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シアワセモノマニア
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ハッピーをお届けする空想娯楽物語屋

No.1860

無名夜行や迷鳥回視でちょこちょこ話が出てるんだけど、Xは宮沢賢治の作品が好きという設定がある、という話を前にもちらっとしたはず。
(もの知らずのXが珍しく『注文の多い料理店』の話をしたところとか、擦り切れるまで読んだ文庫の話とか、さそりの火の話とか)
とはいえあざらしもそこまで詳しいわけではないので、その辺りの設定を大っぴらにはしてないのだが……。
でもなんとなくXというひとにとっては、それらの本に書かれていた物語、そして言葉が彼の道標になっていたのだろうな、みたいなところをぼんやり思うのである。
前にも言ったとおり、無名夜行は銀河鉄道のイメージを重ねた命名であるということ。Xにとっては、異界巡りの旅はきっと銀河鉄道であちこちを巡った少年と重ね合わせる感覚である。そんな感じ。

#無名夜行

創作