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シアワセモノマニア
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ハッピーをお届けする空想娯楽物語屋

No.2552

悪役なるものの難しさ……。
(ちょい倫理観が変な話をしてるので下げておく)

あざらしはそもそも悪に対する解像度が低く、つまり悪を書こうとして書くのも難しいし、その上でなんか書き手として自覚なく悪をなすものを書いてしまってることもいっぱいありそう。
意識して悪をなすひとを描こうとすると突然陳腐になるってよく言われるのでかなり苦手分野かも。
でもとりあえずXは悪いよ。たぶん。無名夜行では悪役ではないけど、腐っても別の人の前に立ちはだかったことのある殺人鬼……。
ただそう、悪役を描くときに、殺人という手段が「物語の上で扱われる限り」悪事としてやたら軽いというか、身近さから離れすぎててファンタジーとして扱われがち(そして多用されがち)ってところはちょっと真面目に考える必要はあるよね。本来はもっとも重い罪のひとつであるはずのそれ、人一人の命をこの世から断ち切るということ。
殺人がファンタジーになりうるの、身近さからかけ離れてるのもあるけど、同時に「被害者そのひとはそれ以上の苦痛を受けない(少なくとも現世の視点では)」のもあるのかもな、みたいなことを思うなど。もちろんそれに付随して苦痛を受ける周縁はいるんだけども……。
そんなやや人の心のないことを考えながらXを描いてるよね、あざらしは……。畳む

創作