頭がふわふわしててやる気が出なさ過ぎたので長らく放置してた『ファミレスを享受せよ』をぽやぽややっていたのだった。ぽや……。ちょっとだけ攻略とか見ながら最後まで見た……と思う!ので、ネタバレの話をする。続きを読むなんか、この、静かな永遠のファミレス、そこに集ったひとたちの手触り……よいな……。後で作者さんのコメントも見たのだけど、状況は真面目に考えると極めて深刻なわけだけど、深刻になりすぎない感じというか、あくまでこの手触り、柔らかさ、夜のファミレスの感じみたいなのを大事にしたみたいなことが書かれていて嬉しかったのだよなあ。総当たりパスワードもさあ、「永遠だからこそできる」っていうのと「主人公が覚悟のキマったやつである」みたいなのが見えてほんと好きだよ。ちょこちょこ主人公であるラーゼがちょっとズレてるやつなのが登場人物からの反応でわかるし、クリア後に解禁される情報でやっぱちょっと変なのが客観的にわかるのがね……wあざらしはやっぱ王さまが好きかな~……。何も伝えないままツェネズにトークンを渡すエンドも、王さまに薬を飲ませたエンドも見たんだけど、やっぱりセロニカの記憶を戻した方のエンドでぎゅっとしてしまった。王さまは愛する人をひとりにしないことを望んだんだな、ということ……。でもなんか「王さま」であるまま現代世界で生きるエンドもめっちゃよかったんだよな。うう~~~~無限にめそついてしまう。セロニカも好きだな~~~~。セロニカはかなり情というか彼なりの「やさしさ」で動いているというのがよくて……王さまの望みを聞いたこともそう、ラーゼとガラスパンの記憶を残したのもそう……。やさしいひとで、故にこそ、その役割を遂行し、そしてその果てに薬を飲んだということ……。あとセロニカを取り巻く人々の評価を含めて好きなんだろうな……というのがある。処刑人(多分これセロニカ本人の言葉を信じるなら月の民の調和を取り仕切る「調停者」の方が近いと思うんだけど)、という役割を与えられるような人格者と認められているということ、それでいてクラインと名前を与え合うような関係であったということ~~~~めそ……。なんというか、基本的には王さまのエピソードやクラインとセロニカに関するエピソード、それこそガラスパンと「ラテラ」にかかわるあれこれだって全て「既に過ぎ去った話」であるということ(クリア後に読める話で「ガラスパンにとってのラテラ」の意味と消えた理由が明確になっててえーんとなる)、そしてセロニカの記憶が戻ったエンドでは、少しだけ未来(これから)に向けた話であるということ、本当によかったな……。ラーゼとガラスパンが一緒にご飯食べる仲になってるのも本当に嬉しかったし、クリア後に読める文書でツェネズがセロニカの作ったTRPGにハマった結果「演じる」ことに目覚めたのも嬉しさがあるよ~。そして、セロニカはまだ月にい続けていて、クラインの流刑をいつか終わらせようとしているということ、ねぇ……。いいゲームだったな……。仮に永遠を過ごしたところで、お互いを深く知る必要などなく、しかし、それでも、とドリンクバーのドリンク片手に歩み寄った先にあったものが、さぁ……。彼らに幸あれ……。それこそ、そう、「元気かな」って思い返すくらいの距離感。大好きだよ~!それにしても、やってるときはそうでもなかったんだけど、かみしめてたらボロボロ泣いてしまうねぇ……。あざらしの涙腺は弱い。畳む 2024.12.15(Sun) 16:09:28 遊び edit
ちょっとだけ攻略とか見ながら最後まで見た……と思う!
ので、ネタバレの話をする。
なんか、この、静かな永遠のファミレス、そこに集ったひとたちの手触り……よいな……。
後で作者さんのコメントも見たのだけど、状況は真面目に考えると極めて深刻なわけだけど、深刻になりすぎない感じというか、あくまでこの手触り、柔らかさ、夜のファミレスの感じみたいなのを大事にしたみたいなことが書かれていて嬉しかったのだよなあ。
総当たりパスワードもさあ、「永遠だからこそできる」っていうのと「主人公が覚悟のキマったやつである」みたいなのが見えてほんと好きだよ。ちょこちょこ主人公であるラーゼがちょっとズレてるやつなのが登場人物からの反応でわかるし、クリア後に解禁される情報でやっぱちょっと変なのが客観的にわかるのがね……w
あざらしはやっぱ王さまが好きかな~……。何も伝えないままツェネズにトークンを渡すエンドも、王さまに薬を飲ませたエンドも見たんだけど、やっぱりセロニカの記憶を戻した方のエンドでぎゅっとしてしまった。王さまは愛する人をひとりにしないことを望んだんだな、ということ……。でもなんか「王さま」であるまま現代世界で生きるエンドもめっちゃよかったんだよな。うう~~~~無限にめそついてしまう。
セロニカも好きだな~~~~。セロニカはかなり情というか彼なりの「やさしさ」で動いているというのがよくて……王さまの望みを聞いたこともそう、ラーゼとガラスパンの記憶を残したのもそう……。やさしいひとで、故にこそ、その役割を遂行し、そしてその果てに薬を飲んだということ……。
あとセロニカを取り巻く人々の評価を含めて好きなんだろうな……というのがある。処刑人(多分これセロニカ本人の言葉を信じるなら月の民の調和を取り仕切る「調停者」の方が近いと思うんだけど)、という役割を与えられるような人格者と認められているということ、それでいてクラインと名前を与え合うような関係であったということ~~~~めそ……。
なんというか、基本的には王さまのエピソードやクラインとセロニカに関するエピソード、それこそガラスパンと「ラテラ」にかかわるあれこれだって全て「既に過ぎ去った話」であるということ(クリア後に読める話で「ガラスパンにとってのラテラ」の意味と消えた理由が明確になっててえーんとなる)、そしてセロニカの記憶が戻ったエンドでは、少しだけ未来(これから)に向けた話であるということ、本当によかったな……。
ラーゼとガラスパンが一緒にご飯食べる仲になってるのも本当に嬉しかったし、クリア後に読める文書でツェネズがセロニカの作ったTRPGにハマった結果「演じる」ことに目覚めたのも嬉しさがあるよ~。そして、セロニカはまだ月にい続けていて、クラインの流刑をいつか終わらせようとしているということ、ねぇ……。
いいゲームだったな……。仮に永遠を過ごしたところで、お互いを深く知る必要などなく、しかし、それでも、とドリンクバーのドリンク片手に歩み寄った先にあったものが、さぁ……。彼らに幸あれ……。
それこそ、そう、「元気かな」って思い返すくらいの距離感。大好きだよ~!
それにしても、やってるときはそうでもなかったんだけど、かみしめてたらボロボロ泣いてしまうねぇ……。あざらしの涙腺は弱い。
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