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幸福偏執雑記帳
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以降更新はindexで行います

読み物44件]

森見登美彦『シャーロック・ホームズの凱旋』半分くらいまで。
結構長いねこの話!?(思ったより進んでなくてびっくりする)
それにしても、やっぱり好きだな~……この「現実」の境界線のふわふわさこそが森見登美彦作品の味だよな~と思っているため……。

読み物

今は森見登美彦『シャーロック・ホームズの凱旋』読んでる。
ロンドンって京都だったかもしれん。
京都警視庁って書いて「スコットランド・ヤード」って読ませるの反則なんだよな。そもそも京都警視庁ってなんだよ。
まあそれ以前にあざらしの京都観、だいたい森見さんの小説によって形作られてるわけだが……。
(生まれも育ちも関東で、人生の中で歴史・時代ものとか通ってこなかったタイプだからマジで京都に対する解像度が低い!)

読み物

『福家警部補の考察』読了~。

久し振りの福家さん! ラブ!
最近小説も読めないコンディションだったので読みやすいとわかってるやつをチョイス~。
本編もめちゃくちゃ面白かったんだけど、解説がよかったな、あざらしが福家警部補シリーズのどこが好きなのかをばしっと言語化してくれた感じ。
あざらしはコロンボシリーズのことは全然知らないし、日本の倒叙ミステリの代表・古畑任三郎シリーズも実は全く見たことがない。
ただ、今回はっきりしたのが「主人公の内面が明らかにならない話が好き」だってこと。
あくまで福家さんの像って視点となる人物からの評価であり、福家さん自身が視点になることはない、その安心感……。
この愛嬌とミステリアスさを担保されてるというの、すごくいいなあ~となるのだった。
自分でも無名夜行がかなりそのバランスで書いてる話なので(あれは全体通してXが何を考えてるのかは明らかにならない話)、おそらく無意識レベルでそういうのがめちゃくちゃ好きなんだろな……!

読み物

『運命の巻戻士』面白い~!

https://www.corocoro.jp/episode/32702966...

コロコロという掲載媒体でこのネタを取り扱うのめちゃくちゃ豪腕なんだよな。
わかりやすいのに構成としてはとてもしっかりとしたSFであり、何もかも誠実というか……。
すごくシリアスな話をしてるけど、ことさら重く描かないというか、辛い出来事を描写した上であくまで「クロノの活躍の気持ちよさ」に重心を置く、そのあたりの捌き方が上手すぎる。漫画が上手い。
クロノの人物の描写がすごくいいんだよな~、手続きの順番というか。必ずまずは真っ正面から説明するターンを入れることで、クロノというひとが真っ直ぐなひとであることを描くということ。そして誰一人として諦めないという姿勢。
その手続きがあってこそ重たい物語を「でもクロノなら」って思わせてくれるワザマエよ~……。唸るばかり……。

読み物

妖怪www小津人間www
(四畳半タイムマシンブルースを聞いてる)
めちゃくちゃ筋書きは知ってるやつなんだけどやっぱり描き方が違うと楽しいな~!
バタフライエフェクトの話をしてる……やっぱりこのタイムマシンのお話って楽しいよね……。

読み物

四畳半タイムマシンブルース聞いてる!
ヴィダルサスーンだ!!!(やっぱ、これがないとね!!!)
段々タイムマシンブルースの気配が出てきてわくわくしてきた~!
いや~このくだくだしい言い回し好きすぎる……なんかこう、くだくだしいし腐れてるのは間違いないんだけど、そんなにいやらしくないというか、なんかそのダメさが愛しいんだよなあ~……。

そういえば羽貫さんってペンギン・ハイウェイのおねーさんと同じラインの人なのかな? 森見さんの話って全体的にふんわり共通したラインの人たちで描かれてる印象あるけど……。
ペンギン・ハイウェイは実はあんまり好きになれなかったんだけど(なんか絶妙にあざらしのSFを楽しむツボからも、関係性を楽しむツボからもはずれていた、というか……)今改めて見たら楽しめたりしないかなあ……?

読み物

Audibleに手を出してみている。
四畳半タイムマシンブルース聞き始めたんだけどこれ音で聞くと独特の楽しさがあるなあ~。
森見さんの節回し、声に出すと楽しいとこあるのかもしれない……。リズミカルでいいよねえ、あのくだくだしい節回し。
四畳半神話大系、内容としては全然覚えていないんだけど、何となくあの悪い夢のような(ものすごい悪夢ってわけじゃなくて、熱に浮かされてみる夢、程度の意味)感じがめちゃくちゃ好きだったな……と思っている。
あざらしが森見さんの話かなり好きなの、たぶんあざらし自身がかなりああいう大学生だったから(あんなんではないが、スタンスとして)かもしれんな。いい大学に行ったという自負と尊大さがありながら、実際には何ができるわけでもなくぼんやり過ごす大学生であることよ……。
それでいてあざらしは大学が好きになれなかったからこそ、そこにあざらしの夢見たような、俗でごたごたしいファンタジー・キャンパスライフを置いてくれてることへの嬉しさがある。

読み物

『ダンピアのおいしい冒険』全6巻読了~!
めちゃくちゃいい漫画だったな……。
知的好奇心の塊であるダンピアという男、彼に感化されるひとたち、その一方で、海をゆく彼らを取り巻く「自由」なるもの。
アウトローである彼らのあり方だって全然言葉通りの自由ではなくて、結局色んなしがらみからは逃れられないけれど、その上で人と人との繋がりを得ながら道なき道を行くということ……。
出会いがあるのと同時にあまりにもたくさんの別れがあるわけだけど、そしてそれはほとんどがなんにもドラマチックではなくて、「そういうもの」として過ぎ去っていくものだけど、それもまた彼らのあり方ということなのだよな。
アウトローであるが故の寄る辺のなさ、それが「帰国」に際するダンピアの胸に浮かんだ思いを裏付けてるんだろうなあ……。
好奇心は人を前に押し進める力になるけど、それだけでは生きてはいかれぬわけで、ダンピアもまた「偶然生き残り」そして「自分でも生き抜くことを選んだ」ということでもある……。
(故にこそ二つに一つをとり、握っていた手を離したことだってあるわけで……)
その結果として、今も彼の言葉はそこにあるということを思うのだよな~。折り合わせ、仕合わせ。

読み物

『ダンピアのおいしい冒険』おもしろい~!
フィクション部分が多いとはいえ、世界を巡って記したダンピアという人物がいたのは事実ってとこに心から良さを感じる……。
あざらしは冒険者兼学者の属性の人に昔から愛があるのだけど、その欲が満たされるよ~!
まだ途中だけど続き楽しみだな……。

これを読んでいると、冒険者って呼ばれる人種は結局はアウトローというものなのだよな、ということを考えるよね……。
その冒険の功績でお目こぼしを受けたりはするが、本来あるべき規範の外側にいるもの。
未知に出会う喜びもあるが、寄る辺のなさもある……。そういう手触りがめちゃくちゃ好きさ……。

読み物

『葬送のフリーレン』、なんかあざらしの好きそうなテーマではあるんだけど(終わったあとから始まってる話なのはわかる)、未だに読んだことないなあ~と思っている。
そもそも最近ミリも本読めてないからそろそろ読むターンにした方がいい気もする!
ここにめちゃくちゃ積まれた(電子のため一目ではわからない)本の山があってな?

前々からきちんと読んでみたかった『ダンピアのおいしい冒険』楽しみだな~! 全巻買ってある!
あと『ダンジョン飯』も全巻揃えてあるんだけどまだ読めてないのだ……。
前者は史実ベース、後者はファンタジーだけど冒険と食にまつわる話なので、なんとなく今FF14再開したタイミングで読みたい本だなあと感じる。

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