだけど、すごいもの寂しい感じがするのだな……。
霧笛の音色に寄る辺を求めて現れる、海底で孤独であった古い生き物、という構造がすごく素敵で。
それを語るマックダンの語り口もまたいいんだよな~。彼、めちゃめちゃロマンチストなのでは?
最後の一文「ぼくは身動きもせず、言うべきことばを知らなかった。」がすごく余韻を残すなあと思う。

▼歩行者 The Pedestrian
……なに??? え????(何が起こったのかわからない顔)
ただ、家々の間を歩いていく時の表現がとても好きだなと思った。
ミード氏が家々に向かって囁きかける言葉とか、彼など構わず佇んでいる家々の雰囲気とか。
最後に「!?」ってなるんだけど、自分が読み飛ばしているのか元よりこういう感じの話なのかが……わからぬ……。
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よし、新刊向けの作業……あとは……あとがきだけとなった……!!
(表紙はページ数が決まったので突貫で作った)
これが終われば色んな事に手を伸ばせる気がするので、早めにがんばるぞー! おー!!
いやでも今日は書き下ろし書いて編集して表紙も作ったからかなり偉いよ。あざらしえらーい。

追記
あとがきも書いた! ので、あとは……推敲だけ!
これはまた日を置いてからやるべきなので~明日は別作業をするである……。

2022年3月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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何もしてないをプレイ中!
今抱えてるものをどうにかしたいと思いつつなかなかだなあ~。早く家に帰れるようになりたいけどおつとめがそれを許してくれない……。
最近文章書かなさすぎて書き方全然忘れてるし、自分で書いたもの全く読めなくなってるしでよくないコンディションであるな。心、癒していきたい。

2022年4月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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昨夜はスパルタ文芸部の~おはなしをした!
めーちゃめちゃ元気が出るのでありがたいな……十戸さんはとてもおはなしが上手だし、読み手としてどう見えたかをはっきりさせてくれるので本当にありがたい。書いてるとその辺全然わかんないから……。
検討会出られなかったり舵取り出られなかったりなかなか幽霊部員をしてるけど、せっかくのスパルタ部員なのでたくさん書いてびしばし鍛えてもらうぞ~!

でも今はいまさらの方の原稿をします。

2022年5月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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なんかコミティア明けからずっと具合が良くないのが続いてしまってるのだが、実は風邪気味なのでは?
その前から具合がよくなかったことは否定できないのだが、具合の悪さの質が変わったため……。
やだな~!! 早くよくなるといい……。
今日は風邪薬飲んで寝てみよかな。楽になるかもしれない。
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プロジェクトメンバー、実はほぼ全員「Xより若い」んだけど(異界散歩回でXが言ってた気がする)、なんかそのあたりの設定も、これから少し見せられるといいな~。
みんなXより若いとチームとしてかわいいな~若い研究員たちと実験台おじさん……とかぼんやり思ってたんだけど、今までその理由についてまともに考えてなかったため……。
「私」とサブリーダーが同門で、サブリーダーの方が兄弟子という設定とか、絶対本編に詳しく書かれない設定がちまちま生まれつつある。
まだ決めてないこと、いっぱいある……。

今のところ書かないと決めてるから書かないとは思うんだけど、Xの視点から見た研究員たちの話、気になりはするんだよな~。
Xは最初に「私」からプロジェクトの概要しか聞かされてないため、全然彼らの背景については知らないのだね。
ただ、きっとスタッフたち同士の話を耳に入れながらぼんやりと全体像を掴みつつあるような……感じ……。

#無名夜行
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やっぱ風邪引いてる感じするので今日は寝るぞ寝るぞ~!
めちゃくちゃ寒かったけど、おいしいラーメン食べたから体あったまったし……このままいい感じに元気になれるとよいな。

2022年6月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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ちょっと香水扱ってるサイトぐるぐる回って診断したり説明読んだりして、気になって仕入れてみた香水!
オーデコロン ポプリ | サンタ・マリア・ノヴェッラ
https://jp.smnovella.com/collections/fra...

これは……ハーバルといえばいいのだろうか?(あざらしは香りの判別が……つかない!)
ポプリというお名前からもうちょい甘い香りを想像してたんだけど、甘さよりもすうっとする感じが強い。
何だろうな……爽やかなんだけどお薬感があるというか……ちょっと漢方風味というか……。ハーブも薬草だもんな。
あざらしはこの香り好きかもしれないな!
もともとミントとかローズマリーとか、ハーブの中でも特にすっとする香りが好きなため。
レビュー見るとお香みたいな香り、というのがあったけど、なるほどな~。確かにそうなのかもしれない。
お香的な香り、結構、好きかもしれんということか……。

#香水
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お部屋のお片づけ開始した……!!
十中八九ストレスの症状なので、やばさも感じなくはないけど……でも片づけしたいという気持ち、あまりにも強いため……!!
手元のものが処分されて少し余裕ができたらお茶とか香水とかの収納を作りたい~。
もう絶対に使わないものとか、たくさんあるため。
とりあえず、片っ端から段ボールに突っ込んで処分方法を考えている。
なんか作業の気分になれないときにでもがんばろ~。

(22時半ごろ追記)
ひとまず廃棄するものを一通りまとめた!
お茶一式を置く場所、やっとできた~!!!
今までルピシアの福袋箱を無理やり既に積み上がってる荷物の上に乗せて、ことあるごとに斜めにずり落ちてるような状態だったから……。
およふくも整理したいけどこれはまた今度かな……。無理はしない!

2022年7月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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あっ今日から……さみだれアニメか……!
TVアニメ『惑星のさみだれ』
https://hoshinosamidare.jp/

あとで見れたら見たいな……。
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頭が痛すぎて一日転がっていたし明日もあまり動ける気がしない。
予定が後ろに押しちゃうけど、ゆっくり休むターンだと思おう。最近ちょっと無理しすぎた。
そして、今日は馬鹿なことをしてしまったけど後悔はあまりしてない。
楽しみにしてよう……。

2022年8月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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!!! ケンタッキーのお誕生日クーポンが来た!!!
この前レッドホットチキン食べたばかりだけど、食べたくなっちゃうな~。
どうしよ……。9ピースか……。
食べ切れてないチキンがまだいくつか冷凍庫にいるのはわかっている(いつも食べきれない)。
それが期限内に消費できたら考えようかな~!

昨日から頭が痛いのは完全にヒットポイントがゼロに近いからだと思ってるので、適度に休んでかないとな!
ついつい限界わからず駆動してしまいがちなので気をつけねば。

2022年9月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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えっちな絵も描けるようになりたいので隙間を見てためしに描いてみている。チャレンジ精神に満ち満ちている。
えっちなのをここに置くのははばかられるので、えっちなのはぽいぴくにぽいぽいする方針。
えっちなアカウント、とろけるざらし名義のぽいぴくはこちら。
https://poipiku.com/6189916/

これは早速描いたえっちなレイル(受けの姿)。
https://poipiku.com/6189916/7464283.html

なんだかんだ6時間くらいかかってるので時短したーい!
多分やりたいことに対する導線がしっかりしてくると自ずとスピードは上がってくる気もするけど……。

#あざらしおえかき
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ぼかしツールの色混ぜとぼかしは全然挙動が違う、あざらし覚えました。
あとベクターの線をなぞるだけで太らせたり細らせたりするやり方を理解した。
あざらしの描き方だと圧倒的にベクターレイヤー使ってくべきだな、ということ……。
あざらしは輪郭太くしがちなので、最初は細く描いてあとで太らせるのが吉かも。
あとはみ出た色だけ消すツールとかも入手。
クリスタ、奥が深いなあ~! 日々発見がある!
「これってできないのかな?」って思ったことはだいたいできるから、すごい!
画面切り替えたくないから常にスマホを横においてググったりしている……。

#あざらしおえかき

2022年10月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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今日明日でやることやらねば!
今日はてれってれーもあるし、がんばるぞい!!
おやつは冷凍馬刺しです(2回目)
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とりあえずてれってれーで4000文字くらい進んだ! 3/7!
あと1(2000?)くらいは進めたい気持ちはあったけど、今日めちゃめちゃ首肩と目が痛いので休んだ方がいい……。
もう表紙データは出来上がってるので 本文をね どうにかしないとね いけないんだよ!
これ7節と言ってはいるけど、実際のところそのうち1節がやたら長い予定なのでできれば他の節をさっさと終わらせたい気持ちがある。

なおこちらは今日のてれってれーのおやつ。
馬刺しとタマゴのナムルとキューバリブレ!
(統一感などない)
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冷凍馬刺しめちゃめちゃおいしかったな~。また今度頼もう……。
普段「おやつを食べる」という習慣がないのでてれってれーの時くらいしか食べないといえばそうなのよな。
四パックセットを買ってから消費に五ヶ月かかってる……w
次回てれってれーは12月17日! この時は絶対に別の作業してるな……、頑張ろう……。
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本日のVR無名夜行~!!

Deep Fogとか。
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TILEとか。
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Calmとか。
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あとすのださんとお出かけのSunsetも!
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よき旅をした……。異界をしている……。

#VRChat

2022年11月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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昨日からの湯船での漫画読書は『ゴールデンカムイ』。
まだ1巻の途中だけど、面白そうだなあ~!
昨日は頭痛かったので(そして今日も痛いため)湯船の中でだけ読んでいたから……全然スピードは出ないのだけど……。
こういう経緯の話だったんだな~! 金が必要であったり、復讐であったりする。
いや、変態のオンパレードというついったーの事前情報しか知らないあざらしとしてはね……まだそのあたりまで来てないのはわかるが……。
(あとラッコ鍋と、殴り殺されるあざらしの図は知ってる)(やっぱりついったー知識じゃねーか!!)
あざらし、実は大学の頃に軽くアイヌ語・アイヌ文化には触れたことがあり、端々でなるほどな~と思うことしきりである。
もうちょいきちんと勉強しとけばよかったなあ、専門家がいたのだから……。
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最近体かさついてるからボディオイルを試してみようかな~と思っている!
去年はこの時期飲み物を買い集めてたけど、今年はお風呂用品の年かもしれんな……。
(最近入浴剤買ったばかりなので)
せっかくゆっくり温まる習慣ができそうなので、この習慣、身につけてゆきたい。
お風呂がめんどくさくなくなるのはよいことだと思うため。
(髪の毛ばっさり切ったのもかなり風呂へのハードルを下げるのに貢献してる気はする)
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『ゴールデンカムイ』2巻まで。
熊送りの儀式懐かしいな~!! 大学で学んだ記憶ある!!
結構あざらしの中での「儀式」や「祭り」の考え方の原点、方向性を定めたもの、みたいなところある。
神様が肉や毛皮をまとって降りてきて、人はそれを受け取ってまた神様を住処に帰すという儀式。
狩猟民族である彼らの文化の中では、動物が人間にもたらすものに、こういう意味付けがされてる、ということ……。
宗教って、確かに拠って立つ部分は「科学」とは全く異なるんだけど、でも「説明をつけるもの」なのだというのが根底にあるのだよね。
歴史的にそういう説明をつけるだけの理由があり、彼らの文化の中ではそれが真であるということ。
そういうお話めちゃめちゃ好きなんだよな~作品の中でのアシリパさんの立ち位置もめちゃよい。未来を見据えるアイヌであること……。
この辺りの話だけ延々と読んでたくなるのであざらしは好きではあるのだよね、この手のジャンルのおはなし。
それはそれとしてめちゃめちゃ冒険活劇をしているよ~!! この血生臭さもよきだな……(痛そうなシーンからは目を逸らしつつ)。
前々からツイッターでちらちらお見掛けしてて思ってたんだけど、やっぱり白石さんめちゃめちゃあざらしの好きなタイプの人の感じがする……。これからの活躍楽しみだなぁ!!
それから参考文献に見知った名前があってふふってなってしまった。お世話になった教授じゃん。ごめん先生、全然アイヌ語のこと覚えてない。

2022年12月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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やりたいことありすぎてだんだんわけがわからなくなってきた。
必須でないけどやりたいことが多いんだよな(立ち絵もそうだし……)。
少し深呼吸してなんとかかんとか。
おかしいな、今は執筆予定を排除した休憩期間のはずなんだけどな……。休憩とは……?

あらかじめ台詞の文字列書いてあっても、ネームとして整えるまでには4ページで2時間はかかってしまう。知見。
いや、たぶん慣れればもっと早くできるんだろうけど……。
つまりこの残り12ページ、ネームだけでも最低6時間はかかるということ(まだ文面考えてないからもっとかかるんよ)。がんばれあざらし。
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25'S PARTYBOX
https://wdrb.work/25s_p_teaser/index.php

ざ、雑なキャラで雑に遊びてぇ~!!
はっ 今こそわけあり温泉カピバラの出番では?
(わけあり温泉カピバラとは???)
(わけあり温泉カピバラです)

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わけあり温泉カピバラ。

2023年1月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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腰のダメージがなかなか減らないな~。もうちょいストレッチは続けてみるけど。
肩はストレッチすると楽になるので成果は出てるような気がする。
少なくとも全身の痛みは随分去ったし、頭痛もここ二、三日は出てないのでよし。
今日は21時には就寝準備に入りたいので、なるべくそれまでにできることを……したい!
ただ卓連打したおかげでちょっと、かなり、眠いので、無理はしない。
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ダメだ~~~~やっぱりダメな日は全然ダメ…………。
折角一日何もない日だったのに、寝て過ごしてしまった。
休日を上手く使えないのほんとどうにかしたい~!
自分の頑張りぢからのなさを露呈させてしまった。かなしい。
とりあえず……今から頼まれていたことだけでもやろう……。

完全に何もしてなかったわけではなく、一応……一応、ちょっとだけ140字書いたけど。
でもそれは作業のうちには入らないのだよ! あざらし!!
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今ちょっとやってみてるストレッチがこれ。

20分間なのでなかなかパワーがいるけど、寝る前にやるとなかなか気持ちがよいので、これから続けられるといいな~。

2023年2月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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スクショを撮ったおかげで1題収録しそこねてたことを察知 サンキュー昨日の私。
なんで一個ずれてるんだとは思ったけど……。
(それはあざらしがポンコツだからだよ!!)
ともあれ今日も朝活やるぞい!
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実はくるっぷを結構便利に使っている。
童話画廊のクリップボード
https://crepu.net/board/951021

暗夜迷宮のクリップボード
https://crepu.net/board/951043

みたいな感じで、ジャンルごとにボードに分けれるのかなり便利。
そしてクリップボードだから一つの記事を複数のボードに割り付けられるのが最高によい。
COMITIA143お品書き
https://crepu.net/board/943699

こんな感じで、イベントごとに毎回同じサンプルをボタン一つで引っ張ってこれるから……。
こういうのはツイッターにはない機能だから嬉しいな~。
モーメントがそんな感じではあったけど、モーメントより使いやすさを感じる。
このクリップボードにwipは入れてないけど、基本はwip置き場として使ってるくるっぷ。
かなり雑に絵を放り込むにはちょうどいい環境なので置くだけ置いておこうと思っている。
ちなみに何だかんだ月額課金勢なのよ。ジュース一本分の感謝を管理人さんに捧げている。
Twitterの代替になるかといえばそんなことはないけど、よい方針のサービスと感じているから、サーバー維持大変だろうけど続いてくれるといいな……。
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最近バタバタしているので、居場所を増やしておくのは大事なことと心得たり。
そんなわけで、ぼんやりMisskeyなるものを導入してみた。
使うかどうかはよくわからない。
あざらしの隠れ家(多分ここをメインで使いそう)
https://misskey.yukineko.me/@aonami

青波のmisskey.io
https://misskey.io/@aonami

Mastodonはichiji.socialを再度動かそうかな!
この流速のゆっくりさがすごくちょうどいい。
ichiji.socialの青波
https://ichiji.social/@aonami

あとPawooも作るだけ作った。
Pawooの青波
https://pawoo.net/@aonami

色んな場所にお邪魔すること自体が楽しいとこはあるので、結果的に放置することになっても、なんかいい感じに使う方法を考えるのは楽しいんだよな~!

2023年3月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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みすきー、あざらしは一次創作鯖misskey.designがお気に入りかも。
一次、というゆるい共通点しかない(それ、全員やってることが違うから「共通点」とはいえないのでは? というとこも含めて)媒体不問鯖特有の適度なゆるふわさが好み。
今は流速もゆったりでふわっといろんな方の作品やノートを眺められるのが嬉しい~。
その辺りいちくらことichiji.social(こっちはマストドン)も同様なので、やっぱり自分は小説というくくりじゃない方が好みなのかもしれないなあ……。
たぶんあざらし、媒体は問わず一次創作というものが好きであり、そういう情報を求めている。
だから多少場違いでもCOMITIAに優先して出続けてるんだろうしね……。
自分のキャラやおはなしについて語ってても自然な場所、みたいなのはすごく快適。
その上でお酒とかおやつの話とかできるととてもとても嬉しい。ハッピーな気持ちになる。

小説鯖ノベルスキーにも存在はするんだけど、ローカルの話題に技術面とか知識面の話が多くて時々ウッとなる。
なんとなく「小説を頭で書ける人たち」へのコンプレックスがあるため……。
あざらしは小説書きとしては意識が極めて低いから、こう、意識するのが当然みたいなスタンスのひとたちを見ると胸がじくじくするぜ。
全然強要されるようなものではないといえ、何となく場の空気ってあるじゃん……!
たまには存在したいし、話してるとこ眺めてたいこともあるな~と思うけど、常駐するのはしんどいかも。
チャンネルにコツコツ進捗投げるくらいがいいかもな……運用としては……(でもdesignの方にも小説チャンネルあるからそっちに移行するかも……)

隠れ家は主に定期更新ゲームと日常という、Twitterでいうからたち垢と同じ扱いをしようかな~と思ってる。
フォローしてるひとたちもほとんどからたちと同じ感じなので、このままゆるふわとね~。
ゆったりまったりで居心地が良いよね……。なごむ……。

そんな感じでいい感じに運用していけたらいいな。
まだみすきーという場所に向かって人が動き始めたばかりだし、ちょうど過渡期であるからこそ人が集ってる、ともいえるわけで、自分含めて誰がどれだけ居つくのかとかも不明だけど、何かよい方向に進むとよいと思う。
ただ、ローカルタイムラインが楽しくてずっと居座ってしまうという不具合はある。

それはそうと、何だかんだ流速としてはいちくらくらいが好き、というのがあるため、一番よく存在しているのがいちくらという謎の挙動。
みすきーが流行ってるのに何故かマストドンに移住しているのほんと変だろ。
(でもマストドン、みすきーだと「削除して下書きに戻す」しかできない記事の編集ができるのがよくて……)

ichiji.social:https://ichiji.social/@aonami
misskey.design:https://misskey.design/@aonami
隠れ家:https://misskey.yukineko.me/@aonami

2023年6月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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うーんうーん まだ回復しきってないなぁ~。ほんとにダメージが蓄積してたっぽい。
割り切って休みきって未来に備えてもいいかもしれんね……。
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らくがき、モッキンバード

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ほんとにらくがき。
でもこのレベルのらくがきでもすると元気が出る。
(ちなみにこのレベルでも3Dデッサン人形の補助が必要なんだけど……)
本当に好きなタイプの面構え(何なら二十年来の付き合い)なので手癖で描けるのもいいところ。
もっちーはやや無茶しているからな……w

#あざらしおえかき
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これはつらつら喋ってた、CoCやってみて「これはいいな~!」と思ったところ。
……を、改めてちょっとだけ整理しなおしたもの。
もちろんこれはどこまでも「あざらしがいいなと思ったところ」であり、翻って弱点であることもあるのだろうけれど、個人の感想(特に二十年くらいTRPGという文化の中にいるあざらしの感想)です。

最近CoCやるようになって、とても楽しんでいるので「CoCならではのいいところ」を考えていた。
CoC、やはりファジーだから問題は起こりやすい構造だろうな、とも思いはするのだけど、場のコンセンサスさえとれるならストーリーの流れは敷きやすいんだよな~と気づくなどした。勝手知ったる仲でやる分にはめちゃ楽しいな、ということがわかった、というか。

インセインをはじめとしたサイフィクのハンドアウト制システム、それこそ「ハンドアウトを選ばせる」がために今まで敷いてきた流れが途切れることがあり、それが苦手でGMできないという言説を見て「わかる!」となったため……。
システマチックであるから回しやすい、と、システマチックだから文脈を敷きづらいというのは結構紙一重だ。
そんなわけでインセインはなんだかんだ大喜利というか即興に強い人向けな気がしてくる。サイフィク全体的にそういうところあるけど。あざらしは実は結構それが苦手だったりする。
前も言った通り、あざらしは結構「空気を読む」のが苦手であり、場に合わせて色々するのがかなり不得手なので……。

「近頃のCoC」(言い方は悪いが)は相当システマチックになっており、ゴネるべき場所を減らしてるので回す側も回しやすいし、「今のCoCはそういうものである」とKPとPLとの間でもかなりコンセンサス取れてるというのがとってもよいな~となる。
あざらしはCoCって「何すればいいかわかんなくなりがち」「床を一歩ずつチェックして歩く」類のものだとばかり思っていたのだけど(つまりそれは二十年前のTRPGがそうだったということ……)、最近のCoC、むしろどこで何するがめちゃめちゃ明確なんだな~というのが、実際やってみて初めて分かったのだよね。
ストーリーに応じてほとんど自動的に進行していき、チェックポイントでこの技能使って判定してねって言われるのが多く、PLの自発的な発想はほぼインセインでいうゾーキングレベルで扱われ、シナリオ進行に深くかかわらないものがほとんどのように見える。

あざらしは前述の通り自由探索型の「どこまで何をやっていいかわからん」で躓くタイプの人なのだけど、「それでもCoCというルールを使って楽しくやりたい!」と思った人が、今までにいっぱいいたんだろな~! みたいな感じを受ける。
そうやって他のTRPGの良いところなんかも取り入れつつ、巡り巡った結果、インセインの方がよほど思考の瞬発力が必要、みたいな逆転が生まれてる気がするなぁ~!
もちろんいわゆる「クラシックスタイル」の、自発的な発想メインの探索ものもあり、あざらしはそれもそれで苦手ながらも好き! やっぱ古い人間ゆえに「TRPGしてる」という気分になるのはこっちなので。今モキバでやってる『毒入りスープ』あたりは結構その手触りで嬉しい。
ともあれ、あざらしはこういう古のTRPGが「人の良心によって整備されてきた歴史」みたいなのがめちゃ好きということ。
真・女神転生TRPGをハウスルール山盛りでやってた身としてもな……(あざらしは、どんなシナリオでも現代ファンタジーならメガテンTRPGでやってたので)。

ただそう、最近のCoCがほぼ吟遊だと言われたらそれは否定できないかもな……w
インセインやビガミは秘密システムを使って当事者に組み込めるから完全吟遊にはなりづらいシステムではある(でもめちゃ吟遊でビビったシナリオあるとは聞くが……)。
この当事者性が「NPCが少ない」って言われる要因でもあるなと最近ついったーでのやり取りで気づいたのだった。
本来NPC(ヒロインとか敵役)に負わせてた役割をPCが当事者として担えるようになったのだよね。
これは「PvPも辞さないルール」として定義されてるからできる技で、ほんとに画期的だと思う。すごいよね。

で、CoCも秘匿でシナリオに噛ませるという技を使うようになったけど、結局のところ秘匿にルール的な縛りはないし、元々PvP推奨ルールというわけでもない。
そんなわけで、下手するとキャラ思考がシナリオの想定からずれることはあり、そうするとシナリオの流れが強制されて不満が出そう(=吟遊と呼ばれるようになりそう)ではある。
特にシナリオ作者の想定が強すぎる場合はそうなりがちで、そこはバランスのとり方が難しそう。
まあその辺りはどこまでもピンキリであり、それってどのシステムでも変わらないと言えばそう。
なおかつCoCというシステムに明らかに「向いてない」類のシナリオはあり、それが「ビガミでやれ」とか言われるのは……まあ……わかる!! それはわかるよ!!
でも「CoCという場でやりたい」という気持ちはちょっとだけわかってしまうからなぁ、というのもあり、多くを語れないぜ。

しかし、やっぱ秘密・秘匿って便利な機能だよね。システム的な縛りがあるかどうかは別として。
シナリオへの個人レベルの関わらせ方を最初から提示できるのはやっぱ強いんだよな~。
だからダブルクロスにもリバースハンドアウトってもんがあるわけだしね。
ちなみに、あざらしはこのCoCの秘匿に関しては、最近やった『かいぶつたちとマホラカルト』の
「お前らは犯罪者組織の構成員なんだから上手くやれよ、メンバー同士のPvPとかもってのほかだぞ。それはそうと、別に秘匿にしとく理由ないといえばそうだけど、犯罪者組織の一員たるもの、仲間にだって言わないことの一つや二つあるだろ?」
……という意味での秘匿がめちゃくちゃ好き。
これは「協力型」という当初からの提示があるからこそであり、なおかつCoCの秘匿だからこそ許される(システム上の規定がなく、必要と判断したなら暴露できるが別に隠しててもいい)みたいなところがあり、上手いな~と思ったのだった。
インセインとかビガミだと、話したいときに話せないもんなぁ。

ちなみに、我らのような自作シナリオをさくさく作って遊んでた民たちによる、「KP(GM)とPLの許可が取れたらシナリオ展開変えてもいい」にはあざらしはやや懐疑的で、これは合意がとれたとしても「シナリオが自作かつ単発に限るかもしれん」と思うところあるんだよね。
……というのも、「そのシナリオをやりたい(シナリオの体験を他の人とも共有したい)」のか「場のみんなで一回限りのやりとりをしたい」のか、案外人によって感覚は異なるから……!(もちろん両方あってよく、基本は後者だろうが前者を否定できない)というのを、いわゆる有名シナリオを経過してみて思った。
なるほど「自分はこうだった」を共有するのは楽しいこと。よくわかった。今までもビガミやインセインであったけど、その規模が桁違いなんだわCoC。
もちろん「元々のシナリオはこうではないが……」を提示した上でPLたちの提案でよりよくするのは全然よいことなのだけど、その瞬間同じ体験にはならなくなるのだな……と、何とはなしに思ったのであったよね。

だから今のCoC、そういう意味でも「人力のカードワース」の手触り!
そこまで大幅なルート逸れを想定しておらず、そういう意味ではめちゃめちゃ一本道。
ただ、その中でキャラの個性を出す場所はめちゃめちゃ用意されてる、みたいな感じがする。
あざらしはこういうストーリーを追体験する遊び方、遊び方が限定されたというよりは「こういう気楽めな楽しみ方が遊び方のひとつとしてあってよいなあ~」と思うので……。
(実際それとは別にクラシックスタイルというのもありますゆえにね!)

結局のところ同じルートに進むにせよ「自分で選んだ実感がある」というのがゲームらしさの条件なのかもなあ……。
あと回数ダイス振れるとうきうきする、というのはあるかも。
CoCはこの「ダイスを振る」ことに関して、それっぽく試行回数を増やせるのが強みだなと感じる。
あざらしは元々比較的クラシックの畑の人ではあるので、この前も元シナリオの展開を壊さない程度に結構さくさく描写増やしたり雑にアイデアやら何やらの判定増やしたりして「!?」ってされたけども(相手も内容を知ってる周回シナリオだから、完全に同じじゃない方が楽しいかなと思って……)。
ダイス、回数振れると嬉しいもんな!!!(これは単純にあざらしの主義というだけかも)

まあ、あざらしの分野なので長々と「よく感じたとこ」を語ったけど、あとひとつ。

CoCは! 雑なミニゲームが! 作りやすい!
(ファジーだからこその「遊び」、ありがたすぎる)

それこそカードワースの5分くらいでやるミニゲームの感覚でめちゃめちゃよい。
30分くらいで雑に終わるミニゲーム、ビガミとかインセインだとどうあがいても無理なので……!!
ビガミやインセイン、どうしてもシステマチックであるがゆえに、その枠を外れるともはや「ビガミやインセインである必要がなくなる」んだよな……「それCoCじゃなくていいでは?」どころの話ではなく、ゲームシステムレベルで破綻する。
CoC、キャラ特徴が数値で表される、というところがかなりいいんだろうなぁ~。
「これやるならCoCじゃなくていいでは?」って言説よく見るけど、案外CoCと似た特徴(柔らかさ)を持つゲーム、多くない気がする。

(それはそうと今度エモクロアのお誘いを受けているので、楽しみ!)
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ちなみにCoCやるようになって、多少神話要素が理解できるようになってからも相変わらず「クトゥルフ神話を雑に使うゲーム」に対する怒りは消えない。
多分これ「不意打ちでクトゥルフ神話要素を入れてきてドヤられても何もわからんが……」ということに対する怒りなので、クトゥルフ神話要素使ってるよ!を最初から提示しといてくれれば全然怒りはないかもしれんよね。(敬遠はしたかもしれんが)
いやまあそれがネタバレになるといえばそうなので、難しいのかもだけど、「ネタバレ」であるかどうかもわからんままオチのない話を突き付けられるのって、誠意が足らないのでは、というか……。
(明らかに某ゲームをターゲットにして発言してるね?)(はい……)
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らくがき、モッキンバード

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なんかふえた。

#あざらしおえかき
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らくがき、CoC『かいぶつたちとマホラカルト』の自陣

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ブロンクスさんのAPP論は正しかったらしい。よかった。
(前々からあざらしが「そうだったら美味しいな~」って言ってたものではあるのだけど)
いやほら詐欺師なのでAPP高すぎるのも逆に目立つかなってのもあって。その辺りの印象操作はお手の物だろうし。
サゼくんは前( >>1292 )よりはかなり上手く描けた手ごたえがある。
顔立ち自体はあざらしの好きなタイプのお顔なのでね!
目にハイライトのない三白眼に八重歯の比較的イケメンなおにーちゃん……!
ゲーナちゃんはやっぱりかわいさを出すのがすごく難しい。
APP15の美人さん、すごく難しいと思うんですよね! ほんとにね!
実はAPPだけで言うなら水上さんと変わらないんだけど水上さんとは顔のタイプや化粧の感じとかが全然違うと思っているので……。
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#あざらしおえかき

2023年7月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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1話も書けなかったね!(大の字)
いや別口のもの4000は書いたけど、その他の時間全部寝てたわ。
今日少し書けるといいな~、シマやりながら……。

2023年8月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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ああ~~~~無名夜行ペンダントトップ~~~~






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トーキョーN◎VA『見上げてごらん、夜空の星を』、ヘレボルス

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一度描いてみたかった、普通に女性体型のスキンヘッドおねーさん!
シスルは身体は無性だったからな……。
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#あざらしおえかき
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相変わらず心身がぐちゃぐちゃだけどこれはたぶん純粋に夏バテ!
ちょっといくつか予定にごめんなさいをしつつ、前々から入ってた卓はきちんと動けるようにするのだわ……!
でもこの短期間にいっぱいお絵かきできたのでよかった。
お絵かき、上手く行かないことはいっぱいあるけど、小説よりも進捗の感じがはっきり目に見えるので結構心に優しい。

■他愛ないメモ

シアワセモノマニアのあざらしこと青波零也の創作メモだったり、日々のどうでもいいつぶやきだったり、投稿サイトに載せるまでもない番外編だったり、見聞きしたものの感想メモだったり。

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2024年05月19日(日) 07時55分16秒