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幸福偏執雑記帳
幸福偏執雑記帳

幸福偏執雑記帳

以降更新はindexで行います

創作260件]4ページ目)

話を組み立てるということ、そのやり方も人によって全然違うのだよな~、と、お話を書くひとと話をしているとしみじみする。
書くことについてお話しさせていただいても、傍目から見てるだけでも、どうしてそのアプローチになるのかさっぱりわからない。
でも、あざらしがそう思ってるということは、あざらしもそう見えてるんだろうなあ……。

昨日サンレインさんと少し話してて思ったのが、どうもあざらしはいきなり大きなストーリーの結末から書き始めたりする、ということ。
そしてその結末を一つの物語として先に表に出してしまうということ。
(甘味組曲とか、無名夜行とか、あと迷鳥回視もかなりその色の話である)
多分順番に書く、ということができないんだよなあ~!
「一つの物語のまとまり」を書くときは頭から書かないと書ききれないけど、大きなストーリーの一部分のエピソードを物語として切り取る場合、時系列とか因果とかをガン無視して書きたいものを書いてしまう。
そしてばっちり結末を示しといてのうのうと過去の話を始めたりする……。
この癖、いつついたんだろうなあ……? 不思議である。

でもなんかあざらしは「終わってしまったあとのおはなし」が好きなんだと思う。
何か大きな出来事があったという形跡だけがあって、それを振り返ったり、振り返らなかったり、でも何らかの影響を受けてるとわかる人たちの話が好き。
もう関われないところから、その関われないという事実をどう受け止めるか、みたいなことばかり書いてる気がする……。
錯綜レトロスペクトとか、レイニータワーの過去視もこの属性だね。好きすぎるだろ。

創作

無名夜行を書いてるときに結構大事にしてるのが、「人間関係は円滑」だったりするのはどっかに書いた気がするけど。
物語があくまで『異界』に焦点を当てたものなので、『こちら側』の出来事が不思議や興味を誘うことはあっても、ノイズにならないように。
あざらしは人の仲が悪いとそれだけでしんどくなっちゃうタイプで、それで進められなくなったゲームがたくさんあるため……。
なので基本的に無名夜行のひとたちは、そりが合わないことはあっても(ドクターとXとか)、互いへの敬意を基本的には前面に出してるつもり。
好きになれなくても敬意を抱くことはできるし、円滑に場を回すために振る舞うことはできる、そんな感じ。
(まあ、ストーリー上既に過ぎ去った範囲では仲が悪くてこんなことがあった、って話はするけど……)

#無名夜行

創作

定義の魔女ヌイは、「自分が名付けたとおりに世界が存在する」っていう。
このあたりは世界がゼロとイチに見えてる花色にも近いところがある。
あざらしの魔女、すぐプログラム的なことを言い出す……。
ただ、そういえば、あざらしの魔女は「人がなる」ものなので現象・概念としての魔女(超越存在)はやや少ない。
結局のところあざらしは「世界を認識するのは人、不思議と認識するのも解き明かすのも人」というとこに拠って立ってるんだろうなあ、みたいなことをつらつらと思うのだった。
概念的なものって結局意味付けしない限り「描く」こともできないため。
おっ少し創作モードに戻ってきたのでは!?

創作

魔法、不思議なるものについて考えるとき、自分はおそらく不思議を不思議のままで置いておくことができないのだろうなあ、ということをぽやっと考えるなどした。

元々あざらしは伝承文化を学んできた身なので、その「語られるもの」というのが比較的型の決まったものである(ように見える)、というとこに軸足がある。
物語の定型、というか。
その上で、人が物語り伝えていくものというのは、不思議なものを明らかにしていく、もしくは「何かしらの意味付けをする」歴史だったのだよなあ、ということを思うのだよね。
神秘をイメージするとき、あざらしはどうしてもそこに「人の手による意味付け」を見出さずにはいられないのだ。
神とされるものも魔とされるものも、人がそう定義して、説明づけてきたものというか。宗教は科学と相反するのではなく「何かを説明する」「人と共有する」というツールのひとつなのだよなあ、みたいな……そういう……。
だから人は不思議に対して説明を試みるし、不思議を不思議のままにしておくことはできない、というとこに立った上で、あざらしの「魔女」たちは彼らなりになんらかを定義するもの(科学とは別の手段で)、という感じの人たちなのだよな~。

なんかこう……このあたりは致命的にセンスオブワンダーの欠落を感じるとこでもある……どうしても理屈っぽいというか……。
だから結構人(特にあざらしがよく接するたぐいの人)と「不思議」の概念を共有できない(完全な共有は無理、という前提の上でもベン図が全く重ならない)みたいなことを思わなくもない。
別にそれが悪いということではなく、ただ時々上手いレスポンスができなくて申し訳ないな、というくらいの……!

創作

Blueskyでつらつらしてた、ヌイさん(エンジニア・不知火諒)についての話。

ヌイさんは、元々は『異界』とは無関係の一般システムエンジニア(フリーランス)だったんだけど、ある日一目惚れした相手がこともあろうに『異界』からの来訪者で、そいつに(自主規制)されて頭がおかしくなってしまったひと。来訪者と頭の中がつながってるのでほぼ全知だけど、全知を認識したらもはや発狂では済まされないので普段は見て見ぬ振りをしつつ、時々浅瀬を覗きこむことで『異界』に潜航する装置を作った。本来の目的は自分で装置を使って自分を弄り壊した来訪者に一言文句言いに行くことだけど、今のとこは「私」に恩があるのでプロジェクトを優先させてる。

異界潜航装置はこういう経緯で作られた装置のため、基本的にこの世の技術によるものではなく「理解してはいけない」代物なんだけど、いつかは人にわかる形に落としこまないとな~とかなんとか思いながら依然として仕様書に手を着けようとしてないエンジニア・ヌイさんがいる。そのため上役からは「属人化だ」とめちゃくちゃ怒られてる。そりゃそう。今のところ、ヌイさんがいなかったら回らないのだ。

ヌイさんの髪が長いのは別に無精とかではなく、あの人なりの願掛けである。髪には魔力が宿るともいうので。
なお、後に本物の魔女(無名夜行では「その世界に囚われず自力で異界を渡れるもの」程度の意味。男女問わず魔女と呼ぶ)として、来訪者を追いかけてあちこちの世界に足を運ぶことになるがそれはまた別の話。
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#無名夜行

創作

無名夜行に関する話をBlueskyにぼちぼち打ち込んでるので回収~。

Xは何をされても大概おとなしくしてるけど、見えてない左目に手を出されると急に獰猛になる性質があり、無理やり検査をしようとしたドクターの手に噛みつくなどしたため以降ドクターとは仲が悪い。

Xはあんまり喋るのが得意じゃないのでとっさに喋ろうとすると言葉が詰まってしまうけど、考えておいたことを喋るならそれなりに流暢に喋れる。喋り方それ自体ははきはきしてて聞き取りやすい。元々は普段も普通に喋れたんだけど、八年間くらい人とまともに口を利いてなかったので仕方ない。

当初は「私」とXで会話を成立させるのも難しかった(Xが全く口を開かないし、許可しても「はい」しか言わないため)けど、「私」が根気強くいろいろ話をしているうちにXも少しずつ自分なりの感想を(「私」に求められたときだけ)言葉にするようになって今に至っている。よくよく話を聞くとXは別に喋るのが嫌いなわけではなく、自分の発言を聞いてもらえるとは思ってなかったということが判明している。

X、あれで比較的人と喋ることは(聞くのも喋るのも)実は好きな方。どんな話でも真面目に聞くので、新人ののろけ話をひたすらに聞かされても特にいやな顔はしない。ただ、新人ののろけ話のごく断片的な情報から新人とその彼女の住所を大まかに割り出してビビられたりはしてる。

Xはあざらしの中では安楽椅子探偵の属性の人なんだけどその能力が発揮されることは無名夜行ではあんまりない(し、発揮しても求められない限りは基本的には黙っている)。

無名夜行の話題かはわかんないが、Xって捕まったときに自分の罪をすべて自供してるんだけど(この自供で初めて発覚した事件もある)、その一方で実際にはXが関わってない殺人事件の容疑者にされたことがあり、X(当時はそう呼ばれてはいないが)が拘置所から弁護士を通してめちゃくちゃやって己の潔白を証明した話とかほしいな……と思っている。全く筋書きが思いつかないので書けないけど。

X、出力が苦手なだけであざらしキャラの中でも頭はめちゃくちゃ働く方という設定なんだけど、すぐ「手っ取り早い解決方法は暴力です」って言う。言わないまま行動に移す方が多いけど。


そういやいつも書こうと思って書き忘れてるんだけど、無名夜行は東京の郊外にある研究所を舞台にしてる話だったりする。固有名詞がほとんど出てこないしXがXなせいでたまに海外の話だと思われてるんですが現代日本の話です。正確には時代は今からちょっと過去(2015年くらい)。
しばらく外界に触れてないX、「2015年になったのにまだ車は空を飛ばないのか……」って思ってる(Xはバック・トゥ・ザ・フューチャーが好き)
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#無名夜行

創作

モッキンバード(と彼と並列の関係にある人たち)、なんかこう、現世が楽しいと信じて疑ってないとこ、あざらしのキャラらしいなってとこある。
たぶんモッキンバードというひと、別にGreenwoodに限らずどこにおいといても生きてゆけるし、ぶっちゃけ同じように「今が一番楽しい」というんだと思う。
ただ、少なくとも今この瞬間はこの場所と人でないといけないと思っており、この時と場所と人を守るために尽力するというパーソナリティなのだよなあ~。
無名夜行のヌイさんもかなりそう(目的はあるがその目的とはまた別に、今この瞬間を快く思っている)だし、この「守りたい範囲」をガンガン広げていっちゃうのがFF14におけるヌイ・ア・モキバなんじゃないかなとかなんとか。

創作

はじめての文学フリマ京都行、おしまい!
今回は金曜日の夜(仕事終わり)に、同行いただくたつみさんと新幹線に飛び乗って、土曜日はお散歩がてら銀閣寺に、そして今日文学フリマというスケジュール。
あざらしの体力が足らないのもあって観光はのんびり、あとはホテルでゆったり。
でもおかげで文学フリマはかなり万全の体調でいられたと思う!!
文学フリマ京都は東京と比べるとかなりのんびり、そして、結構無料配布が捌けるのが印象的だったな~。
この前のもじのイチは無料配布だけ持ってくという人が少なかったため「なるほどな~!」となった。もじのイチは買ったらガチャ回せる、とかあるからかもだが。
あとはじめての方らしきひとが全部お求めくださったりしてほんとにハッピー!
あと、フユキさんとハレトキさんにもお会いできてよかった~! すてきなおみやげ、いただいちゃった……!!
ほんとに楽しい京都行だったな! また余裕があれば行きたい!!

なおあざらしは、前日に己へのお土産としてお高いお香に手を出してしまい、今日の売り上げをたつみさんと「お香代……」「1お香(単位)に到達しただろうか……」などと話していた。

#イベント

創作

昨日は第一回もじのイチ! だったのだ! #イベント

あざらしは設営から参加し……、ようとして電車を乗り過ごしたりデッキに上るか否か迷ったりしながら(結局デッキに上った。高いところが好きなあざらしなので。景色良くてハッピーになった)設営開始時間ギリギリに行ったら大体終わってて「???」となるなど。
完全に設営のプロの集まりだった。見覚えのある方々が多かったのは確かにそう。長らくイベントに出られている猛者たちだ、顔つきが違う。

そんなわけで早めに会場の設営が終わったので、サークルスペースもさくっと設営。
シアワセモノマニアは『無名夜行』のポスターが目印! 茂野さんに描いていただいたかっこいいXときれいな「私」を見てくれ。見た? よし。

100サークル程度という規模感ということもあり、カタログは各自で取りに行く方式ながら、参加確認はスタッフさん側がスペースを回ってくれるという形。
あと開催中も主催のトオノさんが直々に帰りの宅配の送り状を配ってたのが印象的だった。トオノさん、働きすぎでは???
(なお「送り状いる人~」「はいはいはいはい」「順番だから待て」「ハイ」とか漫才をやるなどした)
開催中はお手伝いスタッフさんが定期的に巡回されていて安心感があったな~。常にスタッフの目が届いてる、っていう感覚があるだけでこれだけほっとするのだな……、というのを実感した。最近文芸系はでっかいイベントが多かったので、なおさら。
全体としても特に何事もなく平和な感じで終わったということで、あざらしはとても嬉しいよ~。
本当に終始和やかな空気で、時折ガチャで当たった人への拍手や歓声が聞こえてくるのもよかったなぁ。
あのガチャ、サークル側としても買いまわる側としても、すごくよかったと思う。意欲が高まる。
あざらしはせっかくなので購入いただいた方のガチャ向けにサークルのマークのスタンプをぺたぺたしていた。
最近こういうスタンプラリー系の企画がなかったのでスタンプ作ったのに持て余してたので使えてよかったな~。

そして、のんびりとした空気ながら結構本を手に取ってもらった印象で(頒布した数を数えない主義のため、実際のところ何冊売れたのかはわかんないけど体感として)、自作に興味を持っていただけたの本当にありがたい!
人の流れがゆったりとしていたので、スペースの前で立ち止まってくださる方も多く、嬉しかったな~。
お付き合いのあるサークルさん、今までシリーズを買ってくださってる方の他、結構初めましての方も多かった印象。
そして自分は今のメイン頒布物である『無名夜行』の説明がへたくそであることに気づき笑ってしまったよね。
表紙とタイトルだけだと何も伝わらない話なのはわかってたでしょあざらし!!
でもお気に入りなのでやめないけど……。あざらしは自分が欲しい本を作っている。
それでも手に取ってくださった方に感謝を。楽しんでいただけたなら嬉しいな~!
(早速ハッピーな感想をいただけたりもしており、嬉しみに包まれている!)

あと、おみくじもちょこちょこ引いていただけてよかった!
あざらし、最近シーリングスタンプに凝っててサークルのマークのシーリングスタンプを作っており、それを合法的に(?)使う機会が欲しくてあのおみくじを作ったとこあるので、「本物の封蝋だ!?」って反応めちゃくちゃ嬉しかったな~。そう、シールとかではなく、頑張って蝋を垂らして色塗りした本物の封蝋だよ!
おみくじは週末の文フリに京都にも持っていくのでよろしくね。中身はおみくじというか『無名夜行』のお試し読み(と、お隣のたつみさんの『アルファズル戦記』のお試し読み)。運勢そのものは書いてないけど、全部別の『異界』のエピソードが入ってるので、今年一年の始まりがどんな『異界』だったか教えてもらえると嬉しいなと思うあざらしだった。

そんなわけで総じて楽しいイベントだったので、また次も参加できるといいな~と思う!

追記として、終わった後はたつみさんと服部さんとご飯しに行ったのだった。
お肉おいしい! お話楽しい! やっぱりものづくりされる方とのお話、心が潤う。
あざらし的には未知の世界のお話が多く、本当に楽しかったな……。またお話聞かせてもらえると嬉しい……。
(つらつらと『無名夜行』の雑なネタバレをしつつ)

創作