読み物[64件]
やっぱりあざらしは仕事のできる三枚目のラインのキャラにめちゃくちゃ愛着がある、ということがよくわかる……。
『SPY×FAMILY』15巻、フランキー回めちゃくちゃよかったな、の意味です。フランキーかわいいよフランキー。
あの人めちゃくちゃ腕はいいので故にこそ黄昏とある程度対等に渡り合えてるとこがあり、そういうポジションである、ということにとてもとても良さを覚えている。
前にちらっと開示したけど、モッキンバードがまさしくこのラインで設計してるキャラだったりする。腕のいいルーニー。
ただ、モキバは隙が少ないのがあざらしによるあざらしらしい味付けだな……。
『SPY×FAMILY』15巻、フランキー回めちゃくちゃよかったな、の意味です。フランキーかわいいよフランキー。
あの人めちゃくちゃ腕はいいので故にこそ黄昏とある程度対等に渡り合えてるとこがあり、そういうポジションである、ということにとてもとても良さを覚えている。
前にちらっと開示したけど、モッキンバードがまさしくこのラインで設計してるキャラだったりする。腕のいいルーニー。
ただ、モキバは隙が少ないのがあざらしによるあざらしらしい味付けだな……。
まっ えっ !?!?!?!?
(Q.E.D. iffの29巻冒頭を読んでギャンッてしたあざらし)
こ、この二人らしすぎる この二人らしすぎる~!!!!!
よすぎて無限に踊っちゃった 仕事場じゃなかったら声出てた よすぎる……
読み終わったけど、んえーーーー(泣いてる)
泣いちゃうよこんなの……幸せで……。
可奈ちゃん……可奈ちゃん~~~~!!
かわいくつよく、そしておせっかいだからこそ自分と周囲を変化させ続けてきたガール……。
無限にめそついてしまう……。
ゆっくりと変わってた、少しずつ時間が動き出していた、その結果としてここにたどり着いてるってことをめちゃくちゃ噛みしめてしまうよ~おおん……。
なんというか、話の冒頭でトーマくんからそれを言い出したこと、可奈ちゃんがさらっとそれに応えたこと(そして一話かけて改めてその問い掛けと回答の意味を考えたこと)というのがもうね~あまりにもこの二人の関係性として尊すぎる。
別に何が変わるわけでもなく、ただきちんと定義したし、「今だから定義できる」ということ、なんだよなあ……!!
そもそもこの話、短編連作だからあんまり意識してなかったけど合計79冊かかってるんだなここまで来るの……感慨深すぎるな……。
もう20年くらい前からめちゃくちゃ好きな漫画で、誰にでも素直におすすめできる内容の正統派なオールタイムベストなのに、79巻(50巻+29巻)もあるから全くおすすめできない筆頭だよ。79巻ってなんなんだよ。
(Q.E.D. iffの29巻冒頭を読んでギャンッてしたあざらし)
こ、この二人らしすぎる この二人らしすぎる~!!!!!
よすぎて無限に踊っちゃった 仕事場じゃなかったら声出てた よすぎる……
読み終わったけど、んえーーーー(泣いてる)
泣いちゃうよこんなの……幸せで……。
可奈ちゃん……可奈ちゃん~~~~!!
かわいくつよく、そしておせっかいだからこそ自分と周囲を変化させ続けてきたガール……。
無限にめそついてしまう……。
ゆっくりと変わってた、少しずつ時間が動き出していた、その結果としてここにたどり着いてるってことをめちゃくちゃ噛みしめてしまうよ~おおん……。
なんというか、話の冒頭でトーマくんからそれを言い出したこと、可奈ちゃんがさらっとそれに応えたこと(そして一話かけて改めてその問い掛けと回答の意味を考えたこと)というのがもうね~あまりにもこの二人の関係性として尊すぎる。
別に何が変わるわけでもなく、ただきちんと定義したし、「今だから定義できる」ということ、なんだよなあ……!!
そもそもこの話、短編連作だからあんまり意識してなかったけど合計79冊かかってるんだなここまで来るの……感慨深すぎるな……。
もう20年くらい前からめちゃくちゃ好きな漫画で、誰にでも素直におすすめできる内容の正統派なオールタイムベストなのに、79巻(50巻+29巻)もあるから全くおすすめできない筆頭だよ。79巻ってなんなんだよ。
『悪役令嬢の中の人』コミカライズ版を最新巻まで買い、最新話まで読んだのだけど面白かったな~!
第一話だけ過去に読んだことがあり、すげーおもしろい切り口だな~と思ったのだけど、ほんとにそのままの勢いで突っ切る話だったんだな……。
(最新話がついに対決というか一方的蹂躙のシーンだと聞いてついに買い揃えた)
小説も本編はきっちり断罪完了したところで終わってるのを確認したので、もうすぐコミカライズ版も終わりなんだろうとは思うのだけど!
このコミカライズめちゃくちゃ上手いな~と唸ってしまう。結構小説だとストレートな分毒が強く感じたところを漫画の形に落とし込むことで咀嚼しやすくしているというか……!
あと原作者さんがコミカライズの大ファンなのにこにこする。コミカライズで出番ががっつり増えた第一王子のエピソードを逆輸入して書いてたりしてすごく強い。史実は俺が作るスタイル。
なるほどこれは人気が出るのもわかるな……。
レミリアがミリも落ち込まないというか全ての理不尽に全力で戦ってくれるし、やり方が時に悪辣ではあるんだけど「エミのレミリア」を完遂する、という芯が通ってるから決して道中が不愉快にはなりすぎないのと、その上で全を俯瞰してるような視点で見てる、みたいな絶妙なバランス感覚、つよいな~。
なんというか、ここまできっちり切り分けられてると、復讐劇ってより、よくできた詰め将棋というかパズルを見てるような感覚かも。あざらしが「ミステリにそこまで情はいらなくて、どう仕掛けてどう解かれるのか、あとはキャラを見てる」って言ってるときの気持ちに極めて近いw
だからキャラクターに寄り添うってよりはレミリアがどう目的に向けて駒を進めて詰めに向けて布石を打ってくのかを楽しむお話なのかな~という気持ち。
面白かった! 完結したらそこまでまた買い求めよう……。
第一話だけ過去に読んだことがあり、すげーおもしろい切り口だな~と思ったのだけど、ほんとにそのままの勢いで突っ切る話だったんだな……。
(最新話がついに対決というか一方的蹂躙のシーンだと聞いてついに買い揃えた)
小説も本編はきっちり断罪完了したところで終わってるのを確認したので、もうすぐコミカライズ版も終わりなんだろうとは思うのだけど!
このコミカライズめちゃくちゃ上手いな~と唸ってしまう。結構小説だとストレートな分毒が強く感じたところを漫画の形に落とし込むことで咀嚼しやすくしているというか……!
あと原作者さんがコミカライズの大ファンなのにこにこする。コミカライズで出番ががっつり増えた第一王子のエピソードを逆輸入して書いてたりしてすごく強い。史実は俺が作るスタイル。
なるほどこれは人気が出るのもわかるな……。
レミリアがミリも落ち込まないというか全ての理不尽に全力で戦ってくれるし、やり方が時に悪辣ではあるんだけど「エミのレミリア」を完遂する、という芯が通ってるから決して道中が不愉快にはなりすぎないのと、その上で全を俯瞰してるような視点で見てる、みたいな絶妙なバランス感覚、つよいな~。
なんというか、ここまできっちり切り分けられてると、復讐劇ってより、よくできた詰め将棋というかパズルを見てるような感覚かも。あざらしが「ミステリにそこまで情はいらなくて、どう仕掛けてどう解かれるのか、あとはキャラを見てる」って言ってるときの気持ちに極めて近いw
だからキャラクターに寄り添うってよりはレミリアがどう目的に向けて駒を進めて詰めに向けて布石を打ってくのかを楽しむお話なのかな~という気持ち。
面白かった! 完結したらそこまでまた買い求めよう……。
『ロード・エルメロイII世の事件簿』、最終10巻まで読了~!
この、あっけないまでの幕切れがほんとに鮮やかだなあとなる。そう、幕切れそのものはごく一瞬で、でもそこにエルメロイII世=ウェイバー・ベルベットの全てが詰まってるんだよなあ!!
そしてそのごく刹那の攻防で全てが決するようになってるのも、きちんとエルメロイII世とその周囲の人たちが全力で今起こってることの形を暴き、どういう理由で起こっているのかを暴ききったからなのだよなあ。しみじみする。
アルビオンでの冒険、ライネスちゃんの大立ち回り、そして今までの事件とそこに関わったひとたち、何ならステイナイトにおけるセイバーの召喚、何もかも、何もかもがここに収束する……よき……。
極東で死んだアトラム・ガリアスタがここで手を打ってくるのほんとによかった。かっこいいよ~!!
あざらしはイノライさんが結構好きなんだよなあ、魔術師であるということ、君主であるということ、それを当たり前としていて、故にどんなにこちらから見て悪辣な手を打っていてもいっそ無邪気さすらあるあの感じよ……!! つよつよおばーちゃん、かっこいい。
そしてねえ、グレイちゃんがあの刹那に「何を聞いたのか」が最後に明かされるのが憎いね~~~~。粋なことをしてくれるよ~。
それがエルメロイII世には聞こえてなくて、聞こえてないってことがまた……またね……!!
めちゃくちゃ面白かった~ミステリ仕立てなのがほんとによい。あざらしはやはり「解き明かす」「解体する」話が好きということがよくわかる。
これから「冒険」のシリーズも読み進めていくのだ! わーい!!
この、あっけないまでの幕切れがほんとに鮮やかだなあとなる。そう、幕切れそのものはごく一瞬で、でもそこにエルメロイII世=ウェイバー・ベルベットの全てが詰まってるんだよなあ!!
そしてそのごく刹那の攻防で全てが決するようになってるのも、きちんとエルメロイII世とその周囲の人たちが全力で今起こってることの形を暴き、どういう理由で起こっているのかを暴ききったからなのだよなあ。しみじみする。
アルビオンでの冒険、ライネスちゃんの大立ち回り、そして今までの事件とそこに関わったひとたち、何ならステイナイトにおけるセイバーの召喚、何もかも、何もかもがここに収束する……よき……。
極東で死んだアトラム・ガリアスタがここで手を打ってくるのほんとによかった。かっこいいよ~!!
あざらしはイノライさんが結構好きなんだよなあ、魔術師であるということ、君主であるということ、それを当たり前としていて、故にどんなにこちらから見て悪辣な手を打っていてもいっそ無邪気さすらあるあの感じよ……!! つよつよおばーちゃん、かっこいい。
そしてねえ、グレイちゃんがあの刹那に「何を聞いたのか」が最後に明かされるのが憎いね~~~~。粋なことをしてくれるよ~。
それがエルメロイII世には聞こえてなくて、聞こえてないってことがまた……またね……!!
めちゃくちゃ面白かった~ミステリ仕立てなのがほんとによい。あざらしはやはり「解き明かす」「解体する」話が好きということがよくわかる。
これから「冒険」のシリーズも読み進めていくのだ! わーい!!
『ロード・エルメロイII世の事件簿』7巻まで!
(今は8巻読み進めてる~)
アトラスの契約編のことミリも覚えてなくてびっくりした。
いや、グレイちゃんの故郷に行くってところは覚えてたのだけど(漫画版もそこまではやってくれてたし)、そこから先を本当に覚えてなかった。こんな話だったっけ!?
あ、ただそう、事件簿全体で確かアッドの元ネタ(言い方が悪い)としてのサー・ケイが出てくることは覚えてて、でもそれしか覚えてなかったな……。
(あとここで「アーサー王の義兄」ってのを見てたからDoAのいぬをケイって名前にしてた気がする……?)
ともあれこの話結果としては「誰も死んでない」話なんだな……!? 本来失われるはずのものを失わずに済んだ話。
始まりは「グレイの死」だったけども、元からそうではなかったし、そして解き明かした結果そうならなかった話~~~~!!
めそついてしまう、そうなった理由も含めて……。そこに過去の事件と講義が重なり合うとこもさあ! イゼルマの話、こう絡んでくるのか……!!
比較的連続して(2ヶ月以上かかってはいるが)通しで読んでるので、ここがこう繋がってる、みたいなのを改めて拾えてありがたいなあ~。
楽しかったな……。そしてついに最終章なのだわ、3巻あるけど!!!www
(今は8巻読み進めてる~)
アトラスの契約編のことミリも覚えてなくてびっくりした。
いや、グレイちゃんの故郷に行くってところは覚えてたのだけど(漫画版もそこまではやってくれてたし)、そこから先を本当に覚えてなかった。こんな話だったっけ!?
あ、ただそう、事件簿全体で確かアッドの元ネタ(言い方が悪い)としてのサー・ケイが出てくることは覚えてて、でもそれしか覚えてなかったな……。
(あとここで「アーサー王の義兄」ってのを見てたからDoAのいぬをケイって名前にしてた気がする……?)
ともあれこの話結果としては「誰も死んでない」話なんだな……!? 本来失われるはずのものを失わずに済んだ話。
始まりは「グレイの死」だったけども、元からそうではなかったし、そして解き明かした結果そうならなかった話~~~~!!
めそついてしまう、そうなった理由も含めて……。そこに過去の事件と講義が重なり合うとこもさあ! イゼルマの話、こう絡んでくるのか……!!
比較的連続して(2ヶ月以上かかってはいるが)通しで読んでるので、ここがこう繋がってる、みたいなのを改めて拾えてありがたいなあ~。
楽しかったな……。そしてついに最終章なのだわ、3巻あるけど!!!www
なんか一日数ページずつ、みたいなペースになっちゃってたが『ロード・エルメロイII世の事件簿』を5巻まで。
漫画の最新刊にそろそろ追いつきつつあり、ここから先の話ぜんぜん覚えてないんだよな……!!
でも魔眼蒐集列車のエピソードはやっぱり好きだな~、人でなしばかりが集う列車の感じが大好きだし、エルメロイII世にとっての転換点というか、啖呵を切るべき相手が出てきた回でもあり。
迷い、自分の無力を思い、それでも今の自分は彼に対して胸を張れる自分であれるだろうか、っていう、この手触りがね、好きで……。
強すぎる光に焼かれながら、そのまま焼き尽くされるわけではなく、その光を胸に己を燃やし続ける、そういうパワー的なものを感じるので好きなのだよな、エルメロイII世。フェイカーを前にして笑うのだって、それこそがエルメロイII世の強さというか、焼かれ、焦がれて、故にこそ今そこにあると背筋を伸ばせるそのひとだからこそ、なんだよなあ!!
漫画の最新刊にそろそろ追いつきつつあり、ここから先の話ぜんぜん覚えてないんだよな……!!
でも魔眼蒐集列車のエピソードはやっぱり好きだな~、人でなしばかりが集う列車の感じが大好きだし、エルメロイII世にとっての転換点というか、啖呵を切るべき相手が出てきた回でもあり。
迷い、自分の無力を思い、それでも今の自分は彼に対して胸を張れる自分であれるだろうか、っていう、この手触りがね、好きで……。
強すぎる光に焼かれながら、そのまま焼き尽くされるわけではなく、その光を胸に己を燃やし続ける、そういうパワー的なものを感じるので好きなのだよな、エルメロイII世。フェイカーを前にして笑うのだって、それこそがエルメロイII世の強さというか、焼かれ、焦がれて、故にこそ今そこにあると背筋を伸ばせるそのひとだからこそ、なんだよなあ!!
『激突!アヒルバトラー EXTRA STAGE』(ダッケスト/卜部卜伝さま)
https://5chika37.booth.pm/items/6298490
やったーーーーアヒルバトラーの本だ!!!!! アヒルバトラーが漫画になってる!!!!!
そしてこう、アヒルバトルって何だよ、ってツッコミを入れる隙間を与えないホビアニ展開が上手すぎる。めちゃくちゃきっちりホビアニをやってて、その文脈をこのページ数にきっちり収めてくるのすごい。
この「相棒」とともに生きていくんだ、というテーマを一貫して貫く感じ、まさしくホビアニとして完璧なんですよね。アヒルバトルで何やってるのか、どういうルールなのか、ほんとは何もわかってないけど、そういうものだな、という謎の納得を押し通せるのすごいぜ……。
あと、アヒルバトルだ!ってなった途端にちゃんとお湯用意してるの、シリアスな文脈なだけに笑っちゃった。そうだよね、アヒルちゃんを使うアヒルバトルは本来的にお風呂でやるものだからね。
そしてマリンちゃんかわいい~~~~!!!! あざらしは卜部さんの描かれるガールが本当に好き(なのでミルフイユちゃんのご本もめっちゃよかったです……ありがとう……)。
いや~~~~めちゃくちゃいいものを見せていただきました。満足度が高い。Ⅹでも全文公開されてるんですが、本の形で手に取れてよかったな……。
なお、そもそもアヒルバトラーって何?って聞かれるとアヒルバトラーですが……ってしか答えられないんですが……。なおあざらしは実際にアヒルバトルを経験はしてないです(アヒルバトラー島行きたかったけどさあ!!!)
正確な経緯は実はあざらしよくわかってないんですが、広義の定期ゲーであるシマナガサレで湧いて出たホビアニ概念であるという認識をしています。何?
とはいえ概念それ自体はオリジナル概念なのでつまりアヒルバトラーの本はコミティアで買える。最高。
#同人誌感想
https://5chika37.booth.pm/items/6298490
やったーーーーアヒルバトラーの本だ!!!!! アヒルバトラーが漫画になってる!!!!!
そしてこう、アヒルバトルって何だよ、ってツッコミを入れる隙間を与えないホビアニ展開が上手すぎる。めちゃくちゃきっちりホビアニをやってて、その文脈をこのページ数にきっちり収めてくるのすごい。
この「相棒」とともに生きていくんだ、というテーマを一貫して貫く感じ、まさしくホビアニとして完璧なんですよね。アヒルバトルで何やってるのか、どういうルールなのか、ほんとは何もわかってないけど、そういうものだな、という謎の納得を押し通せるのすごいぜ……。
あと、アヒルバトルだ!ってなった途端にちゃんとお湯用意してるの、シリアスな文脈なだけに笑っちゃった。そうだよね、アヒルちゃんを使うアヒルバトルは本来的にお風呂でやるものだからね。
そしてマリンちゃんかわいい~~~~!!!! あざらしは卜部さんの描かれるガールが本当に好き(なのでミルフイユちゃんのご本もめっちゃよかったです……ありがとう……)。
いや~~~~めちゃくちゃいいものを見せていただきました。満足度が高い。Ⅹでも全文公開されてるんですが、本の形で手に取れてよかったな……。
なお、そもそもアヒルバトラーって何?って聞かれるとアヒルバトラーですが……ってしか答えられないんですが……。なおあざらしは実際にアヒルバトルを経験はしてないです(アヒルバトラー島行きたかったけどさあ!!!)
正確な経緯は実はあざらしよくわかってないんですが、広義の定期ゲーであるシマナガサレで湧いて出たホビアニ概念であるという認識をしています。何?
とはいえ概念それ自体はオリジナル概念なのでつまりアヒルバトラーの本はコミティアで買える。最高。
#同人誌感想
『一六五大橋の土産話 史上最低の無理心中』(URN(骨壺)/宮沢 原始人さま)
https://urn.booth.pm/items/6200376
「歓楽街でホストと風俗嬢がトラブルになり借金を残して心中するかんじの現代伝奇風ホラー」と説明があるんですけれども、確かにそうだけど……そうだけど……!?ってなるの本当にアオリが上手いな~と唸ってしまいます。
史上最低の無理心中、最初から最後まで読めば言葉通りではあり、けれどもその「無理心中」に至るまでのストロングO太郎の有様、彼と「彼女」がたどった経緯と、まさしく物語の中では異様な「エキストラステージ」である最終話、でもそれが彼にとっては必要であったこと。
何よりもこれが「喜劇」と銘打たれている、ということ……。唸り続けています。
以下ぼんやりと取りとめもなく感想。
宮沢さんのお話は読んでいてどうにもひりひりする、何なら直接的に心に踏み入ってくるような、柔らかなところ、あるいは後ろ暗いところを暴き立てる側面がありながら、エンターテインメントでもあるというところが本当にすごいと思っていて。故にこそ心惹かれる、覗かずにはいられない、そして自分自身にも何かを突き付けられる、そういうところがあるな……と思っています。
一六五という街の猥雑な賑やかさ、乱痴気騒ぎの雰囲気、常にハレとケが入り混じっている感じというか、その境界線があやふやな感じにひとつの「舞台」を感じます。まさしく心中劇の「舞台」であり、儀式の場でもある、ような。そもそも舞台ってどこか儀式と結びついているものだものなぁ、みたいな感慨……。
そんな、その舞台の上の人間たちにとっては日常となってしまっている乱痴気騒ぎの中で、一瞬だけ、ほんの一瞬だけ、ばらばらであったさみしい人たちが手を取り合った感じ、きっとほとんどの人にとっては忘れ去られてしまうようなもの(それこそストロングO太郎があの末路をたどったように……)、でも、その瞬間は確かにあったんだ、ということに思いを馳せます。
全てが全て「どうにかなる」わけなんてなくて、でも、そこには足掻いたひとがいて、その足掻きを受け止めたひとがいて、そんなこと知らないけど、でもふと、そこに手を伸ばしたひとがいて。
いろんな人たちがちょっとずつ絡み合って、あの物語が出来上がっているということ、そこには確かに一抹の煌めきのようなものがあるのだよなあ……、みたいなことを、延々と思っています。
喜劇、喜劇であるな……。お筏ちゃんがそうであったように、ストロングO太郎もまた、それを「悲劇」にはしないということ。できない、なのか、しない、なのか、それは正直あざらしには判別しかねるけど、でもエキストラステージで舞台に立ち、全てをぶちまけて、その果てに笑いを得たこと、それが彼にとって必要だったということ、それを思うんですよね……。
あと二色刷りになるところが、「お筏ちゃん」の登場した瞬間からお筏ちゃんを葬るところまでであるところが最高すぎて延々と噛み締めてしまいます。
あの時点で「こちらがわ」と「あちらがわ」の境界線を踏み越えたというか、正しくは境界線を踏み越えようとする中間地点でとどまっている感じ、物語中でも言及されていた、事物の超自然的見当識喪失の只中にある感覚というか……。
ハレの舞台であり、それ自体がひとつの異界であり、お筏ちゃんという存在に支配されている場であり、それをぶち破って現実に引き戻す(あるいは引きずりおろす)までの手続き。
漫画、という形であるからこそ、それも紙に印刷された本であるからこその壮絶さというか……。迫力が直に伝わってくる感じが、本当にすごいなと思うのです。
(もちろん電子書籍でも全然可能だとは思うのですが、紙の感じ、印刷として載せられた粒子の感じというか……、「手触り」も含めての感触だなあ、と紙の本を好むあざらしは思います)
畳む
#同人誌感想
https://urn.booth.pm/items/6200376
「歓楽街でホストと風俗嬢がトラブルになり借金を残して心中するかんじの現代伝奇風ホラー」と説明があるんですけれども、確かにそうだけど……そうだけど……!?ってなるの本当にアオリが上手いな~と唸ってしまいます。
史上最低の無理心中、最初から最後まで読めば言葉通りではあり、けれどもその「無理心中」に至るまでのストロングO太郎の有様、彼と「彼女」がたどった経緯と、まさしく物語の中では異様な「エキストラステージ」である最終話、でもそれが彼にとっては必要であったこと。
何よりもこれが「喜劇」と銘打たれている、ということ……。唸り続けています。
以下ぼんやりと取りとめもなく感想。
宮沢さんのお話は読んでいてどうにもひりひりする、何なら直接的に心に踏み入ってくるような、柔らかなところ、あるいは後ろ暗いところを暴き立てる側面がありながら、エンターテインメントでもあるというところが本当にすごいと思っていて。故にこそ心惹かれる、覗かずにはいられない、そして自分自身にも何かを突き付けられる、そういうところがあるな……と思っています。
一六五という街の猥雑な賑やかさ、乱痴気騒ぎの雰囲気、常にハレとケが入り混じっている感じというか、その境界線があやふやな感じにひとつの「舞台」を感じます。まさしく心中劇の「舞台」であり、儀式の場でもある、ような。そもそも舞台ってどこか儀式と結びついているものだものなぁ、みたいな感慨……。
そんな、その舞台の上の人間たちにとっては日常となってしまっている乱痴気騒ぎの中で、一瞬だけ、ほんの一瞬だけ、ばらばらであったさみしい人たちが手を取り合った感じ、きっとほとんどの人にとっては忘れ去られてしまうようなもの(それこそストロングO太郎があの末路をたどったように……)、でも、その瞬間は確かにあったんだ、ということに思いを馳せます。
全てが全て「どうにかなる」わけなんてなくて、でも、そこには足掻いたひとがいて、その足掻きを受け止めたひとがいて、そんなこと知らないけど、でもふと、そこに手を伸ばしたひとがいて。
いろんな人たちがちょっとずつ絡み合って、あの物語が出来上がっているということ、そこには確かに一抹の煌めきのようなものがあるのだよなあ……、みたいなことを、延々と思っています。
喜劇、喜劇であるな……。お筏ちゃんがそうであったように、ストロングO太郎もまた、それを「悲劇」にはしないということ。できない、なのか、しない、なのか、それは正直あざらしには判別しかねるけど、でもエキストラステージで舞台に立ち、全てをぶちまけて、その果てに笑いを得たこと、それが彼にとって必要だったということ、それを思うんですよね……。
あと二色刷りになるところが、「お筏ちゃん」の登場した瞬間からお筏ちゃんを葬るところまでであるところが最高すぎて延々と噛み締めてしまいます。
あの時点で「こちらがわ」と「あちらがわ」の境界線を踏み越えたというか、正しくは境界線を踏み越えようとする中間地点でとどまっている感じ、物語中でも言及されていた、事物の超自然的見当識喪失の只中にある感覚というか……。
ハレの舞台であり、それ自体がひとつの異界であり、お筏ちゃんという存在に支配されている場であり、それをぶち破って現実に引き戻す(あるいは引きずりおろす)までの手続き。
漫画、という形であるからこそ、それも紙に印刷された本であるからこその壮絶さというか……。迫力が直に伝わってくる感じが、本当にすごいなと思うのです。
(もちろん電子書籍でも全然可能だとは思うのですが、紙の感じ、印刷として載せられた粒子の感じというか……、「手触り」も含めての感触だなあ、と紙の本を好むあざらしは思います)
畳む
#同人誌感想
ロード・エルメロイII世の事件簿3巻読了~。
これ、こういう話だったっけ、ほんとに忘れてたな……。
犯人が誰なのかはぼんやり覚えてたんだけど、どうしてそうなったのか、これをどうしたのか、そういうのが全然頭に入ってなかったし、ラストバトルの展開もすっかり忘れていたのだわ。漫画版も読んでたのになあ!
橙子さんの鞄と本人がやべーのはなんとなく覚えてたけど微妙に『空の境界』の記憶と混ざってたりするしな~。なおらっきょの内容も全然覚えてない。琴羽の元ネタに使ってるのに? はい……。
エルメロイII世ほんと好きすぎるよ~ごろんごろんしてしまうし、ラストのね~イスカンダルを思うところほんと、ほんとさ~!
サンレインさんが「ウェイバーくん、つまりは未亡人じゃん」って言ってたの笑っちゃったんだよな そうだけど!!!!
アトラム・ガリアスタもいいよね~かなり好きなタイプのひと。ステイナイトでは故人のはずなんだよね、キャスターの元マスターだっけ、と思ってたらアニメ版UBW用のキャラなんだね~! 解説とか読んでたはずなのにミリも覚えてなかったわ……。
これ、こういう話だったっけ、ほんとに忘れてたな……。
犯人が誰なのかはぼんやり覚えてたんだけど、どうしてそうなったのか、これをどうしたのか、そういうのが全然頭に入ってなかったし、ラストバトルの展開もすっかり忘れていたのだわ。漫画版も読んでたのになあ!
橙子さんの鞄と本人がやべーのはなんとなく覚えてたけど微妙に『空の境界』の記憶と混ざってたりするしな~。なおらっきょの内容も全然覚えてない。琴羽の元ネタに使ってるのに? はい……。
エルメロイII世ほんと好きすぎるよ~ごろんごろんしてしまうし、ラストのね~イスカンダルを思うところほんと、ほんとさ~!
サンレインさんが「ウェイバーくん、つまりは未亡人じゃん」って言ってたの笑っちゃったんだよな そうだけど!!!!
アトラム・ガリアスタもいいよね~かなり好きなタイプのひと。ステイナイトでは故人のはずなんだよね、キャスターの元マスターだっけ、と思ってたらアニメ版UBW用のキャラなんだね~! 解説とか読んでたはずなのにミリも覚えてなかったわ……。
絶対普通に描いたらつまらなくなるような展開なのに抜群におもしろいのすごいよ……どうやって読ませてんだこれ……。
なんかどこまでも未知の技術なんだよなワートリの書き味。漫画が上手すぎてその上手さが何なのかが何もわからない。未知。
わ、若村ーーーー!!!!!!
(最新刊まで読み終わりました)
マジでこの全員にきちんと命があり、魂がある感じ、どうなってんだよ作者の頭はよぉ!!!
ただそう、いろんな方のいろんなお話を読んでると、結構こう、群像劇というか人物をぶわっと数出しながらしかしそれぞれに呼吸をさせるのが上手い人はいるんだよな、ワートリに限らず……。
個人的に宮沢さんの『あくまのじがぞう展』のエッグラタン編とかにもそれを感じたんだよなあ。宮沢さんの話は全体的にそういうとこあるかも。
物語としてはフォーカスされるひとは限られてるけど、でもその周囲にいるひとりひとりが息づいてるというか、ちょっとした言動から背景がうっすら見える感じというか、あの手触りってなかなか狙って出せないよな……としみじみしちゃうのだった。