あざらしんりがく[3件]
スキーマ
P88
ひとは、いろいろな事物・事象について、それが「だいたいどのようなものか」という知識を持っている。このような個々のまとまった知識をスキーマという。
日常生活におけるなんらかの経験は、すでに持っているスキーマに当てはめて認識され、スキーマに基づいて整理されることにより、日々の経験の中の膨大な情報が効率よく処理される。
このように、記憶する事柄をスキーマに基づいてまとめることを、体制化(組織化)と呼ぶ。
P198
図式またはスキーマとは、ある集団、ある民族に共通な、過去に蓄積された知識の集合であり、新奇な情報を取り入れるとき、それを従来の見方・考え方に引き寄せてしまう働き、ということができる。
【あざらしコメント】
まさしく「私」が『無名夜行』でやってることってスキーマに基づいた思考なんだな……!
>観測を観測すればあまたなる視線がなぞるあわいスキーマ
ってよるこさんに詠んでもらったけど、なるほど改めて納得が深いよ~!
淡い、間(あわい)……。己の知識に基づいてしか『異界』、あるいはそこにいる「観測者」Xというひと、あるいは更にそれを観測する「私」を判断することはできない、ということ……。
#あざらしんりがく
P88
ひとは、いろいろな事物・事象について、それが「だいたいどのようなものか」という知識を持っている。このような個々のまとまった知識をスキーマという。
日常生活におけるなんらかの経験は、すでに持っているスキーマに当てはめて認識され、スキーマに基づいて整理されることにより、日々の経験の中の膨大な情報が効率よく処理される。
このように、記憶する事柄をスキーマに基づいてまとめることを、体制化(組織化)と呼ぶ。
P198
図式またはスキーマとは、ある集団、ある民族に共通な、過去に蓄積された知識の集合であり、新奇な情報を取り入れるとき、それを従来の見方・考え方に引き寄せてしまう働き、ということができる。
【あざらしコメント】
まさしく「私」が『無名夜行』でやってることってスキーマに基づいた思考なんだな……!
>観測を観測すればあまたなる視線がなぞるあわいスキーマ
ってよるこさんに詠んでもらったけど、なるほど改めて納得が深いよ~!
淡い、間(あわい)……。己の知識に基づいてしか『異界』、あるいはそこにいる「観測者」Xというひと、あるいは更にそれを観測する「私」を判断することはできない、ということ……。
#あざらしんりがく
内観法
実験心理学の祖、ヴィルヘルム・ヴントが考案したもの。
被験者に刺激を提示し、その被験者に意識的な体験についての報告(内観報告)を求める心理学研究の方法。
従来の哲学的心理学では心理学者自身が己の意識的な体験を記述していたが、その報告の真偽を確かめることはできず、また他の心理学者の報告が一致するかの保証はなかった。
しかし、この方法であれば客観性を持った状態で、複数の被験者から実証的なデータが得られると考えた。
ただし、この「内観報告」について十分信用できるようになるには、被験者側に訓練が必要不可欠であり、内観に熟達した選ばれた人々からしかデータが得られない問題があった。
もちろんこの方法では言葉を話すことのできない乳児や、訓練の難しい子供、もちろん動物などからデータを取ることも不可能である。
【あざらしコメント】
心理学的な「意識」って何を指すのかはもうちょいきちんと調べねばならぬ。
#あざらしんりがく
実験心理学の祖、ヴィルヘルム・ヴントが考案したもの。
被験者に刺激を提示し、その被験者に意識的な体験についての報告(内観報告)を求める心理学研究の方法。
従来の哲学的心理学では心理学者自身が己の意識的な体験を記述していたが、その報告の真偽を確かめることはできず、また他の心理学者の報告が一致するかの保証はなかった。
しかし、この方法であれば客観性を持った状態で、複数の被験者から実証的なデータが得られると考えた。
ただし、この「内観報告」について十分信用できるようになるには、被験者側に訓練が必要不可欠であり、内観に熟達した選ばれた人々からしかデータが得られない問題があった。
もちろんこの方法では言葉を話すことのできない乳児や、訓練の難しい子供、もちろん動物などからデータを取ることも不可能である。
【あざらしコメント】
心理学的な「意識」って何を指すのかはもうちょいきちんと調べねばならぬ。
#あざらしんりがく
だいたい10ページくらい毎日欠かさず読めれば通読できそうなのでゆるゆる読むぞ~。
さすがに教科書持ち歩くのは鞄を圧迫するため、お風呂読書のアイテムなのだ……。
今読んでるところは感覚の話。
視覚の話になると必ず出てくる桿体と錐体、なつかし! 色彩検定取るときにめちゃくちゃやったな~。
あとできちんとまとめてゆきたい。
ざっと読みなので合ってるかわかんないけど昨日読んでおもしろかった話は以下。
重さを感じるときにたとえば300gから305gに持ち替えても重さが同じに感じられて、300gから306gに持ち替えたときにはじめて「違う重さ」と感じられた場合、基準の重さを倍の600gに変更すると、このとき「違う重さ」と感じられるようになるのは606gではなく612gなんだというはなし、すごく「へぇ!?」となったな……。
基準値を変更すると「違い」を感じるための値もそれに比例する形で変わってゆくということ、人の感じ方も定量的に表せるのだなという新鮮な驚き……。
この辺りの話が心理物理学なのかな? おもしろいな~!
畳む
#あざらしんりがく