幸福偏執雑記帳

あざらしこと青波零也のメモ的なものです。

2022年5月21日6件]

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何かあざらし、フィクションとしてのサイコキラーに対する謎のあこがれというか、怖いもの見たさみたいなの、あるよね。
実際にサイコキラーを扱った作品が見られるかというと先述の「グロ、ゴア、スプラッタが無理」という弱点により大概見られないのだが。
そして人の精神性のおそろしい部分、みたいなのの描写も苦手といえば苦手のため、本当にこの感情は「あこがれ、怖いもの見たさ」以上のものではない……。あざらしはよわいざらしである。

Xは、サイコキラーというにはちょっと弱いのかな。狭義の「精神病質を持つ殺人犯」というにはちょっとふわっとしている気がする。ちょこちょこ、精神病質的な側面を有しているとは思っているんだけど、そうであると誰からも認められるほどでもない、くらいではないかな……。
Wikipedia先生のいう「理知的なやり方や独自の理由で殺人を行う犯罪者」というのには当てはまるけども。
あの冴えないおっさん、ああ見えて決定的なミスを犯すまでは何一つ証拠を残さない(あるいは残していても「見つからない」)ような殺し方してきた人なので、めちゃめちゃ殺人に関しては頭を使っている。
それにしても、この辺り、全然詳しくないからもうちょっと知っておきたくはあるな……、心が元気じゃないと調べるのも結構大変なジャンルだけど。
まあ、フィクションというのもあってめちゃめちゃざっくりしてるけど、Xの殺人には彼なりの独自の理由があるというのは、何となく伝わるといいな~というのは思ってる。快楽殺人者ではないけど、彼視点で「必要だから」猟奇的な手段を取れちゃったりする人なので……。
あざらし、作者のわりに最近Xのことかわいいおじさんだな~って思い始めてたんだけど、やっぱり怖い人じゃん……(いや、誰も怖くないとは言ってない)。

#無名夜行
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レクター博士について調べてて何となく考えてたんだけど、Xに脱走の意志がないのかというと、まるでないな……。
仮に無防備に研究室の扉を開け放った状態でXを一人で放置したとして、「私」が帰ってきたときには出て行った時と同じ姿勢でXが座ってるところしか想像できない。X……お前ってやつは……。
その姿、「待て」を命じられた、よくしつけられたおいぬのごとし。リード要らず。
(この前書いたいまさら文芸部の原稿だけは、Xが帰宅拒否犬をしていたが、あれは例外なので)
外に未練が無さ過ぎるんだよな~。帰る場所があるわけでもなく、行きたい場所があるわけでもない。
会いたい人は何人かいるけど、今の自分が会いに行ってもきっと喜ばないだろうな、って思ってるし。
Xは、あの研究所にいる分には、いたって大人しい、ただの冴えないおじさんだということがよくわかる。

#無名夜行

ちなみにレイニータワーの叔父さんも別に脱獄はしない。お前ら、もうちょっと外に出ようとする意志を持て。
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ふと、Amazonのプライムで『羊たちの沈黙』見られないかな~と思ったけど有料だった。かなしい。海ピアも有料だった。かなしい。
ほわほわと「見たいな~」と思うやつは結構有料であることが多い……。

でも作品ページの背景でちょっとだけ動画が流れてたんだけど、レクター博士の台詞(クラリスのことを事細かに分析してるやつ)に、そういえば映画の公開された時期、ちょうどプロファイリングという言葉が流行るのと同時期じゃなかったかな……と思ったのでざっと調べたら、プロファイリングが一般的になったの、この映画の影響が大きいのかな……。なるほどな……。
内容を調べてみるかぎり、自分ひとりでは絶対見られない気がしてきたので(別にそれ自体を描く意図が無かったとしても、グロ、ゴア、スプラッタ的な描写は全部ダメなため)、見るとしても誰かと見たいな~!!
それにしてもちらっと動画見ただけでもレクター博士めちゃめちゃ好きな感じだな……。(あざらしの業が深い)

あらすじは今調べて読んじゃった。
自分の頭の中の勝手な想像よりレクター博士ぜんぜん安楽椅子してなくて笑っちゃった。めちゃめちゃアクティブだ……w
でも映画としてどういう描写がなされてるのかは気になるし……、やっぱりレクター博士きちんと見てみたいなという気持ち、大きい。
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>>560
どうでもいい補足として、『レイニータワーの過去視』の英語サブタイトル「The Silence of the Visionaries」はがっつり『羊たちの沈黙(The Silence of the Lambs)』から来てたりする。そういう話であるため。

実は自分で書いた小説につける英語サブタイトル、映画タイトルを元にしているものがちょこちょこある。
タイトルの参考にした割にどれも実際に見たことはないし、単なる語感から取っているため映画の内容にもかすってないわけだが……。

『彷徨舞弄のファンタズム / The Legend of the Romancer on the Ocean』は『海の上のピアニスト』。
映画のタイトルは「Legend of 1900」なんだけど、サウンドトラック内の曲名として存在する「The Legend Of The Pianist On The Ocean」から取ったはず。
さっき、映画の内容かすってないって言ったけど、船から降りられない(陸に存在できない)ひとの話だからある意味間違ってないでは……? 見たことないけど何となく話に聞く感じ。
なお曲は演奏したことある。(そういうの多いんだよな)

『はらわたの散歩者たち / The Knight Errant in the Dark』は見た通り『ダンサー・イン・ザ・ダーク(Dancer in the Dark)』。
こっちは本当にかすってもいないんじゃないかな……そもそも映画の内容を本当に何一つ知らないのだが、怖い(色んな意味で)という話は聞いている……。

あとこれは映画じゃないけど、『空言ミストノーツ』のAct1タイトル「Vector to the Azure」はキングダムハーツ2のサウンドトラックに存在する曲名「Vector to the Heavens」から来てたりする。
英語わからんので、わからんなりに、色んな所から引っ張ってきているのだなあ。
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やっぱり自分、ミステリと呼ばれるジャンルがめちゃめちゃ好きなのかもしれんな!
(色んなおはなしを読みながら改めて感じたこととして)
もっと正確に言うなら「謎を解き明かす手続き」みたいなものが、好き……。
実際にミステリとして成立しているかどうかは一旦横に置いて、物語上そういう謎解きの手つきを感じただけで「好き……」ってなっちゃうところ、ある。

その、謎解きの手続きの中においては人の感情ですらも「手がかり」でしかない、というか。
「こう思ったからこうなった」という、出来事全体を描き出すパズルのピースに過ぎない、みたいな感じというか。
そういう手つきが好きなため、ことミステリにおいては、登場人物が感情で動くこと自体は「パズルのピース」なのでそこまで気にならないのだけど、そのパズルを組み上げる側である語り手と解き手が過度に感情的な話は好きでないというところ、ある。
自分はミステリに関しては人の感情が交わるところを見たいのではなく、謎解きの手続きが見たいため……。

……いや、ミステリに限らず、あんまり感情的なキャラ好きじゃない気がしてきたな。
自分で書いてても感情だけで動けるキャラ書けないのがいい例じゃないか……?
感情を排したキャラはそれはそれで微妙なのだけど、それはそれとして感情をがんがん出してくキャラ、匙加減難しいな~とよく思う。その感情がプラス方向にせよ、マイナス方向にせよ。
というのはミステリとは関係のないあざらしの嗜好のはなし。

ともあれ、そんなわけでペーパーウェルの話はちょっとだけ日常の謎風味だったのだなあ。
好きなものを好きなように書くと、何となくこういう話の方向性になる。
ちょっとした謎がどこかにあって、それが解かれるのを見るのが好き、ということ……。
(その「正しさ」については特に興味がなく、手続きが行われるというのが大事なところだと私は思う)
今回の場合、せっかく謎解き役できそうなXがいたんだし……(Xはあざらしの中で洞察力という点ではレベルが高めに設定されてるため)

なおXと同じ属性のキャラとして『レイニータワーの過去視』の「叔父さま」がいる。どっちも犯罪者で囚人なあたり、完全にあざらしの……趣味……。
多分、聞きかじったことで生まれた、「檻の中の安楽椅子探偵」としてのハンニバル・レクターに対するあこがれみたいなものある。羊たちの沈黙、見たことも読んだこともないけど、だからこそ存在する安楽椅子探偵的犯罪者に対するあこがれ……。
あるじゃん……聞きかじった情報だけで勝手に想像膨らませちゃうの……それだよ……。
Xはまさしくその「檻の中の安楽椅子探偵」の流れを汲んでるんだけどやってることが謎解きじゃない。素質を生かしてやれず悪かったな。

ただ、ミステリっぽい話をやるには事件ないし謎めいた出来事が必要で~それを考えるのが難しくて~。
そんなこと言ってるからとけうさが止まってるんだよ! わかってるぜ!!
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お庭のお花、咲いてた~!!
ミニヒマワリとコスモス。かわいい~
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