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幸福偏執雑記帳
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以降更新はindexで行います

No.738

十三機兵防衛圏、いいよね~!
ネタバレあるから一応伏せとこ

あざらし、話の肝となる部分というか、全体を駆動させるエネルギーとしての恋愛部分はそこまで刺さらなかったんだけど、とにかくSF的な謎をベースにおいた物語の展開させかた、引きの作り方がほんとにわくわくして、クリアまでめちゃめちゃな速度でやってしまったのだった。
純粋に、物語るのが上手いんだよな……。
物語のテーマというか、扱ってるものが興味範囲外でもおもしろいと感じさせる力、あまりにも剛腕。
だってストーリーあまさず読まねば……取り逃さないようにせねば……、って気分にさせられるもん。もちろんアーカイブ部分も読みまくったよ。
なお、特別好きな人物がいるかというとそうでもないのだけど、ストーリーで言うならしっぽとの関係という点で薬師寺さんのストーリーというか、オチがめちゃ好きになってしまった……。
薬師寺さん、どちらかというと苦手なキャラとしてみてたし実際苦手なんだけど、最後のしっぽがとにかくずるい。
あざらしは疑似家族的なものに弱く、しかもこう、何もかもを捨て去り目的に最適化した行動をとるしっぽが、他でもない薬師寺さんに対して家族としての情を滲ませてみせた、という事実にうぐぅぅうぅとなるのであった。えん……。
そうそう、もちろん柴くんも好きということよ。柴くんと十郎の関係、あまりにも好き。こっちはあざらしの水の味がする。こういう関係、書いたことはないのにな。おかしいな。
とはいえ、なんか、ああいう……本来の形を失いながらも、ひとつの目的に向かって歩んでゆくものというのがめちゃめちゃのめちゃ好きなのだなと言うことを再認識する。
名前を失う、という手続きが好きなのもそういうことなのかもしれんな……(イッパイアッテナに定評のある自キャラたちを眺める)畳む

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