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幸福偏執雑記帳
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以降更新はindexで行います

No.1801, No.1800, No.1799, No.1798, No.1797, No.1796, No.17957件]

『福家警部補の考察』読了~。

久し振りの福家さん! ラブ!
最近小説も読めないコンディションだったので読みやすいとわかってるやつをチョイス~。
本編もめちゃくちゃ面白かったんだけど、解説がよかったな、あざらしが福家警部補シリーズのどこが好きなのかをばしっと言語化してくれた感じ。
あざらしはコロンボシリーズのことは全然知らないし、日本の倒叙ミステリの代表・古畑任三郎シリーズも実は全く見たことがない。
ただ、今回はっきりしたのが「主人公の内面が明らかにならない話が好き」だってこと。
あくまで福家さんの像って視点となる人物からの評価であり、福家さん自身が視点になることはない、その安心感……。
この愛嬌とミステリアスさを担保されてるというの、すごくいいなあ~となるのだった。
自分でも無名夜行がかなりそのバランスで書いてる話なので(あれは全体通してXが何を考えてるのかは明らかにならない話)、おそらく無意識レベルでそういうのがめちゃくちゃ好きなんだろな……!

読み物

うーん、今日一日休んでみて、今ってもしかして体もそうなのだけどメンタルの方がやばいのかも? 自分のことは全然わからんなあ……。
ただ確かにちょっと疲れてるのはそうかも。
ともあれ静かに寝てるだけになっている。

いま

体調がぼんやり悪いので気晴らしも兼ねて地元のスーパー銭湯行ってきた!
いつも岩盤浴やりそこねてたので今日はそっちをメインに。
気持ちいいねえ、岩盤浴……!!!
きちんと汗かいてる実感があるというの、かなり心によい。
今日は寒いので半露天風呂も気持ちよかったな……。
明日は諸々の予定をいったんスキップさせてもらってるので、このあったかボディでゆったり休むのじゃ。

いま

うーんずっとぼんやり具合が悪い……。
仕事に行けないほどでもないので仕事はしてるのだけど、その他のことが何も手に着かないために結構困ってしまっている!
椅子に座ってもぼんやりしてしまうし、なんなら床に横たわってしまうし……。
何より卓してるときに文章がきちんと浮かんでこないのが一番困るのだわ~!
単なる疲れであるならいいんだけども。

いま

あざらしは結構創作においてリアルさをことさら求めてないのかもしれないなあとは思う。
特に人の描き方については……。

上手く言えないのだけど、人物の描き方(デザイン的な話ではなく作劇の中での「キャラクター」性、性格とか言動とか)について考えてみたとき、デフォルメしたうえで理想の人物像に倒してくのってそんなに悪いことなのかなあ、とぼんやり思うことがある。
ここはたぶん「物語全体のデフォルメ具合」にも関わるから難しい問題なのかもしれないけど、やや盲目的なまでに人に優しく理想に向けて邁進するタイプのキャラクターを「現実味がない」とか「いっそ狂人では?」とかなんかそういう「ありえない」という受け止め方に結構心痛めてるあざらしがいるな……と気づくなどして……。
もちろん盲目的なことに関しては否定されるべき側面もあるとは思うのだけど、なんというか善なるものを善なるものと素直に描くことってそんなによくないことなのかなあ……という……。
あざらしもそういうこと言ってしまいがちだから気をつけねばな、とも思うのだけど。

あと、これは否定する意図ではなく単純に意見の違いとして面白いな~と思ったことの一つとして、
「困っている人に打算なく手をさしのべるというのは、『普通ではない』から描けないし描く気にもなれない」
という話をされてる方を見て、なるほどなあ~、としみじみしたのよね。
確かに現実に誰彼構わず手をさしのべるってのは難しいというか、基本無理筋だし不自然ですらある。
ただ、自分はむしろやりたくてもなかなか自分ではできないからこそ理想として描くのだろうな、というのもあって、なんかそんな感じ。
理想は理想であり「ないから描く」のだよなあ、という……。
あるものを描くのは別に自分のやることではないし、なんかこう、創作のなかでくらい気持ちよくありたい、みたいなのはあるかも。
でもたぶん一方で理想だけ追い求めてリアルさがないとしらけてしまう、全く共感というか理解ができない、みたいなのもあるのだと思ってて、そのあたりの匙加減、難しいのだろうな~。

よりよくあれ、世界……。

創作

『運命の巻戻士』面白い~!

https://www.corocoro.jp/episode/32702966...

コロコロという掲載媒体でこのネタを取り扱うのめちゃくちゃ豪腕なんだよな。
わかりやすいのに構成としてはとてもしっかりとしたSFであり、何もかも誠実というか……。
すごくシリアスな話をしてるけど、ことさら重く描かないというか、辛い出来事を描写した上であくまで「クロノの活躍の気持ちよさ」に重心を置く、そのあたりの捌き方が上手すぎる。漫画が上手い。
クロノの人物の描写がすごくいいんだよな~、手続きの順番というか。必ずまずは真っ正面から説明するターンを入れることで、クロノというひとが真っ直ぐなひとであることを描くということ。そして誰一人として諦めないという姿勢。
その手続きがあってこそ重たい物語を「でもクロノなら」って思わせてくれるワザマエよ~……。唸るばかり……。

読み物