幸福偏執雑記帳

あざらしこと青波零也のメモ的なものです。

創作249件]

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無名夜行や迷鳥回視でちょこちょこ話が出てるんだけど、Xは宮沢賢治の作品が好きという設定がある、という話を前にもちらっとしたはず。
(もの知らずのXが珍しく『注文の多い料理店』の話をしたところとか、擦り切れるまで読んだ文庫の話とか、さそりの火の話とか)
とはいえあざらしもそこまで詳しいわけではないので、その辺りの設定を大っぴらにはしてないのだが……。
でもなんとなくXというひとにとっては、それらの本に書かれていた物語、そして言葉が彼の道標になっていたのだろうな、みたいなところをぼんやり思うのである。
前にも言ったとおり、無名夜行は銀河鉄道のイメージを重ねた命名であるということ。Xにとっては、異界巡りの旅はきっと銀河鉄道であちこちを巡った少年と重ね合わせる感覚である。そんな感じ。

#無名夜行
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やっぱ炉辺談話も思いついたら書きたいな~!
日常の謎系ミステリ短編集……。
謎を持ち寄るスタッフと、さくっと解決してくX、見たいので。
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無名夜行
Proof of Alice's Existence
今まで書いた話と収録箇所一覧

それは闇のように 01
灯火の行列 01
降り、来たるもの 01
名探偵 01
上昇と落下 01
夕焼けに待つ 01
反射する回廊 01
月下のヒーロー 01
右腕 01
異界図書館 02
黄昏の行進 02
隧道を行く 02
アンダーコンストラクション 02
過ぎ去った時間 02
悪魔ではなく 02
水面は揺れる 02
魔女ふたたび 02
祈らぬ者 02
少女の足跡 02
花嫁に幸福を 03
Xの異界散歩 03

影絵と魔女 01
その手で掴む 01

本屋と誰かの回顧録
夢に見るような
観測史上最大の危機
終わらぬ夜の観測者
神話の生まれた日
欲望と無欲の天秤
罪人たちの一夜

緑の目の怪物

王様の言うとおり 01
ハロウィンの夜 02
とある魔女の寛容
迷宮のアザラシ 03
閉じた扉と嵐のような 01
時計と正しさ 03

花魁道中夢景色 01
その味を知らない

ある日の潜航事例 03
あるいは瞼を閉ざした話 03
列車にて 02
名も無き冒険の話
剣にまつわるエトセトラ
ペンギン・デリバラー
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#無名夜行メモ
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11月までにやりたいこと!
設定資料集『無名夜行の歩き方』を作ること!

本のサイズ:B6?
口絵がほしい~けど今頼んでる2枚使わせてもらおうかな……。
キャラ紹介7人→モノクロ立ち絵ほしい
各人がプロジェクトに加わるときの話7話
異界とは、のページ
用語集
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ちゃんと作業タイマーつけるようにしよ
この前テレッテレーでちゃんと休み休みやったら翌日かなり楽だったので……。
(あざらし、たぶん集中力がある方すぎて一度入っちゃうと身体の悲鳴が聞こえなくなるのだわ……)
たぶん土曜夜と日曜はちょっと作業できそうだからゆるゆるやるぞ~! FF14もやりたい!!
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あざらしがお話を書くのってやっぱりプラモデルを組み立てる楽しさに近いかもしれない。
ぼんやりイメージされてる形に組み上がってく面白さ。ひとまず形にすれば「何」であるのかわかるようになるけど、形にするまでは正直何なのかもわかんない言葉の羅列。
それを組み上げるまでが楽しいので組み上がったものは大切にしてはいるけどあんまり振り返ることはない、みたいなところ、かなりある。
視点の構造の面白さとかも「このパーツ使ったら難しくなるけど作るの楽しくなるかも!」みたいな発想なんだよな、たぶん。
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あざらしが、制約を設けて意識的に視点を狭めたり固定させたりする書き方を好むの、もしかするとそういう「リソースに限りある」時代のものを色々触ってきてたからかもしれない、などと思うなどした。
でも、今のゲーム開発者も、別にハード的な制約はないけど、表現手法の一つとしてドット絵を選択するという話を聞くだに、歴史的な流れをしみじみ思うなどする。
元々は色んな制約から生み出されたそれが、今現在はひとつのジャンルとして確立しているということ……。

ともあれあざらしかなりワンシチュエーションものが好きなので、なんか頭の中ではやっぱり舞台のイメージもあるのかもな~。
どこまでも、見る人の視界に収まる範囲である、というか。
でっかい話も好きなんだけど書くときの趣味がこう、というのあるんだろな……。
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今日辺りからちょっとずつがんばるぞ~!
今日はメールを1件、あと余裕があれば急ぎじゃないけど連絡を1件。
それから時間が余ればイメージラフ2件かな~うーんそれやるならもう全員のデザインラフ出して、一緒に頼んでしまいたいな……先にメール出して、急ぎでない連絡は横に置いてデザインラフに入るべきかも……!!
あとそろそろリハビリのために個人的な(人に話してしまうとやった気になるので自分の中で閉ざしときたい)ネタ出しを一日15分くらいやりたいところ。

あっあと通販! 忘れてた!! 文言をコピペしていじって送るのよ!!
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やっぱり自前のアーカイブほしいな~……。
外に置いとくよりも自分のとこに確保しておきたい気持ちでっかい。
ただ、いつもデザインが気にくわなくなっちゃって途中で手が止まってしまう~。
文字はきちんと表示させたいのだけどな……ブラウザによって見え方が違ったりしてしまうのもあり、なかなか進まないのである。
(あざらしは制限のない限りはFirefoxユーザー)
あと絵に関してはあんまり難しいこと考えたくないからブラウザからつっこむだけで展示できるようになるcgiとかほしいな……。
phpは便利なのはわかってるんだけど導入には二の足を踏む。あざらしせっかちだからphp走らせてるときのラグが気になるんだよな~!
あと複数言語使うと諸々のアップデートがしんどい!(最新の環境に適応していくのは何につけても大変なのよ)

#サイト改装
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今日の夢、空色ラジオの話。
あざらしはその昔、『空色少年物語』というお話を書いていたのだけど(ちなみに設定の大半をミストノーツにコンバートしたのでこれ以上書く機会はない)、なんかその主人公パーティ四人の声の人がパーソナリティをつとめてるらしいラジオの最終回に立ち会う夢だった。
最終回のパーソナリティは姉御肌のおねーさん・チェインの声の人で、主人公・セイルではないんだなと思ったけどある意味「らしい」なと思ったりもして……。
声の人は知らない人だったし、話の内容は全く思い出せないけど、なんかこう、すごくチェインらしい声だったことはぼんやりと。
空色の話をするのではなく、あくまで中の人のノリでリスナーのお手紙読んだりするラジオっぽかったのもよかったな~。ラジオらしさ……。

ちなみに空色自体は今もなろうに転がってはいる。第一部完で未完。
https://ncode.syosetu.com/n4009cl/
あと『XXXの仮想化輪廻』のダリアはチェインの娘。
https://kakuyomu.jp/works/11773540548816...

#夢
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あざらし、よく考えるとキャラで話を書くタイプではあるけど、そのキャラをずっと抱えるタイプではないのかもしれない。
キャラも含めた物語のラインが存在して、そのラインがある程度描けたらそこで一旦手を離れるような手触りがある。
もちろんキャラへの愛着はあるけど、少し距離感が変わる感じ……。
またTRPGのキャラはちょっと違ったりするのだけど、創作のキャラに落とし込むとかなりこれが適用されるとこある。
とはいえその場合TRPGのキャラと創作のキャラは、同じ顔とお名前でも自分の中では結構切り離されているのだが……。だから雁金とか何人も生えるわけだし……。
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あざらしは結構創作においてリアルさをことさら求めてないのかもしれないなあとは思う。
特に人の描き方については……。

上手く言えないのだけど、人物の描き方(デザイン的な話ではなく作劇の中での「キャラクター」性、性格とか言動とか)について考えてみたとき、デフォルメしたうえで理想の人物像に倒してくのってそんなに悪いことなのかなあ、とぼんやり思うことがある。
ここはたぶん「物語全体のデフォルメ具合」にも関わるから難しい問題なのかもしれないけど、やや盲目的なまでに人に優しく理想に向けて邁進するタイプのキャラクターを「現実味がない」とか「いっそ狂人では?」とかなんかそういう「ありえない」という受け止め方に結構心痛めてるあざらしがいるな……と気づくなどして……。
もちろん盲目的なことに関しては否定されるべき側面もあるとは思うのだけど、なんというか善なるものを善なるものと素直に描くことってそんなによくないことなのかなあ……という……。
あざらしもそういうこと言ってしまいがちだから気をつけねばな、とも思うのだけど。

あと、これは否定する意図ではなく単純に意見の違いとして面白いな~と思ったことの一つとして、
「困っている人に打算なく手をさしのべるというのは、『普通ではない』から描けないし描く気にもなれない」
という話をされてる方を見て、なるほどなあ~、としみじみしたのよね。
確かに現実に誰彼構わず手をさしのべるってのは難しいというか、基本無理筋だし不自然ですらある。
ただ、自分はむしろやりたくてもなかなか自分ではできないからこそ理想として描くのだろうな、というのもあって、なんかそんな感じ。
理想は理想であり「ないから描く」のだよなあ、という……。
あるものを描くのは別に自分のやることではないし、なんかこう、創作のなかでくらい気持ちよくありたい、みたいなのはあるかも。
でもたぶん一方で理想だけ追い求めてリアルさがないとしらけてしまう、全く共感というか理解ができない、みたいなのもあるのだと思ってて、そのあたりの匙加減、難しいのだろうな~。

よりよくあれ、世界……。
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優等生の男女コンビ、不登校の少年(少女?)、その少年の数少ないリアルの友人(転勤族)、閉鎖的な村で育った女の子、あと体育会系の少女とかいるといいかなあ~?
どうしてもあざらしが優等生寄りの民なので優等生ばかりになってしまうんだよな、比較的「うまくやれてしまう」というか……そうでない人への目配せが足りない。そんなんだからウエメセから抜けられないんだぞ。はい。
あとスポーツをやるひとの気持ちがわからないのもったいないな~となる。
やってないわけではないけど、続けられる人の気持ちはわからない……。
なんか、絵に描いたような「いいこ」の優等生タイプの男子と成績的には優等生だけどやや変な女子みたいな二人(なんかこう、生徒会とかで一緒だけど別に個人として仲がよいわけでもない)みたいなのいいかもな~。
朱鷺羽、なんだかんだ外から見て後者では?(当初は前者のつもりだったけどたぶん傍目にもそんなことないよあれは)
ひとつのでっかい事件(出来事)をめぐってそれぞれの視線が一瞬交わる、手が届く位置に来る、くらいの話にしたいな~!
そういう意味でもやっぱりパラノマサイトやってみたくはあるのよね、あれもなんかばらばらに存在してた人たちが、徐々に収束してくタイプのストーリーな気がするため……。
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勇者と魔王のモチーフも使ってみたいけどそのままは使いたくない(これはひねくれざらし)。
なんとなく、「祝福」の話にしたいんだよなあ……誰もがどこかで喪失をしていて、もう取り返しがつかないことだってあって、きっと報われることなんてなくて、でも、それでも、と歯を食いしばっているひとに向けた話を差し込めたらいいなあ、みたいな……。
とはいえそこはどちらかというとメインの部分ではなくて、あくまで少年少女が生き生き動き回ってるところを書きたい。
群像劇にしたさあるな~!(完全に十三機兵防衛圏の影響だけどもともと群像劇は好き!)
流石に十三人を同じモチベーションで書くのは難しすぎるので、七人くらいかな……?
それでもめちゃくちゃ多いんだよな!!!
こういうの考えてると、たくさんの人間を魅力的に書ける人に憧れてしまうよ……。あざらしは全部同じ手触りになってしまうため……。
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苦手の話をちょこちょこしてる(おおっぴらにするのははばかられるからここでしてる)のは、創作においては結構この「引っかかり」の部分こそが創作の種だと思ってるからである。
あざらしはどうしてもそこを深堀りするのは苦手なんだけど、苦手を見つめることに伴う精神的ストレスと創作の楽しさを天秤に掛けて後者が勝つ範囲でなら向き合ってもいいかな~と思う。
自分が書いてて楽しい話を書きたいので、なんかこう、いい感じに苦手を解きほぐしてすっきりできるといいな~というところ。

なんとなくひさしぶりに少年少女にフォーカスした話が書けないかな~と思っているんだけど、どうかな……!
少年少女の感覚でなくなって久しいとこはあるんだけど(特に「今」の少年少女感覚は全然わかんない)、でもなんかその頃の何でもできるって気持ち、何もできないって気持ち、どっちもあったな~みたいなところ、少し思い出していけたらいいなあ。

なんか、全然縁のなさそうな少年少女があるきっかけで集って、やがてまたそれぞれの生活に戻っていく(ただ、それぞれの関係はうっすら続くし、彼らの日々も少しだけよりよくなってる)……みたいなの書きたいかも。
あざらしは「末永く幸せに暮らしました」も好きなんだけど、一方で別れを告げてそれぞれの道に向けて歩いていく話も好きなので、なんか自分で書くと後者になりがちなんだよな。
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長めのお話……考えてみたいかも!
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十三機兵防衛圏の話をするとき、ゲームの難易度的な話は横に置いて、ストーリーとしては一周すれば話がきちんと締まるのが好き、って話を毎回してしまう……。
群像劇かつ複雑な話だけど、それをきちんとひとつのプレイで畳もうとしている手つきが好きなのよな~!
それはそれとして十三機兵の話をするとそういえば構造的には自作の仮想化輪廻もまあまあ似た構造の話をしてたな……と気づく。
話としては二冊で終わるけど、たぶんその前に何らかの話があっただろう、ということ……。
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やはりインプットの枯渇はよくなかったと自覚(少しこれから書きたいこと思いついてきた)。
無名夜行、どんどん書いてゆきたいけどなかなかアイデアが枯渇してる感じがしてたから、いっぱい読めるといいなあ~。
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勢いよく手書きPOPお願いしちゃった……!
ご存知のとおりあざらしは手でものを書くのが致命的に苦手だし、POPのように「目を引いて読ませる」ためのデザインがすっごく苦手!
でも憧れなんだよ~手書きPOP……!!
というわけで、フォロワーさんが手書きPOPを書くコミッション的なことをしてると聞いてうきうきでお金を積むのだった――。
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話を組み立てるということ、そのやり方も人によって全然違うのだよな~、と、お話を書くひとと話をしているとしみじみする。
書くことについてお話しさせていただいても、傍目から見てるだけでも、どうしてそのアプローチになるのかさっぱりわからない。
でも、あざらしがそう思ってるということは、あざらしもそう見えてるんだろうなあ……。

昨日サンレインさんと少し話してて思ったのが、どうもあざらしはいきなり大きなストーリーの結末から書き始めたりする、ということ。
そしてその結末を一つの物語として先に表に出してしまうということ。
(甘味組曲とか、無名夜行とか、あと迷鳥回視もかなりその色の話である)
多分順番に書く、ということができないんだよなあ~!
「一つの物語のまとまり」を書くときは頭から書かないと書ききれないけど、大きなストーリーの一部分のエピソードを物語として切り取る場合、時系列とか因果とかをガン無視して書きたいものを書いてしまう。
そしてばっちり結末を示しといてのうのうと過去の話を始めたりする……。
この癖、いつついたんだろうなあ……? 不思議である。

でもなんかあざらしは「終わってしまったあとのおはなし」が好きなんだと思う。
何か大きな出来事があったという形跡だけがあって、それを振り返ったり、振り返らなかったり、でも何らかの影響を受けてるとわかる人たちの話が好き。
もう関われないところから、その関われないという事実をどう受け止めるか、みたいなことばかり書いてる気がする……。
錯綜レトロスペクトとか、レイニータワーの過去視もこの属性だね。好きすぎるだろ。
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無名夜行を書いてるときに結構大事にしてるのが、「人間関係は円滑」だったりするのはどっかに書いた気がするけど。
物語があくまで『異界』に焦点を当てたものなので、『こちら側』の出来事が不思議や興味を誘うことはあっても、ノイズにならないように。
あざらしは人の仲が悪いとそれだけでしんどくなっちゃうタイプで、それで進められなくなったゲームがたくさんあるため……。
なので基本的に無名夜行のひとたちは、そりが合わないことはあっても(ドクターとXとか)、互いへの敬意を基本的には前面に出してるつもり。
好きになれなくても敬意を抱くことはできるし、円滑に場を回すために振る舞うことはできる、そんな感じ。
(まあ、ストーリー上既に過ぎ去った範囲では仲が悪くてこんなことがあった、って話はするけど……)

#無名夜行
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定義の魔女ヌイは、「自分が名付けたとおりに世界が存在する」っていう。
このあたりは世界がゼロとイチに見えてる花色にも近いところがある。
あざらしの魔女、すぐプログラム的なことを言い出す……。
ただ、そういえば、あざらしの魔女は「人がなる」ものなので現象・概念としての魔女(超越存在)はやや少ない。
結局のところあざらしは「世界を認識するのは人、不思議と認識するのも解き明かすのも人」というとこに拠って立ってるんだろうなあ、みたいなことをつらつらと思うのだった。
概念的なものって結局意味付けしない限り「描く」こともできないため。
おっ少し創作モードに戻ってきたのでは!?
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魔法、不思議なるものについて考えるとき、自分はおそらく不思議を不思議のままで置いておくことができないのだろうなあ、ということをぽやっと考えるなどした。

元々あざらしは伝承文化を学んできた身なので、その「語られるもの」というのが比較的型の決まったものである(ように見える)、というとこに軸足がある。
物語の定型、というか。
その上で、人が物語り伝えていくものというのは、不思議なものを明らかにしていく、もしくは「何かしらの意味付けをする」歴史だったのだよなあ、ということを思うのだよね。
神秘をイメージするとき、あざらしはどうしてもそこに「人の手による意味付け」を見出さずにはいられないのだ。
神とされるものも魔とされるものも、人がそう定義して、説明づけてきたものというか。宗教は科学と相反するのではなく「何かを説明する」「人と共有する」というツールのひとつなのだよなあ、みたいな……そういう……。
だから人は不思議に対して説明を試みるし、不思議を不思議のままにしておくことはできない、というとこに立った上で、あざらしの「魔女」たちは彼らなりになんらかを定義するもの(科学とは別の手段で)、という感じの人たちなのだよな~。

なんかこう……このあたりは致命的にセンスオブワンダーの欠落を感じるとこでもある……どうしても理屈っぽいというか……。
だから結構人(特にあざらしがよく接するたぐいの人)と「不思議」の概念を共有できない(完全な共有は無理、という前提の上でもベン図が全く重ならない)みたいなことを思わなくもない。
別にそれが悪いということではなく、ただ時々上手いレスポンスができなくて申し訳ないな、というくらいの……!
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Blueskyでつらつらしてた、ヌイさん(エンジニア・不知火諒)についての話。

ヌイさんは、元々は『異界』とは無関係の一般システムエンジニア(フリーランス)だったんだけど、ある日一目惚れした相手がこともあろうに『異界』からの来訪者で、そいつに(自主規制)されて頭がおかしくなってしまったひと。来訪者と頭の中がつながってるのでほぼ全知だけど、全知を認識したらもはや発狂では済まされないので普段は見て見ぬ振りをしつつ、時々浅瀬を覗きこむことで『異界』に潜航する装置を作った。本来の目的は自分で装置を使って自分を弄り壊した来訪者に一言文句言いに行くことだけど、今のとこは「私」に恩があるのでプロジェクトを優先させてる。

異界潜航装置はこういう経緯で作られた装置のため、基本的にこの世の技術によるものではなく「理解してはいけない」代物なんだけど、いつかは人にわかる形に落としこまないとな~とかなんとか思いながら依然として仕様書に手を着けようとしてないエンジニア・ヌイさんがいる。そのため上役からは「属人化だ」とめちゃくちゃ怒られてる。そりゃそう。今のところ、ヌイさんがいなかったら回らないのだ。

ヌイさんの髪が長いのは別に無精とかではなく、あの人なりの願掛けである。髪には魔力が宿るともいうので。
なお、後に本物の魔女(無名夜行では「その世界に囚われず自力で異界を渡れるもの」程度の意味。男女問わず魔女と呼ぶ)として、来訪者を追いかけてあちこちの世界に足を運ぶことになるがそれはまた別の話。
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#無名夜行
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無名夜行に関する話をBlueskyにぼちぼち打ち込んでるので回収~。

Xは何をされても大概おとなしくしてるけど、見えてない左目に手を出されると急に獰猛になる性質があり、無理やり検査をしようとしたドクターの手に噛みつくなどしたため以降ドクターとは仲が悪い。

Xはあんまり喋るのが得意じゃないのでとっさに喋ろうとすると言葉が詰まってしまうけど、考えておいたことを喋るならそれなりに流暢に喋れる。喋り方それ自体ははきはきしてて聞き取りやすい。元々は普段も普通に喋れたんだけど、八年間くらい人とまともに口を利いてなかったので仕方ない。

当初は「私」とXで会話を成立させるのも難しかった(Xが全く口を開かないし、許可しても「はい」しか言わないため)けど、「私」が根気強くいろいろ話をしているうちにXも少しずつ自分なりの感想を(「私」に求められたときだけ)言葉にするようになって今に至っている。よくよく話を聞くとXは別に喋るのが嫌いなわけではなく、自分の発言を聞いてもらえるとは思ってなかったということが判明している。

X、あれで比較的人と喋ることは(聞くのも喋るのも)実は好きな方。どんな話でも真面目に聞くので、新人ののろけ話をひたすらに聞かされても特にいやな顔はしない。ただ、新人ののろけ話のごく断片的な情報から新人とその彼女の住所を大まかに割り出してビビられたりはしてる。

Xはあざらしの中では安楽椅子探偵の属性の人なんだけどその能力が発揮されることは無名夜行ではあんまりない(し、発揮しても求められない限りは基本的には黙っている)。

無名夜行の話題かはわかんないが、Xって捕まったときに自分の罪をすべて自供してるんだけど(この自供で初めて発覚した事件もある)、その一方で実際にはXが関わってない殺人事件の容疑者にされたことがあり、X(当時はそう呼ばれてはいないが)が拘置所から弁護士を通してめちゃくちゃやって己の潔白を証明した話とかほしいな……と思っている。全く筋書きが思いつかないので書けないけど。

X、出力が苦手なだけであざらしキャラの中でも頭はめちゃくちゃ働く方という設定なんだけど、すぐ「手っ取り早い解決方法は暴力です」って言う。言わないまま行動に移す方が多いけど。


そういやいつも書こうと思って書き忘れてるんだけど、無名夜行は東京の郊外にある研究所を舞台にしてる話だったりする。固有名詞がほとんど出てこないしXがXなせいでたまに海外の話だと思われてるんですが現代日本の話です。正確には時代は今からちょっと過去(2015年くらい)。
しばらく外界に触れてないX、「2015年になったのにまだ車は空を飛ばないのか……」って思ってる(Xはバック・トゥ・ザ・フューチャーが好き)
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#無名夜行
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モッキンバード(と彼と並列の関係にある人たち)、なんかこう、現世が楽しいと信じて疑ってないとこ、あざらしのキャラらしいなってとこある。
たぶんモッキンバードというひと、別にGreenwoodに限らずどこにおいといても生きてゆけるし、ぶっちゃけ同じように「今が一番楽しい」というんだと思う。
ただ、少なくとも今この瞬間はこの場所と人でないといけないと思っており、この時と場所と人を守るために尽力するというパーソナリティなのだよなあ~。
無名夜行のヌイさんもかなりそう(目的はあるがその目的とはまた別に、今この瞬間を快く思っている)だし、この「守りたい範囲」をガンガン広げていっちゃうのがFF14におけるヌイ・ア・モキバなんじゃないかなとかなんとか。
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はじめての文学フリマ京都行、おしまい!
今回は金曜日の夜(仕事終わり)に、同行いただくたつみさんと新幹線に飛び乗って、土曜日はお散歩がてら銀閣寺に、そして今日文学フリマというスケジュール。
あざらしの体力が足らないのもあって観光はのんびり、あとはホテルでゆったり。
でもおかげで文学フリマはかなり万全の体調でいられたと思う!!
文学フリマ京都は東京と比べるとかなりのんびり、そして、結構無料配布が捌けるのが印象的だったな~。
この前のもじのイチは無料配布だけ持ってくという人が少なかったため「なるほどな~!」となった。もじのイチは買ったらガチャ回せる、とかあるからかもだが。
あとはじめての方らしきひとが全部お求めくださったりしてほんとにハッピー!
あと、フユキさんとハレトキさんにもお会いできてよかった~! すてきなおみやげ、いただいちゃった……!!
ほんとに楽しい京都行だったな! また余裕があれば行きたい!!

なおあざらしは、前日に己へのお土産としてお高いお香に手を出してしまい、今日の売り上げをたつみさんと「お香代……」「1お香(単位)に到達しただろうか……」などと話していた。

#イベント
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昨日は第一回もじのイチ! だったのだ! #イベント

あざらしは設営から参加し……、ようとして電車を乗り過ごしたりデッキに上るか否か迷ったりしながら(結局デッキに上った。高いところが好きなあざらしなので。景色良くてハッピーになった)設営開始時間ギリギリに行ったら大体終わってて「???」となるなど。
完全に設営のプロの集まりだった。見覚えのある方々が多かったのは確かにそう。長らくイベントに出られている猛者たちだ、顔つきが違う。

そんなわけで早めに会場の設営が終わったので、サークルスペースもさくっと設営。
シアワセモノマニアは『無名夜行』のポスターが目印! 茂野さんに描いていただいたかっこいいXときれいな「私」を見てくれ。見た? よし。

100サークル程度という規模感ということもあり、カタログは各自で取りに行く方式ながら、参加確認はスタッフさん側がスペースを回ってくれるという形。
あと開催中も主催のトオノさんが直々に帰りの宅配の送り状を配ってたのが印象的だった。トオノさん、働きすぎでは???
(なお「送り状いる人~」「はいはいはいはい」「順番だから待て」「ハイ」とか漫才をやるなどした)
開催中はお手伝いスタッフさんが定期的に巡回されていて安心感があったな~。常にスタッフの目が届いてる、っていう感覚があるだけでこれだけほっとするのだな……、というのを実感した。最近文芸系はでっかいイベントが多かったので、なおさら。
全体としても特に何事もなく平和な感じで終わったということで、あざらしはとても嬉しいよ~。
本当に終始和やかな空気で、時折ガチャで当たった人への拍手や歓声が聞こえてくるのもよかったなぁ。
あのガチャ、サークル側としても買いまわる側としても、すごくよかったと思う。意欲が高まる。
あざらしはせっかくなので購入いただいた方のガチャ向けにサークルのマークのスタンプをぺたぺたしていた。
最近こういうスタンプラリー系の企画がなかったのでスタンプ作ったのに持て余してたので使えてよかったな~。

そして、のんびりとした空気ながら結構本を手に取ってもらった印象で(頒布した数を数えない主義のため、実際のところ何冊売れたのかはわかんないけど体感として)、自作に興味を持っていただけたの本当にありがたい!
人の流れがゆったりとしていたので、スペースの前で立ち止まってくださる方も多く、嬉しかったな~。
お付き合いのあるサークルさん、今までシリーズを買ってくださってる方の他、結構初めましての方も多かった印象。
そして自分は今のメイン頒布物である『無名夜行』の説明がへたくそであることに気づき笑ってしまったよね。
表紙とタイトルだけだと何も伝わらない話なのはわかってたでしょあざらし!!
でもお気に入りなのでやめないけど……。あざらしは自分が欲しい本を作っている。
それでも手に取ってくださった方に感謝を。楽しんでいただけたなら嬉しいな~!
(早速ハッピーな感想をいただけたりもしており、嬉しみに包まれている!)

あと、おみくじもちょこちょこ引いていただけてよかった!
あざらし、最近シーリングスタンプに凝っててサークルのマークのシーリングスタンプを作っており、それを合法的に(?)使う機会が欲しくてあのおみくじを作ったとこあるので、「本物の封蝋だ!?」って反応めちゃくちゃ嬉しかったな~。そう、シールとかではなく、頑張って蝋を垂らして色塗りした本物の封蝋だよ!
おみくじは週末の文フリに京都にも持っていくのでよろしくね。中身はおみくじというか『無名夜行』のお試し読み(と、お隣のたつみさんの『アルファズル戦記』のお試し読み)。運勢そのものは書いてないけど、全部別の『異界』のエピソードが入ってるので、今年一年の始まりがどんな『異界』だったか教えてもらえると嬉しいなと思うあざらしだった。

そんなわけで総じて楽しいイベントだったので、また次も参加できるといいな~と思う!

追記として、終わった後はたつみさんと服部さんとご飯しに行ったのだった。
お肉おいしい! お話楽しい! やっぱりものづくりされる方とのお話、心が潤う。
あざらし的には未知の世界のお話が多く、本当に楽しかったな……。またお話聞かせてもらえると嬉しい……。
(つらつらと『無名夜行』の雑なネタバレをしつつ)
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茂野さんに描いていただいた無名夜行コミカライズ、物理本にした!
明日のイベントに持ってゆくのさ……!

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#無名夜行
#いただきもの
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新しいことしたいな~となっており、今ちょっと資料を眺めている。
なんか簡単なものでもいいから作ってみたさあるかもなあ……!
しかしまず「何が簡単なのか」というところがわかってないので微妙なところ。
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来年は少し物書きの稼働減らして、楽しく卓やりつつインプットしたいな~! ほんとに今年全くインプットできてなかったため!
そのためにもちょっとイベント減らしていこうかな~、と思ったのだが。
どうも来年2月のコミティアのティアズマガジンに無名夜行のレビューが載るらしい。
…………いやー、継続って力だなあ…………。
実はティアズマガジンにレビュー載せてもらうのは3回目なのでめちゃくちゃ恵まれている。見いだしていただけてとてもとても嬉しいな~!
そのためにもやはり見つけてもらうチャンスは多い方がいいんだろな、みたいなことを思うのだった。
別に有名になりたいわけでは全然無く(なんならそのために使うパワーを含めたデメリットのほうがでかく感じる)、ただ、自分が作ったもので楽しんでくれる人と出会う機会は多い方があざらしが嬉しいということ。
もちろんこれは人によるんだろうけど、あざらしはやはり継続を一番のポイントにしているということ……。
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なんか十三機兵の和泉についてつらつら語りたくなったので語ろうか……。
でも語るなら資料見ながらがいいな 結構忘れてるため。

そう思ったの、ひさしぶりに完全に新しく長めの話を書いていて、やっぱきちんとプロット立てた長編書きたくなったのがある。
無名夜行、気楽でよいのだけどやはり複雑な構造の話にはなりえないため。
なんか群像劇とかやりたいな~!
最近狭くて窮屈めな話が多かったので、規模としては小さくても広がりのある話が書きたい気がしてくる!
話それ自体の規模自体は小さめだけどめちゃくちゃ構造の広さ深さで魅せる、というのの真骨頂が十三機兵かなと思ってるとこ、ある。
灯花祭あたりの構造思い出してみようかなあ……書けるかはわかんないけども……。
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はーーーー無名夜行コミカライズ……(延々と言ってる)
あざらし、やっぱり「漫画にする」というのにめちゃくちゃ憧れがあるんだなあ、というのを否応なく理解させられてしまったな……。
何しろ絵が描けないから小説を書き始めたという類の人間なので。
ほんとは漫画にしたかったんだなあ、というのがめちゃくちゃよくわかってしまうよ……。
そして念願が叶って嬉しすぎて思考が停止しとる。起きてあざらし。
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今日は一日Skebで依頼させていただいていたこちらの作品を眺めていて終わったのだった。

https://skeb.jp/@shige_nnm119/works/7

む 無名夜行コミカライズ~!!!!
無名夜行のメインビジュアル描いて下さった茂野しげさんにご依頼していたのだった。
だって茂野さんの本領は漫画だって知ってるもん! 漫画描いてもらいたかったんだもん!
とはいえ、リクエスト読むとわかると思うんだけど1シーン切り取ってもらったら大喜びだな……と思ってたら全文コミカライズが来て「!?」ってなったのだった。
しかも三十夜話の最終話「はなむけ」ってのがニクいよ~!
この話、本文を読んでもXがどういう表情でこれを言っていたのかはわからない仕組みになっていて、その上で茂野さんがXをこう解釈してくださっている、ということに喜びがあって……!
あと新人がちらっと映ってたり、床にケーブルカバーがきちんと設置されてたり、芸が細かくて泣いてしまう……。その辺りは別のエピソードなので、その辺りも読み込んでいただいているというのがわかるの、嬉しすぎる。
あまりにも嬉しすぎて延々と拝んでおり、今日はマジで何もできなかったのだった。だって嬉しすぎるんだもん!!!

#無名夜行
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今書いてる樋高ちゃん、かなりモキバの筋肉で書いてる女装男子。
でも樋高ちゃんはモキバよりも更に鋭いというか、己の理想に邁進するパワーが強い。
モキバはこう、姿勢にもグラデーションがあるけど(あいつは周辺環境に左右されるカメレオンの気質の男)、樋高ちゃんはもっとソリッドだからな……。
モキバは人が進む道を舗装することに喜びを感じる人、樋高ちゃんはあたしが進む方に道ができる、って胸を張る人。
形は似ててもほんとにタイプが違う……。

実はモキバというひと、かなり受け身のタイプではあり、物事のきっかけが自分でないことが結構多い(おだてられて社長を始めて引っ込みつかなくなってたりする辺りもそのあらわれ)。
でも本人がその方が気が楽というか、求められれば求められるだけ(もしくはそれ以上に)やることにものすごいパワーを発揮する作りなんだよな……。
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再来年ももじのイチさんあるらしいし、せっかくだからおみくじ作りたいなあ~! 無名夜行おみくじ!
100くらい、それぞれ全部違うお話を詰めたかわいい封筒を用意するとかなんとか。
夢広がる~

でもそろそろXおじさんオーバーワーク気味なので別の話にしよかな……。
365日のカクテルの話?
(結局オーバーワークしてる人同じじゃん)
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やはり人のいる場所に出続けること、結構大事なんだろうな、というのを感じている。
作った本を頒布しにイベントに出かけたりすると、「この前見かけて気になってたんです」と声をかけられることがある。結構よくある。
今回嬉しかったのは「人権のないおじさんの話どれですか!?」と聞いてくださった方。
どうも大阪のときにその文面を見かけてたらしいのだが、そのときには既にあざらしはいなかったとのことで。
一回限りだとそういう出会いの機会が二度と訪れなくなるのだなあ、ということをめちゃくちゃ噛みしめたのだった。
イベント、SNSなどでフォローしてない方もちょこちょこいらしてくださるのがほんとにありがたさに満ちるのだなあ……。一期一会……。
特に漫画やイラストのようにぱっと一目で引き込むのが難しい分、余計にゆったり長期戦で構えるのがよいのかなあとあざらしは愚考するのだった。
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あざらしの最古オリジナルキャラできちんと名前の記憶があるの、小学校低学年くらいで描いてた漫画のあやちゃんかなあ……。
髪の長い女の子で「あや」って名前、ということしか覚えていないが。
なんかカービィと一緒に世界を旅してたはず。
カービィ、やっぱすごい洗練されたデザインなのよな。誰が描いてもカービィに見えるということ。
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よく考えたらあざらし女装の男ってあんまり作ったことないでは……!?
男装の女はいたのよ。TRPGでもやったよ、ブレカナとか……(懐かしすぎる)。
と、いうのを、夢中分解ヘッドトリップを書きながら考えていた。女装男か……。
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できれば10万文字くらい書きたいとか思ってるあたり怖いもの知らずすぎるぞあざらし まあ11月中は無理なく走って、12月に改稿して伸ばしてみるのはありかなという感じ……。
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なんとなくイメージされるお花メモ

モキバ:ストレリチア(極楽鳥花)
鏑木:アイリス(菖蒲)
雁金:竜胆
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自分用メモ

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無名夜行
Proof of Alice's Existence

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 ――『異界』。
 ここではないいずこか、此岸に対する彼岸、伝承の土地におとぎの国、もしくは、いくつも存在し得るといわれる並行世界。
 それらが「発見」されたのはそう最近のことではない。昔から「神隠し」と呼ばれる現象は存在しており、それが『異界』への扉をくぐる行為だということは一部の人間の間では常識とされていた。
 だが、『異界』が我々を招くことはあれど、『異界』に対してこちらからアプローチする手段は長らく謎に包まれていた。
 そのアプローチを、ごく限定的ながらも可能としたのが我々のプロジェクトだ。人間の意識をこの世界に近しい『異界』と接続し、その中に『潜航』する技術を手にした我々は、『異界』の探査を開始した。
 もちろん『異界』では何が起こるかわからない。向こう側で理不尽な死を迎える可能性も零とは言い切れない。故に、接続者のサンプルとして秘密裏に選ばれたのが、刑の執行を待つ死刑囚Xであった。
 彼は詳細をほとんど聞くこともなく、我々のプロジェクトへの参加を承諾した。その心理は私にはわからないが、Xは問題なく『異界』の探査をこなしている。
 寝台に横たわる肉体を残して、Xの意識は『異界』に『潜航』する。Xの視覚情報は私の前にあるディスプレイに、聴覚情報は横に設置されたスピーカーに出力される。肉体と意識とを繋ぐ命綱を頼りにたった一人で『潜航』するXの感覚を受け取ることで、私たちは『異界』を知る。

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 この場合の「魔女」とは、単に「魔法の使える女性」を示す言葉ではない。
 そもそも「魔法」という言葉自体が『異界』を観測する我々には定義しがたいものだ。『潜航』の中で『こちら側』では起こりえない数々の不可思議をXの視界越しに観測してきたが、『こちら側』ではあり得ない現象も、その『異界』の中では当然のものであり、「起こりえないこと」を示す「魔法」という言葉は相応しくない。
 ただし、幾度にも渡る『潜航』の中で、魔法と呼ぶべきものが無かったわけではない。
 それこそが、『異界』を渡るものの持つ力だ。
 我々はXの意識を『異界』と接続する、という形で限定的に『異界』を観測している。もし、人間を肉体ごと『異界』に送り込み、自由に渡り歩く技術が確立されればこのプロジェクトも次のステージに至るのだろうが、実現にはほど遠い。
 だが、Xを通して『異界』を観測するようになって、否応なく理解させられたことがある。
 それは、我々がその方法を確立できていないだけで、『異界』を自由に渡り歩く者は確かに存在する、ということだ。それぞれの『異界』のルールに縛られることなく、全てを超越した、まさしく魔法のごとき力を操る者、「魔女」と呼ぶべきものが。

#無名夜行メモ
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無名夜行におけるXの認識
・スマホの存在を知らない
・そろそろデロリアンが飛ぶと信じている(冗談)
・ドラえもんの声が変わったのはぎりぎり知ってる
・チーバくんを知らない(New!!)

#無名夜行
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生首の話を考えてるけどやや生首が生首である理由が薄いな……。
ただ、こう、神秘的な感じもおどろおどろしい感じもない、爽やかさばさば好青年が生首をやってるのは面白そうなので、このまま行きたくはある。
ミステリというかサスペンスかな?
猟奇殺人事件を追う女刑事と、女刑事が拾った生首が時折大変な目に遭いながらも共同生活を送るおはなし。たぶん。
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迷鳥回視のカバーのラフ絵が来て感動で涙がにじんでいる……。
こんなすごいお話だったんだな……(中身はあくまであざらしの話だよ)。
いやでも本当に……、これは一人の男の足跡の話なんだよなあ。
定められた終わりに向けて迷いない足取りで歩いていく、どうしようもない一人の男の。
あざらしはいつだって、そういう「終わり」に向けたお話を愛している。
もちろん、「末永く幸せに暮らしました」も大好きなんだけども~!
(っていうか、「僕」こと雁金の初出がまさしく「末永く幸せに暮らしました」をタイトルに冠したシナリオなんだよなぁ……真逆を生きているが……)
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前に、ホグワーツ組み分け帽子的な投票してもらった時に完璧にレイブンクローだったことを思い出して笑っている。
そういうところだぞあざらし!!! あざらし!!!
あざらしの手持ちだと確実にウエメセインテリのモキバがレイブンクローなんだろうな、と思う。
何と言うか、あざらしは結構「知恵と知識が人格的な余裕を作る」と思っているところは……あり……ぎぎぎ(恥ずかしい)。
(また、その「余裕」の前提として「金銭が必要」というのもあり、なので金銭的貧困ベースのキャラをあんまり作れないという自覚があるのもまた恥ずかしいことの一つであるな……)
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CoC『VOID』のもっちー(HO3・望月翔平)について語ってて思ったんだけど
(同じく『かいぶつたちとマホラカルト』HO魔女、『庭師は何を口遊む』HO1についての話でもあるんだけど)
あざらしというプレイヤーが基本的に「馬鹿が嫌い」という前提に立ってるな……というのに気づいてなかなか恥ずかしいな、と思う。
モキバの上から目線クソインテリムーブ、あざらしの素だよな、というところ……。
この場合の「馬鹿」っていうのは、主に「与えられた状況に対して明らかに悪いとわかりきった選択をする」程度の意味です。
もちろん状況によって「悪いかどうか」が判断できなくなることは多々あり、そこで惑う人については全然悪く思わないんだけど(あざらしだってめちゃくちゃ優柔不断でご迷惑をおかけしがちなので)、それはそれとして愚かさにあんまり寛容さじゃないな……みたいな……ところを……。
もうちょい色々と寛容でありたいし、ぶっちゃけ幅を狭めているなと思う(自分でできないということなので)。
その辺りのコンフリクトだって物語の一つなんだろうし、匙加減によっては魅力になりうると思うため。
ただ苦手なものは……苦手でぇ……。
なのでこれからやる『庭師は何を口遊む』HO1は完全にあざらしの「馬鹿が嫌い」を前面に押し出したタイプの「嫌な奴」、みたいな舵の振り切り方をしそう……w

雁金はまあ馬鹿は馬鹿なんだけど、あれはまだロールできる範囲であり、何と言うか「馬鹿であるところ」と「そうでないところ」がきっちり分かれてるから自分の中で許しがある……。
「無能が嫌い」「意欲のある馬鹿はもっと嫌い」、すごい強く嫌な言葉だけど、あざらしは結構そういう思想を持っていて……恥ずかしいな……。
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やっぱめちゃくちゃ酒井戸、Xの元ネタだなってわかるなぁ……。
冷静だけどちょっとズレてる感じのお兄さん。
基本的にはお人よしで人を助けることに躊躇がない(それが自分の「死」を導くものであっても……)。
Xは「試行錯誤」はできない仕組みにしてあるんだけど、できたら絶対やるんだろうな、あの人。
Xが連続殺人犯なのもあのあたりが元ネタだからなんだよね。
(もちろんそれはそれとしてXは設定上「連続殺人犯でなければならない」ってとこはある)
まあ異界潜航はあくまで『ID:INVADED』における「ミヅハノメ」のパイロットたちと違って、殺人犯でなければならない理由はないのだけど……。
ただXの精神性というか、人に優しいけどどこかしらに狂気を孕んでる感じのつくりは完全に酒井戸=鳴瓢秋人がモデルなんだよなぁ、ということを思い出すなどしていたのだった。

まあそれとは別に(まあXもそうなんだけど!)未亡人男大好きだっていう事実も改めて噛みしめるなどしていたんだけどね!
アンナチュラルもなんかアマプラに復活してたみたいで、見たいな! 中堂系!!
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茂野しげさんより、『無名夜行』のひとびとを描いていただきました!
う 嬉しすぎる~!
茂野さんには『無名夜行』のメインビジュアルをお願いしてるのですが、それはそれとして練習と題してこの絵を送ってきてくださって……!
こんなん無名夜行コミカライズですやん!!
嬉しすぎるので昨日はなかなか眠れませんでした。おかしいなあ。

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#いただきもの
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あざらし、好きになる絵というのがイラストより漫画の絵なのだなということをふと思うなどした。
もちろんどっちもよさがあるのだけど、連続的に描かれるものであることを前提とした絵づくりに余計に惹かれる、みたいなとこありそう。

というわけで無名夜行シリーズ(広義)の装画を描いてもらいたくて、ずっと気になってた、普段は漫画を描いてるお方に打診中である。
やっぱりね! 自分で絵を描くようになってから尚更描いてもらいたい欲が増したわけですよ!!(力強く)

■他愛ないメモ

シアワセモノマニアのあざらしこと青波零也の創作メモだったり、日々のどうでもいいつぶやきだったり、投稿サイトに載せるまでもない番外編だったり、見聞きしたものの感想メモだったり。

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