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幸福偏執雑記帳
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以降更新はindexで行います

2022年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

に、日記を書くだけのパワーがなくなっていた……。
一応書くネタが無いわけじゃないんだけど、頭の中がまだまとまってないな~。

ひとまず、ぷちヘキさんの第4回に参加させていただくことになったので楽しみだな!
覆面小説企画 ぷちヘキ
https://site-5868246-7732-7309.mystrikin...

ツイッターで四人分のおはなしを貼って推理してもらう企画! です!
今回のお題は「顔を洗うシーン」。
もう原稿は提出したのであとは公開日を待つのみです! わくわく!!
(気が早いが……早めにやっておきたかったため……)

今週は~錆戦の日誌とスパルタ原稿! やるぞい!!

創作

Twitter300字SS「手」
第八十七回「手」2022年06月04日

「ウェール、手足がないと不便じゃない?」
 魔法の国からやってきたウェールは、喋るぬいぐるみにしか見えない。
 大きな目に、頭から伸びる翼飾り。長い胴を覆うのはふかふかの毛。毛の生えた蛇、といえばいいだろうか。
 すずめの問いに、ウェールはこくんと首を傾げる。
「大抵のことは魔法でできるからね」
「でも、今は魔法使えないでしょ?」
 ウェールの魔法は、今はすずめに宿っている。だから、普段はモップのように床の埃を巻き込んでは、洗濯機に突っ込まれる日々だ。
 けれど、ウェールはすずめを見上げて言うのだ。
「困ったら、その手ですずめが助けてくれるだろう?」
 その疑いのない調子に、すずめは「もう」と笑ってしまうのだった。

――『その手で君が』



 ――『異界』に赴くのは、肉体から切り離された意識だ。
 異界潜航サンプルのXには詳細もリスクも説明したが、彼が正しく理解しているかは知らない。寝台のXに緊張の色はなく、目を閉じた顔は穏やかですらある。
 ディスプレイがXの視界の『異界』を映し出す。闇の中に立ち並ぶ木々が青白い輪郭を描く、幻想的な森だ。
 Xは手を持ち上げる。手首を戒める手錠は『異界』にはなく、意識が形作る無骨な掌に、雪のように降る光が落ちる。それに温度や手触りはあるのか。我々が観測できるのは視覚と聴覚だけで、光を握るXの感覚を知ることはない。
 やがて指の間から漏れる光が消え、Xの視線が手から木々へと移されて。
「……観測を、開始します」

――『異界潜航実験』

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#[Twitter300字SS]

300字SS

PRIMALSのライブ聞いてる!!
THE PRIMALS Live in Japan - Beyond the Shadow | SQUARE ENIX
https://www.jp.square-enix.com/music/sem...

FF14脱落気味だけど、やっぱり曲は好きだなぁ~となる!
特にPRIMALSの演奏、とっても好きだから、おうちからでも聞けてうれしい。
ほんとは現地行きたかったけど……行きたかったけど……!
今度ライブあったら行きたいな~という気持ちだけど、それまでにきちんとヒカセンに戻れる? 大丈夫? という気持ちはある……。

音楽・音声

ヤクルト1000を毎日飲むようになったくらいから、体がちょっぴり元気になっている感じでよい。今はおなか痛くて転げ回ってるけど。
睡眠の質がよくなってるかは定かではない(結構夜中目が覚めるため)のだけど、寝覚めはよくなってるし、起きてからの頭の起動がやや早くなってる気はするんだよな~!
プラシーボかもしれないけど、プラシーボでもよいのさ……実感としてなんらかのよい効果が出てるなら……。

いま

うう……パソコン……。つらい……。
パソコン入れ替えしてる場合ではないターンで使い物にならなくなるの、ほんとしんどいな~!
あと、財力的な面でもかなりきついである……。
やっとおつとめ軌道に乗ってきて、おさいふも少し安定したかな、と思ったとこだったため。
でもまあ、再起動正しくかからなくなってた時点でこの先長くはないと思ってたので、取り替えられるタイミングでやるべきなのは、そう。
全く動かなくなる前に、きっちり移行するぞい!

いま

何かパソコンが虫の息なので……仕方なく……新しいデスクトップを買うことにした……。
まだソフトは動いてるんだけど、エクスプローラーがクリックするたびに10秒くらいフリーズして、まるで作業にならないため!
ストレスフルなのはやっぱりよくないということが、わかる……。
まあ、それなりには生きてくれたといえよう~(2014年に購入した形跡があるので8年か……)
どうか次のパソコンも長生きしてほしいなあ。
これからソフト入れたり……データ移行したり……Adobeに魂売ったり(これが一番痛いがやっとかないと困るんだよな~)とか……色々あるけど……。

追記
何かAdobeに魂売るの、ちょうど年間3万円くらい安くなってたからさくっとコンプリートパックに魂を売った。
1年契約だから、契約更新時に不要なのは解約するの忘れないようにしないとな~!
必須なのはInDesignなんだけど、Photoshopもあるといいながあるため……。

いま

委託販売ならアリスブックスさん使ってみるのもよいのか~。
いろんなひとが使っている、という点では絶対にいい気はするんだけど……。
ただ、在庫をしばらく置かせてもらうことになると考えると、ゆったり待ってていただける架空ストアさんのありがたさが身に染みるな……。
(あざらしはすごくめんどくさがりのため……こまめに納品するのがしんどい……)
まあ、気が向いたらちょっと新たな地を開拓してみるのはよいのかもしれないな~!

ひとまずBOOTHを一旦縮小してきた。完全に退会するかどうかはもうちょい様子見かな~。
色々な意見があると思うけど、とりあえず自分としては、「いくら砂粒みたいな影響でしかなくても、この会社に金銭を支払うという状態を続けるのはやだな……」という気持ちが大きいので、ひとまず金銭が絡むところを切ってきた感じ。
まだ、この感覚を上手く言語化できないのだけど、嫌な気分になったのは間違いないため……。

いま

とりあえず今までのTwitter300字SSと舞台感想をちょこちょこ追加したぜよ!
これでTwitter300字SSは以降こっちにどんどん追加できるようになったのでよかったなぁ~!
出来ればこまめに参加できると嬉しいな~と思うため! がんばりたい!

作業

『フリムンシスターズ』(2020)
作・演出:松尾スズキ
音楽:渡邊崇

※2021年4月25日の記録

フリムンシスターズ | Bunkamura
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineu...


インプットをしよう~!!! という勢いで今日はミュージカル『フリムンシスターズ』(2020)を見ることになりました。いえいいえい!!

ストーリーは……これは……どう説明したらいいんでしょうか……。えっと、何かコンビニの幽霊って呼ばれてる女ちひろと、色々あって精神不安定になってしまっている女優みつ子と、その友人であるゲイのヒデヨシの三人を中心として、西新宿を舞台にして巻き起こる事件……みたいな感じですかね??? かね??? いいのかこれで???(見れば私の戸惑いの意味がわかると思います)

いやーーーー面白かった……!!! ちょいちょい挟まってくるネタにめちゃくちゃ笑ったんですけど背景は結構重くて、それぞれにそれぞれの物語があることをきちんと見せてるんですよね……。それらが複雑に絡み合いながら歌や踊りを交えながらがんがんものすごいパワーで話が進んでいくわけですよ。面白くないわけない……。

とにかくストーリーの組み立て方がめーちゃくちゃ上手い!! ちひろとみつ子とヒデヨシの三者を中心にしながら、それを取り巻く人たちの人間模様を描写して、最終的にはばらばらだったように見えた物語のピースが一点に収束していくというあの畳みかけるような展開にほれぼれしてしまうでありますね……。その上でそれぞれの問題を解決したり、ちょっとだけ解決しなかったり(ここも一つのうまさだなあと思う……)、何かを吹っ切ったりしながらエンディングまで駆け抜けていくこのスピード感よ……。

主役格の三人にはやっぱり常に目が行っていたのだけど、個人的にはコンビニ店長とその双子の弟がかなり印象に残っているなと思いましたね……。店長のどこか抜けた情けない感じの一方で弟の方がめちゃ怖いのすごいんだよな……。そして「後ろからズドン」、っていう言葉がリフレインし続ける構造とても上手いなぁと思ってしまう。店長にまつわる最後の最後のオチも含めてたまらないな~!

ついでにバスタオルおじさんの存在感はずるいと思う。ずるいよ……。畳む

舞台

『オンリーシルバーフィッシュ』 (2018)
作・演出:西田大輔

※2021年4月21日の記録

映画&舞台 『ONLY SILVER FISH | オンリーシルバーフィッシュ』
https://www.mmj-pro.co.jp/onlysilverfish...


古い洋館。屋敷に置かれた大きな水槽の中にはオンリーシルバーフィッシュと呼ばれる一匹の寂しい魚がいて、その魚の本当の名前を知る事ができれば、過去を振り返る事ができるという伝説がある。そんな洋館で和やかに始まるはずの結婚パーティだったが……、というお話なんですけど。

ストーリーラインがシリアスそうなのでちょっとどきどきしながら見たのですが、前半が思った以上にめちゃめちゃドタバタしてて爆笑してしまった……。なんだこれ なに??? っていうか一人で見なくてよかったなこれ……と真面目に思ってしまったんですがその上で後半があると考えてみると色々と思うところあるなぁ~。正直全部分かった状態でもう一度前半のドタバタ部を観たいかもしれない……。あの茶番が何のためにあったのかと思うと本当に……本当にさ……。

あと光の使い方がめちゃくちゃよかったですね。舞台の上にオンリーシルバーフィッシュが入っているとされる巨大な水槽があるんですけど、その水槽に反射する光が常に舞台の上で常に存在感を放っていて……。その他にも雨が降ってる窓とか、停電時の蝋燭のわずかな明かりとか、とにかく光を使った演出が……好き!

全部見終わった後の後味は結構ビターで私はそこが……好き……!! いや、本当に「振り返る」っていう言葉がそういう……そういうことか……ってなっちゃっておおん……おおん……これは好きだなぁ……。これは何と言うか、許されることではないと思うんだけど、そうせずにはいられなかった、ってことを考えちゃうとほんとね……。もう……。

あと知らない人の存在感ずるいんだよな! どこまでも不憫なんだけど知らない人なんだよな……。畳む

舞台