No.2345
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零錆戦線のスリーピング・レイルは、異世界(現代日本)から流れ着いた絞首刑になった男の死体を再利用して、そこに死したグレムリンテイマーの残留思念を込めたもの……になるはずだったんだけど、肉体に魂が残ってたせいで残留思念が主導権を握れず、なおかつ残留思念が入り込んだことで魂の再起動が完全には行えなかったため、「グレムリンテイマーの残留思念から知識を汲み上げてる、記憶喪失の異世界出身の死体」になってた。
シマナガサレを経て、今は記憶も戻り、過去の自分が何者だったかも思い出してはいるんだけど、それはそうとスリーピング・レイルとして戦った記憶は今を生きるために大事なので今もレイルと名乗るようにしてる。
ちなみにレイルは肉体が死んでも魂は消滅しない呪いみたいなものを持っており、そのために絞首刑の後も魂が残っていた。
その呪いはあいつの左目(に当たるパーツだが物理的な概念ではないため単純に目だけ取り除いても無駄)に紐付いてる。遠い日の魔女との契約の証であり、その呪いはいつかもう一度彼女と巡り会うまで続く、みたいなつもりではいる……。
錆戦当時のスリーピング・レイルの左目が白濁してたのは魂の再起動が不完全だったから。なので実は今は琥珀色を取り戻している。
わかりやすく呪いって書きはしたけどそれはどこまでも客観的な話であり、レイル本人はむしろ祝福というか「希望」と思ってるから全然へこたれてないんだけど……。
それは、「いつかまた彼女と巡り会う可能性」であるわけなので。
その辺を、自分のひとつの人生では成せなくとも、しかし「いつか」が遠いどこかにあるかもしれない、そういう希望が実はまだあるのかもしれない、と彼自身が思えるようになるまでの話が無名夜行だったりもする。
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