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シアワセモノマニア
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ハッピーをお届けする空想娯楽物語屋

No.1970

そういえば、今はCoCの『庭師は何を口遊む』をやってるんだけど、あれもなんかあざらしの中では結構舞台のイメージがあるって話をしていた。
基本四人による会話劇、というか……。
以下ネタバレの話をする気はないけど多少シナリオに触れるので伏せてはおこう。

庭師、三年前の「相模原涼」という同僚の不可解な死から始まり、今もなおその事件を追い続けている、それぞれが一点突出型の能力を持つ特殊捜査班「零課」のはなし、なのだが~。
あざらし(PC1チーフ・鏑木)が、零課の執務室でがんがん話を展開させたこともあり(なんかめちゃくちゃ零課にいた時間が長くて、おそらくシナリオ想定の倍くらいの長さ執務室で過ごしてる)、なんか執務室のセットだけで成立する舞台のイメージなんだよな……。
いや、本編は結構がんがん捜査のためにいろんな場所に足を運んでるんだけどね! イメージがね!!

そんなわけで、本編とはちょっと離れるんだけど、零課の四人が時に執務室に訪れるNPC格とやり取りしながら、執務室から一歩も出ずにひとつの事件について話し合うような演劇やってほしいな~!!! となるのだった。
こう、ホワイトボードに下手くそな文字を書き殴りながら朗々と喋る鏑木とか、その鏑木にめちゃくちゃ鋭いツッコミ入れてく鏡さんとか、淡々とパソコンのキーボード叩きながらも話にはきっちり聞いてていい感じに鼻で笑ってくれる根林さんとか、話が停滞してくると引き出しからどら焼き出して一旦意識を逸らしてくれる犬見さんとか、見たすぎるのよ~~~~!
零課執務室のセットも見たいんだよな……。各人のデスク、めちゃくちゃキャラが出ると思っているため。鏑木は結構デスクの上はきれいな方、中身はまあまあカオス。
あと壁に鏑木宛に「焼肉禁止」「スルメ炙り禁止」って書かれてるのめちゃくちゃ見たい(与太じゃなかったのかそれ)。

これ、一番最近に見た舞台(海をゆく者)がやっぱり半地下のかわいいお部屋だけで成立してたのに由来してる気はするわね。
あとサマータイムマシン・ブルースもそういえば部室だけで完結してたね!!!
あざらし、結構場面転換・移動の描写のある舞台見てないんだよな~ということに気づきつつある。
そういう切り取られた空間に終始しながら、その外側の広がりを感じさせるような演出が好き、みたいなのは……ある!!

追記:
ついでなのであざらしのイメージする「舞台上の鏑木」の詳細な話をすると、こう、舞台が明るくなるときには既にそこにいて、なんなら執務室の掃除とかしててほしい。上手く動いてくれないルンバに威嚇しててほしい。なんなら威嚇しつつもルンバのためにものを片付けたりしててほしい。そこにばらばらと三人が集ってきて、ルンバに威嚇してる鏑木に呆れながらもすっと仕事に移行してゆく(鏑木もその時にはきちんと仕事に移る)、みたいな構図がずっと頭にある……。

そして一つの話が終わった時点で、即座に帰る(光速の定時退勤、なんなら気づいたら舞台から消えててほしい)鏡さん、それの後を追うように席を立つ根林さん、そして残る気満々の鏑木をおそるおそる気遣いながらも帰って行く犬見さん、ってなって、最後に一人だけ残された時点で初めて立ち上がり、扉の方につかつか歩いてって、一瞬だけ客席の方に視線を向けて扉の横のスイッチを消し、舞台が暗転する……、みたいな役割の人であってほしい。

そんな夢と希望だけがある。あくまであざらしの夢と希望だよ。本編の鏑木はそんなにかっこいい役どころではないよ。
でも、あざらしは、チーフとしての鏑木ってそういう存在であってほしいと思っているため……。
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