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幸福偏執雑記帳
幸福偏執雑記帳

幸福偏執雑記帳

以降更新はindexで行います

No.1053, No.1052, No.1051, No.1050, No.1049, No.1048, No.10477件]

Xの特性は良くも悪くもあざらしに近く、その上でさらに極端に設定しており、だからたぶんあの人、物事の法則性を見つけるのがめちゃめちゃ得意なんだろな……。前にもその辺りの話ちらっとしたけど。
あざらしの想像できる範囲の「能力の高さ」というのがたぶんそういうところにある、ということ。
なんだろな、たとえが悪いのかもしれないけどIQテストとか得意そう。今どういうテストか知らないけど(というかIQテストなんてやらないのかもしれないか)
特に数字の並びから穴に埋めるべき数字をいれたりするやつ……ああいう……与えられた限定的な情報から一定のルールを見つけるたぐいの……。結構あの手のものを一目見た瞬間に理解しちゃうようなところがXにはある。
ただ、変化しうる情報がそこに混ざると急にわけわかんなくなる、というのもXの特質で、だからこう……人の感情の流れとか関係性に応じた対応、いわゆる「空気を読む」のはめちゃくちゃ苦手。
ルールとして定められたTPOは(特に明言されなくとも)きっちり守れるけど、そのルールの外側、明示されない可変のもの……場の空気みたいなのに合わせるのは不可能、みたいなところ、がXにはある。
あざらしはそこにさらにマイナス方向の補正がかかってるタイプなので、Xほどの能力はないし空気も読めないため人間生活めちゃ苦労してる気がするな……へへ……。

#無名夜行

創作

風呂読書はinvertに入ったよ!
あざらしも同じタイトルの話を前に書いたけど、ちょっと付け加えると「倒叙」の意味になるのよね(これは本の中にも書いてあるけど)。
倒叙ミステリかなり好きなので嬉しいなあ~。
まだ全体の6%くらい。わくわく~!
(Kindleで読んでるのでパーセント表記なのだ)

読み物

わーい、CoC『かいぶつたちとマホラカルト』やらせてもらえることになったぞ~!
【CoCシナリオ】かいぶつたちとマホラカルト
https://booth.pm/ja/items/1715406

最近たぬきさんとかしおよるさんとかが回られてるのを見てたので気になっていたのだよね~!
今まであんまり一緒にPLしたことない方々と、初めましてのKPさんで回ることになるので、何がどうなるかさっぱりわからんけど楽しくやれるといいなあ! わくわく!!

遊び

あざらしの中でちゃんと悪いひと、という定義であるXおじさん、自分のやったことが悪いとは思ってるんだけど全然反省してないからかなり悪いよ。わるわるだよ。(???)
なんかこう、罪に対して罰を受けるのは当然だと考えてるけど(だから抵抗は全くしない)、それはそれとして罪を犯したことに後悔がないってツラするのよね……。
なんかそれとこれとは話が別だから、って言うのよあいつ。
反省も後悔もない(けど罰はきちんと受ける)って態度、ほんとに厄介なんだよな。何も改めることがないわけでね……。
こいつは改める気がないな、と判断されたからこその極刑なのだけども。
でも無名夜行本編でその辺りが見えるかというとぜんぜん見えないのだなあ。
Xおじさんは与えられた仕事をきちんとやるだけのワーカホリックおじさんである。

#無名夜行

創作

こういうの読むと俄然とけうさ書きたくなるから困る。いや困らないんだけど。
ラスボスのことももうちょい詰めねばね~あざらしには珍しくちゃんと悪いラスボス……。(ちゃんと悪いって何?)
ある程度犯人割れた状態での(でもその予感だけでは捕まえられない、みたいな)話になると思うので、その辺りの描き方ほんと難しいなと感じる。
でもよくよく考えてみると01も02も何となく犯人はわかってて、「どうやって」にフォーカスしてたな……?

創作

でも昨日の風呂読書はきちんとやったんだよ。あったまらないと死ぬので。

medium 霊媒探偵城塚翡翠
https://amzn.asia/d/9DTf1N8

面白かった!! おすすめありがとうすださん!!

読み通したけど、あざらしのジャンルだねこれは……すごくあざらしのジャンル……。
一応大まかに話すけどネタバレにも抵触するだろうから伏せとこ。

とにかく構造がめちゃめちゃよかったなぁ~!
短編連作の形である、っていうのが効果としてすごく効いてる。
ミステリ読む時は全然謎解きしないで読むタイプなので翡翠ちゃんにめちゃめちゃ罵られちゃった へへ
そうだよな~唯一の解はそこにあったとしても、確かに「過程」は正しいとは限らない。
そして解への過程が一つとも限らない……。
あくまで過程に嘘があるだけで、その時の翡翠ちゃんの誘導それ自体は正しい、ってのがめちゃめちゃフェアでよいな~あざらしこういうの大好き……。
こういう「偽の想定」をわざと提示して食いつかせてから覆すの、マジックの手法だって解説に書かれてて「ああ~」となる。
この辺り南雲もやってくんないかな(南雲も趣味でマジックかじってるって設定のひとなので……)。

翡翠ちゃんがああいうキャラであることで、今まで提示された翡翠ちゃん周りの情報も全て「?」ってなるのがとてもよいよね。
人を騙す者っていうのは、つまり、その全てが疑われてしかるべきということだから。
嘘だったからこそ、最終章で見せた姿だって全然すべてじゃないんだろな~というのが……もうね……。
全てを疑うべきなんだろうけど、あの、寂しそうな横顔は嘘ではないんじゃないかな……みたいな……こう……こうね……。
それが香月さんに対するわざとらしいとも言える態度に滲んでたんだろな~と思うとぎゅうってしちゃうんだよ。
香月さんはきっとそれについぞ気づかないんだろな……、みたいな、こう……。
翡翠ちゃんの在り方、ほんとに好きだけど胸が痛いよね……好きだよ!!!!

だからこそ、エピローグで何かとっても救われたような気持ちになった。ぎゅっとしちゃった。
翡翠ちゃんは己の能力を磨くためにそうしているというけど、でも本当にそれだけかな、って提示する真ちゃん……。
それと ゆ 遊園地の半券~~~~!
誰も他者を推し量ることなんてできなくて、でも、そうであったら、と祈り願うような気持ち。
それとラストのセリフのいい意味での軽さというか、ちょっと鼻で笑う感じというか。
そこも含めての「気安さ」がすごく救いだなぁ……みたいな……。
翡翠ちゃん……………………。
畳む


invert二冊も買ってあるから楽しみだなあ!!
ここまで提示しておきながら、その上で面白いと聞くのでわくわくする……。

読み物